Apple Watch Ultraレビュー|日常使いとしても全然使える!サイズ感やつけ心地・バッテリー持ちなど徹底検証!


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
Apple Watchが新しい形となって登場した「Apple Watch Ultra」。
ダイビングやクライミングなどエクストリームスポーツ向けの印象が強いですが、49mmに拡大されたサイズ・アクションボタンの追加・バッテリー容量が36時間使えるなど、デザイン・機能面も刷新されました。


“アスリート向けのApple Watch”という印象が強いですが、見た目がめちゃくちゃカッコいいじゃん…!という理由で購入を決意。
実際に使ってみると、日常使いでも全然使えて、結果…大満足しています。
- アウトドアスポーツをしないけど、日常使いで使える?
- Ultraの新機能は?バッテリー持ちはどう?
- Series 8/SEの違いは?
ということで本記事では、上記の悩みも含めてApple Watch Ultraをレビューしていきます。
- Apple Watch Ultraをレビュー
- 「Ultra、Series 8、SEの違い」を紹介
Apple Watch Ultraレビュー|日常使いとしても全然使える!サイズ感やつけ心地・バッテリー持ちなど徹底検証!


Apple Watch Ultraの「特徴」
今回紹介する商品は、デザイン・機能が大きく刷新された新しいモデルの『Apple Watch Ultra』。

Apple Watch Ultraの大まかな特徴は、次の通りです。
- エクストリームスポーツに最適なタフネスモデル
- 軽量で頑丈なチタニウムケースを採用
- ケースサイズが49mmに拡大
- 常時ディスプレイ表示に対応(輝度が歴代最大の2,000ニト)
- 新文字盤”ウェイファインダー”を搭載(ナイトモードに切替可)
- 新しいアクションボタンが追加
- 最大36時間使えるバッテリー持ち(高速充電対応)
- 正確な位置情報を取得できる高精度2周波GPS(L1+L5)を搭載
- 水温センサー搭載の水深計で、100mの耐水性を搭載
- 皮膚温センサー搭載より、手首体温の変化を記録可能
- 血中酸素濃度/心電図の計測可能
- 衝突事故検出に対応
- IP6X等級の防塵性能を搭載
- 最大180m先まで聞こえるサイレンを搭載
- アドベンチャースポーツ用の3つの新バンドが登場
- カラバリは、1色(ナチュラル)
- 価格は、124,800円~
Series 8/SE(第2世代)と中のチップは一緒(S8 SiP)ですが、見た目やサイズは勿論、センサーの種類・バッテリー持ちなどはUltraが高スペック。つまり、Apple Watchの全部入りモデルです。


大きく変更された特徴の一つは、ケースサイズが歴代最も大きい”49mmサイズ”。Series 7/8の45mmよりも、4mm大きくなりました。


また、左側面に新しい物理ボタン“アクションボタン”が追加。ワークアウトの開始・バックトレース(経路の記録)・ショートカットの起動など様々なアクションをカスタマイズできます。


また、Ultra向けの3つの新バンドも登場し、様々なアドベンチャースポーツ仕様に再設計されました。
















それでは、Apple Watch Ultraを開封レビューしていきます!
新しいパッケージと同梱品
Ultraのパッケージは、従来の細長タイプから長方形タイプの箱に変更。S7のパッケージよりも和紙に近い触り心地で、より環境に配慮されていることが感じ取れます。


中身を開けると、大きくプリントされた雪山が。今までのバンドが並べれたプリントではなく、アウトドア仕様に変更されてます。


(バンドによってデザインが違うみたいです…!)


取説も大きめサイズ。初めてApple Watchを使う人でも、各箇所が分かりやすく丁寧に紹介されてます。


Ultraの箱を開けると、Apple Watch本体とUSB-C磁気高速充電ケーブル(1m)が入ってます。




一新されたデザイン
Ultraの紙パッケージを剥がすと、これがウルトラ…!と感じるサイズの本体が登場。手で持ってみると、より大きな印象がありました。


右側面には、オレンジ色に変更された”Digital Crown”と”サイドボタン”がフレームに埋め込まれて、過酷な環境でも耐えられる仕様に。手袋を着けたままでも押せるように、サイドボタンは若干浮き出ています。


左側面には、カスタマイズできるオレンジ色の”アクションボタン”や通話やSiriで使える(Series 8より)40%音量が大きい”デュアルスピーカー”など追加されてます。


