Belkin USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(第2世代)レビュー|100W出力+10G対応のハイエンドモデル!


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
MacBookシリーズの接続ポートは、USB-C(Thunderbolt 3)のみ。外部モニターに映し出したり、SDカードを読み書きするには「ハブ」が必須です。
ハブはいろんなメーカーから数多く発売されてますが、聞き慣れないメーカーが販売していることも多くどれを選べばいいか迷いやすいですよね。
そこで今回紹介するのは、Apple Store公式でも取り扱いがある“Belkin”の新型「USB-C 7-in-1ハブ」。


今作は、前モデルよりも性能が大きく向上した第2世代。100W出力に加えて、10G+USB 3.2+100W PD充電対応など・・ハイエンドモデルとして登場しました。
メーカーよりサンプルを提供いただいたので、本記事では、Belkinの「USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(INC009)」をレビューしていきます。










スペックは?使い勝手はどうか?手持ちのMacBook Airを使って紹介します!
- Belkin:USB-C 7-in-1マルチメディアハブ(第2世代)をレビュー
- メリット、デメリットを紹介
- 前モデル(第1世代)の違いを紹介
- 他社おすすめUSB-Cハブを比較紹介
Belkin USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(第2世代)レビュー|100W出力+10G対応のハイエンドモデル!


Belkin:USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(第2世代)の「特徴」
今回紹介する商品は、Apple Store公式でも取り扱いがある”Belkin”の『USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(INC009)』。

おおまかな特徴は、次の通りです。
- USB-Cポートで接続する7-in-1ハブ
- ポート:2.5GbE/USB-C 3.2/USB-A 3.2×2/HDMI(4K60Hz)/SD/microSD
- 2.5Gbps次世代高速イーサネットに対応
- 最大10Gbpsでデータ転送できるUSB-C/Aポートを搭載(USB 3.2対応)
- USB-C PDは、最大100Wパススルー充電&データ転送に対応
- 持ち運びしやすいコンパクトサイズ(ケーブル長:24cm)
- カラバリは、1色(スペースグレイ)
- 価格は、12,870円※定価
Belkinの新型「USB-C 7-in-1ハブ(第2世代)」は、USB-Cで接続する7つのポートを搭載したマルチメディアハブ。USB-C(Thunderbolt 3)搭載のMacBookシリーズにはピッタリなハブです。


ハブには、次の7つのポートが搭載されています。
- 2.5Gbpsイーサネット×1
- USB-C 3.2 10Gbps(100WPD充電&データ転送)×1
- USB-A 3.2 10Gbps×2
- HDMI(4K/60Hz)×1
- SDカード×1
- microSD×1
今作は前モデル(F4U092)の後継機種に位置し、回線スピードやデータ転送・充電などあらゆる性能が大きく向上したモデルです。※詳細の比較は、後述しています


具体的には、2.5Gbpsの次世代高速イーサネットや10Gbps USB 3.2、100PD充電、HDMI(4K/60Hz)に対応。ケーブル長も”24cm”と長くなったので、オフィス利用は勿論、持ち運びしても不自由を感じないハイエンド仕様となってます。
同梱品は、次の通りです


基本的にはハブは、接続ポート数や性能が高いほど価格も上がります。今作は、ハイスペック仕様ということで
“12,870円”と相応の価格となってます。
Macと相性が良いアルミ合金を採用したデザイン
BelkinのUSB-Cハブの外観は、アルミニウム合金が採用されたMacと相性抜群なデザイン。MacBook Air(ミッドナイト)と並べて見ても違和感がありません。


裏返すと、電気安全基準を満たすCEマークが印字されてます。表面同様にこちらもアルミボディ仕上げ。


側面と先端には、USB-C、SD/microSDカード、USB-A×2、HDMI、GbEポートが搭載されています。




こちらはケーブル側。個人的に編み込み式でないのが残念でしたが、断線や露出することがないほどしっかりとした作り。


アルミボディ仕上げなので、皮脂や汚れが目立たないのもいい感じ。少し光沢のあるアルミ筐体も高級感が漂ってます。










Macとのカラーリングも相性が良く質感も高いです!
サイズや重さについて
Belkinマルチメディアハブのサイズは、縦5.3cm×横12.5cm×厚み1.6cm。7-in-1モデルでは比較的コンパクトなサイズです。※ケーブル含まず




ケーブル長さは、(前モデルの)12cm→24cmと取り回ししやすい長さになりました。
(個人的に)ハブはデスク横に貼り付けているので、クラムシェルモードとして使っているMacBookにもピッタリな長さ。こんな感じで設置すれば、SD/USBなども抜き差ししやすいです。


ただし重さは、“約152g”と少し重量感があります。まあ・・めちゃくちゃ重たいレベルではないので、外出先でも気兼ねなく使える重量です。


このサイズ感であれば、ガジェットポーチやリュックにも問題なく収納できちゃいます。少し重みがある分、ハブ本体も浮くことなく安定しています。
7つの接続ポートを搭載!使い勝手はどうか?
Belkinのマルチメディアハブは、7つのポートを搭載。USB-Cで接続するので、MacBookやiPadシリーズでも接続できます。
次世代の2.5Gbpsイーサネットを搭載
有線LAN×1ポート
- 最大通信速度:2.5Gbps
- オンラインゲーム、ストリーミング配信でも安定した通信が可能!