真横から見ると、従来の丸みのある縁ではなくフラットなデザインに変更。屈強なフレームで画面が覆われているので、(丸みのあるSeries 8/SEと比べて)画面に傷がつくシーンは限定的になりそうです。


裏面は、従来通りセラミック製の裏蓋ですが、クリーミーホワイトのような柔らかい色合いに変更。裏蓋は、Apple Watch初の4つのネジが露出されてます。


センサーは、水深を計測できる”水温センサー‘”と手首体温を計測できる”皮膚温センサー“、自動車の衝突事故を検出できる”高重度加速度センサー“が新しく追加。
Series 7でも使えた血中酸素ウェルネスセンサー・第3世代の光学式心拍センサー・電気心拍センサーなどは変わらず内蔵。ウェルネス目的とした毎日の体調管理は変わらず計測できます。
頑丈なチタニウムケースを採用
Apple Watch Ultraでは、従来のEditionモデルで使われていた”チタニウム”ケースを採用。軽い!高耐久!質感高い!と三拍子揃った高級時計にも使われている素材です。


また、アルミ・ステンレスとは違って皮脂や汚れが付きにくいです。ステンレスのように指紋を拭く必要はありません。


細かな違いは以下記事で紹介してます!



Apple Watchで最も頑丈と言われる”チタニウム”の耐久性は?傷はつきやすいか?気になりますが、”TechRax“チャンネルでは、ハンマーでぶっ叩くというテスト動画が公開されてます。
思いっきりハンマーで叩くとさすがに画面が割れてますが、約1mから落下させたり、釘の入った瓶にシェイクしても目立った傷がつかないほど、ケース・ディスプレイ共に高耐久であることが分かります。※そんな乱暴な使い方をする人はいないと思いますが…
ただし、画面の縁がフレームで覆われたシャープな形状なので、縁が傷つく頻度は多くなりそう。


言うまでもなく、エクストリームスポーツは多少傷が付いても仕方ないほど過酷なスポーツ。多少の傷は付くもの・・・と割り切る必要はありそうです。
アルミ・ステンレスの傷つきやすさも検証してます!


歴代最大の49mmケースサイズ
Apple Watch Ultraは、従来のサイズ(38/40/41mm・42/44/45mm)より歴代最高「49mm」のケースサイズ。装着してみると一目瞭然の大きさです。


Ultraのケースサイズは、49mm×44mm×14.4mm。Series 7(45mm)は、45mm×35mm×10.7mmですので、全体的に大きくなってます。


そして一番重要な「この大きさは違和感があるか?不快に感じないか?」ですが、個人的には全く問題ありませんでした。むしろちょうど良いレベルの大きさ。


ただし、個人的には違和感がなかっただけで、Apple Watchの「柔らかさのある美しいデザイン」や「シンプルさ」「少し可愛らしさのあるフォルム」に惹かれる人には、Ultraは少しゴツさがあるかな…と感じました。














G-SHOCKのようなタフさのあるデザインが好きな人には、好印象だと思います…!
試着してサイズ感を試すのがベストですが、近くに取扱店がない場合は、「Apple Storeアプリ」を使えばサイズ感を掴むことができます。


確認方法は、こちらを「タップ」
「Apple Store」アプリを使って、実物サイズを確認する方法


画面下の”ショッピング”タブから、Apple Watch Ultraをタップ<ケースサイズ横の「インフォマーク」をタップします。


ケースサイズを比較してますので、気になる方は合わせてどうぞ



ズッシリと重さを感じるが、寝ながら着けても違和感なし
Ultraの重量は、61.3g。Series 8(45mm)のアルミニウムで約39g、ステンレスで約52gなので、これもウルトラに重い。
もちろん、どのバンドを着けるかによって重さが大きく左右されますが、ステンレス系バンド+Ultraを着けると、総重量が136gという重さに…。


Ultra+各バンド素材ごとの重さを測定しました














数gというわずかな差ですが、体感的には「軽い」「重い」がハッキリと分かるものです
最も軽い”アルミニウム”から最も重い”チタニウム”に付け替えると、体感で違いが分かるレベルの重さ。ただし、重さの感じやすさは人によりけりで、正直、慣れの問題かな…と思ってます。
















Ultraの為に設計されたバンドは軽量なので(個人的には)就寝時でも違和感なく過ごせました
ただしケースサイズが49mmと大きいので、寝返りをうってぶつける可能性は大いにありそう(どのバンドでも言えることですが、Ultraは特に…)。
手元にUltra以外のモデルがある人は、「就寝時は旧モデル」「日常はUltra」などと使い分けるのも良さそう。前モデルのS7でも、心拍数・血中酸素濃度・呼吸数などの睡眠データを自動計測できます(S8では、加えて”手首体温”を計測可能)。※詳細
サファイア前面クリスタルを搭載したディスプレイ
Ultraの画面は、従来のステンレスケースで採用されていた“サファイア前面クリスタル”を搭載。今までのラウンドエッジ型ではなく、フラットなデザインに変更されてます。


ディスプレイは、LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイを搭載。手首を捻ったり画面をタップする必要がなく、いつでも文字盤を確認できます。


また、Apple Watchで最も明るい2,000ニトの輝度があるディスプレイ。Series 8/SE(第2世代)は、1,000ニトなので約2倍明るいです。


1,000ニトでも外で使う分には見えづらいとは思いませんが…。2,000ニトあれば、炎天下やクライミング・スキーなどの雪山でもより見やすいといった感じの明るさがあります。
表示領域は大きく見えやすくなったが…
Ultraの画面表示領域は、Series 8/7(45mm)よりも若干大きくなり視認性が上がりました。
モデル | Ultra | Series 8/7 | SE(第2/1世代) |
---|---|---|---|
解像度 | 410×502px(49mm) | 396×484px(45mm) 352×430px(41mm) | 368×448px(44mm) 324×394px(40mm) |
表示領域 | 1,185mm²(49mm) | 1,143mm²(45mm) 904mm²(41mm) | 977mm²(44mm) 759mm²(40mm) |
ケースサイズが49mmと大きくなったことで、解像度・表示領域ともに数値は上がってますが、画面に表示されるエリアはほとんど変わってません。


SE(40mm)と比べるとその差は分かりますが、ぱっと見では分からないレベルの違い。フラットなデザインに変更されたことで、ベゼルが太くなったのが影響してそうです。
ただし、画面サイズが大きくなったことで、操作性は間違いなく向上してます。iPhoneのようなフリック入力がApple Watchでも指先一つでできます。


「この為にApple Watch Ultraを買ってもいいのでは・・?」と思えるほど、めちゃくちゃ便利です。
どうでしょう…?コレめちゃくちゃ便利じゃないですか?サイズが大きい分、指先でタップもしやすくなってます。














これならちょっとした長文も打てちゃいます・・!
カスタマイズできる”アクションボタン”が追加
Ultraだけで使える新機能”アクションボタン”が追加されてます。コレは、1回ボタンを押すだけで、ワークアウト・ストップウォッチなど様々なアクションを開始できるというもの。


具体的にカスタマイズできる項目は、次の通りです
- ワークアウト
- ストップウォッチ
- ウェイポイント
- バックトレース
- ダイブ
- フラッシュライト
- ショートカット
- なし(設定しない)
- サイレン(長押しでON/OFF)
例えば、”ワークアウト”に設定して、1回ボタンを押すことで、瞬時にワークアウトを開始(または、開く)できます。


一連の流れは、次の動画の通りです
アクションボタンを1回押せば、「(指定した)ワークアウトを開始」、もう1回押せば「セグメントを記録」。アクションとサイドボタン同時押しで「一時停止」、もう一度同時押しで「再開」といった感じで使えます。
なおワークアウトは、Watchアプリで事前に種目の指定もできます。
















よく使う項目を事前に設定しておけば、ワンアクションで呼び出せる機能です!
また、「ショートカット」も割り当てにも対応。照明のON/OFF、PayPayの起動など使い方は無限大に拡がります。



新しいウェイファインダー文字盤が登場
毎年新しい文字盤が登場してますが、Ultraでは、アクティブな生活に設計された新作「ウェイファインダー」文字盤が使えます。


文字盤内のベゼル(↑の写真でいうオレンジ色リング)をタップすることで、現在地の「緯度/経度と方角」「高度/傾斜と方角」が常に表示される・・主にスポーツで重要な情報がひと目で分かるというもの。
また、ウェイファインダー文字盤は、暗闇でも見えやすく目に優しい”ナイトモード”を搭載。Digital Crownを上に回すだけで、あざやかな赤色に変わります。