Belkinマルチメディアハブは、このクラスでは希少な“2.5Gbps”の超高速通信ができる有線LANポートを搭載。










ワイヤレスが普及した今で有線派は珍しいですが、自宅・オフィスで作業する人には嬉しい機能ですよね
Zoomや映画/動画のストリーミング再生はもちろん、eスポーツなどのオンラインゲーム・NASへのアクセスでも遅延やラグを感じずに安定した通信ができます。
最大100Wパススルー充電に対応したUSB-C PDポート
USB 3.2×1ポート
- PD充電&データ転送ができるUSB-Cポート
- 最大100Wで高速充電ができるPower Delivery(PD)に対応
- USB 3.2/10Gbpsに対応


USB-Cポートは、最大100Wのパススルー充電に対応。このポートにUSB-Cケーブル+電源アダプタを接続すれば、MacBookなどに給電しながら他のポートも合わせて使うことができます。


試しに、Apple純正の35W電源アダプタを使ってMacBook Airを充電してみました


35W充電器を使って、Macに”約18W”ほどしっかりと給電されています。給電したい電力(W)+15Wを足した電源アダプタを用意する必要があるので、その点は注意が必要です。
また、USB-Cポートは、充電だけでなくデータ転送もできるUSB-C×1ポートを搭載。一般的なハブのUSB-Cポートは、充電ができても”データ転送は非対応”が多い中、これは嬉しい機能・・!




MacやiPadで外部ストレージを使ってデータ転送する人には便利ですよね。最大10Gbpsと超高速な転送速度でデータのやり取りができます。
最大10Gbpsでデータ転送できる2つのUSB-Aポート
USB 3.2×2ポート
- 最大10Gbpsのデータ転送に対応
- USB 3.2に対応


汎用性が高いUSB 3.2(USB-A)を2ポート搭載。USBメモリ・NASなどを最大10Gbpsでデータ転送が可能です。










大容量の動画ファイルでも高速!10GBのファイルを約30秒で転送できます
また、2つのUSB-Aポートには最大12A(5V×2.4A)の電力を供給できるので、「iPhoneやAirPodsなどをちょっと充電したいな・・」なんて時にも役立ちます。


4K60Hzに対応したHDMIポート
HDMI×1ポート
- 最大4K出力に対応
- リフレッシュレート:最大60Hz


MacBookの画面を外部モニターに映したい時に必要な“HDMI”を1ポート搭載。前モデルの「4K30Hz」→「4K60Hz」にグレードアップしました。










7-in-1モデルで「60Hz」対応は数少ないので、動画やゲームなどいろんな用途に使えます・・!
SDカード/microSDカード
HDMI×1ポート
- 読み取り速度:最大104MB/s
- SD/microSD 3.0/UHS-Iに対応


SDカード/microSDカードを読み書きする為の「SDカード」と「microSDカード」を1スロットずつ搭載。一眼レフカメラで撮った写真や動画をハブ経由で取り込みできます。


転送速度は、いずれも”最大104MB/s”。単純計算で、約1分で6.24GBのデータを読み取りできるので、重たい動画ファイルもストレスなく読み込めます。
ハブは多少熱くなるが・・
気になるハブ本体の熱はどうか?ですが、普通にハブ本体は熱くなります。特に外部モニターにずっと接続していたり高い電力で充電していると、「大丈夫か・・」と感じてしまう温度。


まあ、ずっと触るものでもないのでそこまで気になりませんが・・。一応、以下の環境でも耐えられる動作試験に合格してます。
- 温度の高低差が115度の過酷な環境下での動作確認
- 1000時間フルロードで動かしても停電なくフルパワー出力
- 氷点下の環境でも安定した動作・・など28項目をクリア
特に夏場の暑さは気になるので、心配な方は「ヒートシンク」というハブを乗せるだけで冷却効果のあるアイテムもあります。気になる方は参考にしてみてください。