なんかオシャレですよね。夜になると思わず切替したくなるカッコよさがありますが、ウェイファインダー文字盤が使えるのは、Ultraのみとなります。
歴代最長36時間のバッテリー持ち
Ultraのバッテリー駆動時間は、”36時間”と過去最長。低電力モードだと、3日近く使える”60時間”まで延ばすことができます。


実際にバッテリーがどれくらい持つか、自分が使う以下環境で計測してみました。
- 文字盤は、ウェイファインダー(8つのコンプリケーション表示)
- モバイル通信なし(iPhoneとWi-Fi接続)
- 日常・睡眠時はずっと着用(外すのは、お風呂の30分)
- 睡眠モードはON(約7時間)
- 常時表示ディスプレイON
- 30分程度のウォーキング×2回(それ以外はずっと在宅)
バッテリー残量の推移はこちら
日数 | 経過時間 | バッテリー残量 | 備考 |
---|---|---|---|
1日目 | 0時間 | 100% | AM8:00~ ※100%状態から利用開始 |
4時間 | 99% | PM12:00 | |
8時間 | 89% | PM16:00 | |
12時間 | 80% | PM20:00 | |
14時間 | 75% | PM22:00頃就寝 ※睡眠モードON | |
2日目 | 22時間 | 62% | AM6:00 ※睡眠モードOFF |
26時間 | 53% | AM10:00 | |
30時間 | 43% | PM14:00 | |
34時間 | 35% | PM18:00 | |
38時間 | 27% | PM22:00 | |
40時間 | 23% | AM12:00頃就寝 ※睡眠モードON | |
3日目 | 48時間 | 14% | AM8:00 ※睡眠モードOFF |
52時間 | 6% | PM12:00 | |
55時間 | 0% | PM15:00 ※0%状態 |
結果…1日目のAM8時〜3日目のPM15:00まで「約55時間」一度も充電せずに使うことができました。恐るべきウルトラ…。
もちろん使用環境によって異なりますが、ジム通いの人でも丸2日間は連続で使えそう。2日に1回のペースで充電すれば、バッテリー切れの心配は必要なさそうです。


また、バッテリーが30%以上充電されてないと”アラーム”が鳴らない仕様。丸2日間は使えますが、3日目の朝からアラームが鳴らないと困りますよね・・ってことで2日目の就寝前には充電が必須になりそうです。


高速充電対応!しかし、フル充電には約93分必要
続いて、Ultraをフル充電する為にかかった時間を計測しました。
充電時間 | Ultra | Series 7 | SE(第1世代) |
---|---|---|---|
30分 | 40% | 53% | 35% |
45分 | 80% | 50% | |
60分 | 76% | 95% | 65% |
75分 | 100% | 79% | |
90分 | 96% | 88% | |
93分 | 100% | ||
140分 | 100% |
測定条件はこちら
- Ultra
- USB-C磁気高速充電ケーブル+20W USB-Cアダプタ※純正
- Series 7
- USB-C磁気高速充電ケーブル+20W USB-Cアダプタ※純正
- SE(第1世代)
- USB-A磁気充電ケーブル+5W USB-Aアダプタ※純正
Ultraは、約1時間33分で0→100%、Series 7は、約75分で0→100%という結果に。バッテリー容量が増えたせいかフル充電にかかる時間も長くなっています。


(Series 7/8と比べて)時間はかかりますが、バッテリー持ちが良くなったので「急いで充電しなきゃ…!」なんて焦る頻度が1日→2日に延びたのは嬉しいですよね。
2周波GPSを搭載し、正確な位置情報を取得できる
Ultraは、今までの”L1 GPS”に加えて、”L5 GPS”が追加された「高精度2周波GPS(L1+L5)」を搭載。つまり、L1 GPSでは測定が難しい環境(森林や過密都市など)でも正確な位置情報を取得できます。


13シリーズ以前のiPhone・Apple Watchユーザーは経験あると思いますが、”マップ”Appで位置情報がズレてる経験したことないですかね…。














位置情報が少しは改善されるかも・・ということですね(iPhone 14 Proも2周波GPSに対応!)
正確な位置情報を取得できなくて困った経験がない私ですが…。過酷な環境元でスポーツをする人にとっては、GPS性能はかなり重要。距離やルート・ペースなど正確な測定値を求めるアスリートの人には重宝する機能になりそうです。
水温センサー搭載の水深計で、100mの耐水性を搭載
Ultraでは、新しい水深計を搭載し、100mの耐水性と40mまでのダイビングに対応。新たに「水深」アプリが加わりました。


水深アプリでは、時刻や水温・水深・潜っている時間・最大水深などがリアルタイムで確認できます。ダイビングやシュノーケリング・サーフィンなどの水中アクティビティをする人には、たまらない機能になりそう(私はしません)。
また、Ultraでは、亀裂に強い”IP6X等級”の防塵性能も搭載(Series 7/8同様)。
















サイクリングや砂埃が立つ環境で転倒しても問題ありません!
手首体温を記録できる皮膚温センサーが搭載
Ultra・Series 8では、新しく2つの”皮膚温センサー”が搭載。これは、皮膚温の変化を記録するもので、排卵日を予測したり、周期記録を取得できる女性の健康を手助けしてくれる機能です。
















つまり、体温計としては使えません…!
毎夜Apple Watchを装着したまま寝る必要がありますが、5秒おきに手首の皮膚温を自動計測してくれるので、自身の健康状態を数値として把握できます。


睡眠中に記録されたデータは、iPhoneの”ヘルスケア”アプリで詳細をチェック可能。手首体温の基準値からの変動や平均値が可視化されるので、日々の健康管理目的として男性でも計測できます。
また、旧モデル同様に、血中酸素濃度や心電図・心拍数なども変わらず測定できます。




Series 6より搭載された血中酸素や心電図が測定できるので、ますますApple Watchを健康管理ツールとして有用性が高くなりました。
衝突事故検出に対応
Ultra・Series 8・SE(第2世代)では、激しい衝突事故検出にも対応。自動車事故に遭ったことを検出し、10秒のカウントダウン後に反応がなかった場合は、自動的に緊急通報サービスに連絡してくれたり、位置情報を共有できる機能です。


使わないことが一番ですが、”Apple Watchが命を救った“というニュースが多々出ている中で、安全面がさらに強化されたのは頼もしいですよね。
最大180m先まで聞こえるサイレンを搭載
Ultraでは、何かトラブルが起こった時に、周囲に知らせることができる86dbのサイレンが搭載されてます。


使い方は、アクションボタンを長押ししたまま、5→4→3…とカウントダウンを待つか、サイドボタンを長押し→”サイレン”を右にスライドさせることで起動できます。
サイレンをオフにするか、バッテリーが切れるまでサイレンが鳴り続くので、過酷な環境でも安心・安全に使うことが想定されて製作されていることが分かります。
エクストリームスポーツでも耐えられる3つの新バンド
Ultraの為に設計された「トレイルループ」「アルパインループ」「オーシャンバンド」の3種類が新登場。


主な用途は、次の通り。
- トレイルループ…長距離ランニングでもストレスフリーな装着感で、伸縮性もある最も薄いバンド
- アルパインループ…過酷な山道・登山でもしっかりと手首に固定できる”G字フック”を搭載した強靭なバンド
- オーシャンバンド…激しいウォータースポーツでもフィット感が高く、伸縮性のあるバンド
今回私がセットで購入したバンドは、アルパインループ。チタニウム製のG字フックで引っ掛ければ固定力が高いバンドの一つです。
















Digital Crownやアクションボタンがオレンジ色なので、王道のオレンジ色を選択…!




少し派手なカラーなので、その日の服装によって相性がある色合い。ポリエステル素材なので、着け心地も違和感がありません。純正バンドの中でもトップ3に入るお気に入りバンドでした!
私はMサイズを購入(私の手首周りは、15.5cm)しましたが、Sサイズでも良かったかな…と少し後悔。バンドサイズが大きいと、ループの隠れる面積が広くなってしまいます。


しかし、G字フックが手首横に来ることで、”バンド金具がノートPCにカツカツ当たる問題“が解消されるメリットも。


他のバンドも欲しい…!けど高いので、約2,000円のサードパーティバンドを購入してみました。


縫製の作り込みが甘かったりステンレス製フックが気になりますが、見た目はそんなに変わりませんし着け心地も全然悪くありません。お手頃価格でカラー変化を楽しめる・・これは良い買い物でした…!