熱伝導テープと合わせるとより冷却効果が高まります!
Belkin USB-Cハブ「前モデル(第1世代)の違い」を紹介
今作のBelkinマルチメディアハブ(INC009)は第2世代のモデル。前作(F4U092)と何が違うのか?スペックを比較してみました。
モデル(型番) | 第2世代(INC009) | 第1世代(F4U092) |
---|---|---|
デザイン | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
総ポート数 | 7ポート | 6ポート |
USB-C | データ転送:10Gbps 充電:100W PD | データ転送:5Gbps 充電:60W PD |
USB-A | USB-A 3.2 Gen2 (10Gbps×2ポート) | USB-A 3.0 (5Gbps×2ポート) |
有線LAN | 2.5Gbps | 1Gbps |
HDMI | 4K/60Hz | 4K/30Hz |
SDカード | SD 3.0 | SD 2.0 |
microSDカード | microSD 3.0 | |
ハブ消費電力 | 15W(実質85W出力) | 15W(実質45W出力) |
ケーブル長 | 24cm | 12cm |
サイズ | 約125 x 53 x 16 mm | 約123 x 53 x 16 mm |
重量 | 152g | 118g |
価格 | 12,870円 | 11,700円 |
上記の通り、回線スピード・各種ポートの性能・充電出力ほぼ全てパワーアップしています。










近い価格でこの性能差なので、今から買うには第2世代がおすすめ!
ただし、重量は前モデルの方が軽く、ケーブル長さも12cmと半分も短いことが特徴的。「100W出力やUSB 3.2などそこまでいらない!」なんて方は、よりコンパクトに持ち運びできる前モデルが良さそうです・・!
前モデル(F4U092)はこちら

他社おすすめUSB-Cハブを比較紹介
同じクラスの「他のハブも気になる!」という方へ。Belkinと他ブランドのハブを比較表でまとめましたので、気になるハブがあればチェックしてみてください。










MacBookで使えるケーブル一体型タイプで選定しています!
商品名 | 7-in-1ハブ (INC009) | 6-in-1ハブ (F4U092) | 7-in-1ハブ | 6-in-1ハブ | PowerExpand+ 7-in-1 | PowerExpand 6-in-1 | V2マルチ 8-in-1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メーカー | Belkin | Belkin | UGREEN | UGREEN | Anker | Anker | Satechi |
デザイン | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
総ポート数 | 7ポート | 6ポート | 7ポート | 6ポート | 7ポート | 6ポート | 8ポート |
HDMI | 4K60Hz | 4K30Hz | 4K60Hz | 4K30Hz | 4K30Hz | 4K30Hz | 4K60Hz |
USB-A | 最大10Gbps×2 | 最大5Gbps | ×2最大5Gbps | ×2最大5Gbps | ×2最大5Gbps | ×2最大5Gbps | ×2最大5Gbps | ×3
USB-C | データ転送(10Gbps)×1 | 充電(100W)×1データ転送(5Gbps)×1 | 充電(60W)×1充電(100W)×1 | 充電(100W)×1 | データ転送(5Gbps)×1 | 充電(100W)×1データ転送(5Gbps)×1 | 充電(53W)×1充電(60W)×1 |
SDカード | SD 3.0 | SD 2.0 | SD 2.0 | SD 2.0 | SD 2.0 | SD 2.0 | |
microSDカード | microSD 3.0 | microSD 2.0 | microSD 2.0 | microSD 2.0 | microSD 2.0 | ||
有線LAN | 2.5Gbps | 1Gbps | 1Gbps | 1Gbps | 1Gbps | ||
価格 | 12,870円 | 11,700円 | 約4,200円 | 約3,300円 | 7,190円 | 5,990円 | 8,899円 |
まとめ:Belkin USB-C 7-in-1 マルチメディアハブ(第2世代)レビュー
以上、Belkinの新作「USB-C 7-in-1マルチメディアハブ」をレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。


- 2.5Gbps次世代高速イーサネットに対応
- Type-Cが、最大100Wパススルー充電&データ転送に対応
- 最大10Gbpsでデータ転送できるUSB-C/Aポートを搭載
- 取り回しやすい”24cm”のケーブル長
- アルミ合金で高級感漂うデザイン
- ハブ本体が熱くなりやすい
- ケーブルが編み込み式ではない
- USB-Cを使った画面出力に非対応
- 価格は少し高め
今回紹介したBelkinのマルチメディアハブは、どちらかというとハイエンドモデル。
「MacBook買いました!ハブも欲しい!」という方には、ここまでの機能はいらないんじゃと思ってましたが・・。リモートワークが普及している現代で、外部モニターは当たり前のように使ったり、デスク周りの周辺機器を整えている人も増えているわけで・・。


2.5Gbps・100Wパススルー充電・4K60Hz・10Gbpsデータ転送などあれば便利だよね・・って機能を全部入りしちゃったモデルなので、ちょいとITリテラシーが高い人には需要が高いハブだと感じました!










なによりも保証・信頼性が高い”Belkin”ブランドを使っているだけでも、安心感が全然違いますよね
ハブ入門者にはここまでの機能はいらないと思いますが、「カメラで撮った写真/動画をサッと編集したい!」などクリエイティブな作業をする方には、10Gbpsのデータ転送に対応した今作のモデルがぴったり合うのはでないでしょうか・・
ということで本記事は以上です。気になっていた方の参考になれば幸いです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 今回紹介した商品は、こちら

前モデル(第1世代)はこちら

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