また、(ウォータースポーツ向けの)オーシャンバンドも欲しくてサードパーティ製を別途購入。


あれ…これ純正だっけ?と思えるほど質感も高く、装着感も全然悪くない!これで2,000円弱・・また良い買い物ができました。

こちらもサードパーティで、約2,000円弱で買えるトレイルループ。もはや純正じゃなくてコレでいいじゃん・・と思えるくらい質感も高くお気に入りバンドになりました。




ナイロン素材が使われているので、肌にも優しく就寝時でも気兼ねなく使えちゃいます。オレンジ色のプルタブ×アクションボタンが色合いがマッチしてます・・!

歴代の純正バンド・サードパーティバンドもまとめています。他のバンドが気になる方はぜひご覧ください




Ultraでも今までのバンド(44/45mm)を使える
Ultraは49mmサイズですが、今までのバンド(42/44/45mmバンド)と互換性があるので無駄にせずに使えます。


バンドの互換性ってややこしいですが、要約すると次の通り。49/45/44/42mmバンドは、41/40/38mmケースには使えません。


ただし、ソロループとブレイデッドソロループバンドに対応するのは、Apple Watch SEとSeries 4以降のモデルのみ。つまり、Ultraと互換性はありませんが装着することは可能です。


ただし、本体サイズが大きくなったせいでバンドが余る(=伸びる)ので、フィット感が全然違う感じになります。


ジャストサイズで着けている人はまだ使えるレベルですが、やや緩めの着け心地が好きな人は、全く使い物になりません。


Ultra×ソロループバンドを組み合わせて使うには、1サイズ小さめを選択する方が無難かな・・と思います。














44/45mm→49mmと大きくなったので、コレは仕方ないですね…
互換性やUltraと相性の良いバンドを検証した記事も書いてます!気になる方はぜひご参考に



また、49mmケースなので、ケースやフィルム系のアクセサリーも使えません。ただし、充電スタンドやモバイルバッテリーなどは今までのモノを使えます。



Apple Watch各モデル(Ultra/Series 8/SE)の違いを比較


本項では、2022年の新モデル「Ultra」「Series 8」「SE(第2世代)」のスペック面を比較しました。
モデル | Ultra | Series 8 | SE(第2世代) |
---|---|---|---|
サイズ | 49mm | 41/45mm | 40/44mm |
ケース素材 | チタニウム | アルミニウム ステンレス | アルミニウム |
ディスプレイ | サファイアクリスタル | Ion-Xガラス/ サファイアクリスタル | Ion-Xガラス |
アクションボタン | |||
携帯電話通信機能 | GPS+Cellular | GPS/ GPS+Cellular | GPS/ GPS+Cellular |
チップ | S8 SiP(64bit) | S8 SiP(64bit) | S8 SiP(64bit) ※一世代前のモデルと比べて最大20%高速 |
ストレージ | 32GB | 32GB | 32GB |
バッテリー | 36時間 | 18時間 | 18時間 |
高速充電 | |||
常時ディスプレイ | |||
ディスプレイ輝度 | 2,000ニト※SEより約27%広い表示領域 | 1,000ニト※SEより約20%広い表示領域 | 1,000ニト |
血中酸素濃度の測定 | |||
心電図の測定 | |||
光学式心拍センサー | 第3世代 | 第3世代 | 第2世代 |
水深/水温センサー | ~ | 水深40m||
皮膚温センサー | |||
転倒検出 | |||
騒音検出 | |||
衝突事故検出 | |||
サイレン | |||
スピーカー | デュアル | ||
緊急SOS | |||
海外における緊急通報 | |||
高度計 | 常時計測 | 常時計測 | 常時計測 |
GPS | L1+L5 | L1 | L1 |
コンパス | |||
高度計 | 常時計測 | 常時計測 | 常時計測 |
周期記録 | 過去の排卵推定 | 過去の排卵推定 | |
耐水性能 | 100m | 50m | 50m |
防塵性能 | IP6X | IP6X | |
ファミリー共有 | |||
価格 | 124,800円~ | 59,800円~ | 37,800円~ |
Ultra・Series 8・SEの外観で一番大きな違いは、ケースサイズが異なること。SEとUltraでは、最大9mmも違うので、装着時のサイズ感・重さが全然異なります。


小さくてコンパクトなサイズ感が好きなのか、ゴツメが好きなのか・・結果、好みによりますよね。機能の違いはもちろん、特に見た目の印象が全然違うので、自分の手首・服装に合うサイズかどうかが、選ぶ時の重要なポイントかなと思います。


また、2点の大きな違いは、(個人的には)常時表示ディスプレイの有無。Ultra・Series 8では使えますが、SEでは非対応です。
基本的に、Apple Watchでできる機能の違いってそこまで大差ありません。通知の受取・ワークアウトの計測・文字盤のカスタマイズなど、どのモデルでも共通で使えます。
ただし、“常時ディスプレイ表示”があるかないかで、使い勝手が全然違います。


(腕時計では当たり前ですが)画面タップしなくても文字盤を確認できるので、手首を捻る・・という動作を毎回しなくていいので、ちょっとしたストレスを感じず使えます。
また、血中酸素・心電図・手首体温計測などの“ヘルスケア機能”も、Ultra・Series 8 vs SEと大きく違いが分かれるところ。


Ultra/Series 8では、健康状態をApple Watchで”数値”として可視化できるので、自身の体調や集中力の乱れをいち早く気付くことができます。生活習慣を改善したい人にもおすすめ。














Apple Watchのヘルスケア機能って、意外と充実しているんですよね!
ただし、お手頃価格で買えるのは、SE(第2世代)がずば抜けてトップ。


常時ディスプレイ非対応・ヘルスケア機能は特化してませんが、Apple Watchの基本機能や「運動」「決済」「電話/メッセージ」などは何ら問題なく使えます。大切な人へプレゼントとしても贈りやすい価格ですよね。
対して価格がずば抜けて高いUltraですが、「チタニウムケース」「36時間バッテリー」「水深計・100m耐水」「サイレン」「2周波GPS」などのUltraならではの独自機能があります。


価格はウルトラ高いので・・まずは性能や使用感を気軽に試せるApple Watch(アップルウォッチ)のレンタルを活用するのもおすすめです。
最短1週間〜1ヶ月(延長可)までレンタルできて全国対応。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか!
\Apple Watchのレンタルならこのサイト/
デザインが好み!最先端のガジェットを触りたい!充電する回数を極力減らしたい!そんな方は、Apple Watchの全部入りモデル・・「ウルトラ」を選んでみてはいかがでしょうか。

















Apple Watchの選び方って、決めることが多くて複雑ですよね…
初めてApple Watchを購入する人向けの「選び方」を完全解説しています!よろしければ合わせてどうぞ


まとめ:Apple Watch Ultraレビュー
以上、Apple Watch Ultraのレビュー記事でした。Ultraのメリット・デメリットは、次の通りです。


- Apple Watchの全部入りモデル
- 49mmサイズで視認性・操作性が大きく向上
- カスタマイズできる”アクションボタン”が追加
- 歴代最長36時間のバッテリー持ち
- エクストリームスポーツに最適な”ウェイファインダー”文字盤に対応
- 水温センサー搭載(耐水100m、40mまでのダイビングに対応)
- 2周波GPS搭載で正確な位置情報を取得できる
- 皮膚温の変化を記録できるセンサーが搭載
- 今までのバンドが無駄なく使える(44/45mmバンドも対応)
- 画面が大きくソフトウェアキーボードが入力しやすい!
- 価格がウルトラ高い
- サイズが大きくゴツさを感じる見た目
- 睡眠中に着けると重さが気になる人もいる
- 画面に表示される領域はほとんど変化なし
- フル充電するには(Series 8より)時間がかかる
私は、ダイビングやクライミングなど過酷なスポーツはしません(ランニングやジム程度…)。見た目がめちゃくちゃカッコいい…!という理由だけで購入したわけですが・・この「Ultra」スペック、購入して大満足でした。


デザイン以外にも、使って便利だと感じたことは、「充電する回数を減らせたこと」と「画面操作がより快適になったこと」。
以前使っていたSeries 7と比べて、1日1回→2日に1回のペースに充電回数が減ったのが本当に楽。早く充電しなきゃ…!なんて焦りもなくなりました。


また、LINEの返信もiPhoneを使わずに、Apple Watchだけでするようになりました(45→49mmの差は意外と大きかったです)。


もちろん、過酷な環境でも耐えられる仕様なので、ダイビング・クライミングなど激しいスポーツをする人にもおすすめです。
Ultraスペックが気になっていた人へ!ぜひ当記事が参考になれば幸いです。それでは本記事は以上です。
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- 今回紹介した商品は、こちら


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