Apple Watch Series 6レビュー|完成度が高く、ウェルネスに最適
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
「Apple Watch Series 6」のレビューを知りたい方へ。
2020年9月に発売された「Apple Watch Series 6」。
筐体デザインは変更ありませんでしたが、最新チップ『S6 SiP』より処理能力が向上し、今まで以上の快適な動作に加え、バッテリー充電時間が速くなったことが特徴的です。
また、新センサーの搭載より『血中酸素濃度』を常時測定することが可能で、ウェルネスとしての使い方が拡がりました。
今回私は、新しく「Apple Watch Series 6(GPS+Cellularモデル、44mm)グラファイト・ステンレススチール、ソロループバンド)」を購入しました。
本記事では「Apple Watch Series 6」の特徴や使用感を踏まえて実機レビューしていきます。
- Series 6を使った感想(レビュー)を知りたい方
- Series 6は、機種変更すべきモデル?
- Series 5ユーザーは、買い換えるべき?
このような悩みを抱えている方へ、本記事が参考になれば幸いです。
- Apple Watch Series 6を「レビュー」
- Series 6の「特徴」を解説
- Series 6とSEの「違い」を解説
- Apple Watch Series 6は「どんなユーザーにおすすめか?」を紹介
Apple Watch Series 6の特徴
私は、Series 2からApple Watchを使用しており、Series 6を購入する前まではSeries 5を使っていました。
Series 6を一週間使ってみた感想を一言でいうと…「完成度が高く、過去最高の満足度」であった一品でした。課題であったバッテリー消費も急速充電対応で心配することもなくなりました。
そのような理由も含めてレビューしていきます!がその前に、Series 6の特徴を抑えておきましょう。
- 筐体デザインは、Series4/5と一緒
- チップは、S6 SiP+W3ワイヤレスチップ+U1チップが搭載
- 常時ディスプレイ表示が可能
- 血中酸素濃度が測定可能
- 心拍数の計測が可能
- 高度計の常時計測が可能
- 水深50mまで備わった耐水性能
- ファミリー共有設定対応モデル
- 最大18時間のバッテリー容量は、Series 5と一緒
- 急速充電に対応
- 選べる3つの本体素材(アルミ・ステン・チタニウム)
- カラーバリエーションが豊富(ブルー、PRODUCT REDが追加)
- 価格は、42,800円〜から購入可能(アルミ+GPSの場合)
今作で6世代目となるApple Watch Series 6。新機能としては、血中酸素濃度・高度計の常時計測、急速充電に対応、U1チップの搭載などが挙げられます。
Series 6の発売と合わせて、バンドの繋ぎ目がない”ソロループ”バンドが発売されました。ケースとバンドを自由に組み合わせて購入できるApple Watch Studioでは、新バンドであるソロループも選択できます。
筐体デザインは、Series 4/5を引き継ぎ変更はありませんが、新色カラーの”ブルー”と”(PRODUCT)RED”が追加されましたので選択肢が広がりました。
過去になかった話題の2つのカラーは、どちらもアルミニウム限定で購入することが可能です。
Apple Watch Series 6レビュー|完成度が高く、ウェルネスに最適
外観パッケージ、同梱物|従来よりコンパクトに
外観パッケージは、ACアダプターが付属されていない為、今までよりコンパクトに
いつもと変わらずのオシャレな内側、新バンドのソロループも描かれています
同梱物は、Watch本体・USB磁気充電ケーブル・簡易取説の3つ
筐体デザイン|Series4/5と一緒
筐体デザインは、前モデルSeries4/5と一緒で見た目の違いはありません。
グラファイトは、明るすぎず暗すぎずの光沢感で、落ち着きのある色合いが特徴的
Series 3より、50%大きい音量に
Digital Crownの赤縁は、GPS+Cellularモデルの証
グラファイトは、どのバンドでも色合いがマッチする
今回購入したApple Watch Series 6の色は、「グラファイト」のステンレススチール。ブラックやシルバーの丁度間くらいのほどよく暗みかかった光沢感のある明るさが特徴的です。
このグラファイトですが、どんなバンドでも違和感なく色合いがマッチしやすい為、シーンや気分によってバンドを変えたい人におすすめです。
豊富なセンサー|過去最多の8つのセンサーを搭載
Series 6の裏側中央には、光学式心拍数センサーと血中酸素濃度センサー・電子式心拍数センサーが搭載されています。
今回新しく「血中酸素濃度センサー」が搭載されたことより、血液中の酸素のレベルを測定し、全身の健康状態を確認することが可能となりました。
血中酸素濃度を測定するには、バンド位置が快適な場所に装着して、文字盤を上に向け動かさないようにします
Apple Watchのアプリから”血中酸素ウェルネス”アプリを起動し、じっと15秒間静止することで測定可能
なお、測定方法は、上記のように15秒間静止して測定する方法と、バックグラウンドで自動計測する方法の2つがあります。
酸素レベルの正常値は、95〜100%内に収まっていれば問題ないと言われていますが、95%以下でも普通の生活を送れる人もいるそうです。
ただし、測定には結構失敗することが多く、判定がシビアです。Apple Watchのセンサー部が手首にピッタリと付いていないと正確な数値を測定することができませんので、ソロループバンドは特に注意が必要です。
測定した結果は、iPhoneの”ヘルスケア”アプリより確認できます。
日常生活で普段通りの生活をしていれば異常値が出ることはないと思われます。しかし、標高が高い場所での運動(ハイキング・スキーなど)を行った際は、体内の血中酸素濃度が低下する可能性がありますので、酸素濃度が低くなる環境元で利用する方にはメリットがありそうです。
リアルタイムの高度計が搭載|アクティビティな人には欲しい機能
Series 6では、リアルタイムでの高度計を計測することが可能となりました。
前モデルSeries 5では、ワークアウトやコンパスアプリなど利用できるシーンが限定されていましたが、Series 6では文字盤の中で利用可能で、リアルタイムで高度が計測できます。
活用シーンとしては、ハイキング・ランニングなどのアクティビティな人は重宝する機能の一つとなりそうです。
ディスプレイ輝度|Series 5と比較して約2.5倍明るい
常時ディスプレイ表示の輝度が、Series 5と比べて約2.5倍明るくなりました。
正直、ハッキリと見ないと区別が付かないレベルですが、屋外など環境光が入る箇所では、Series 5よりは、Series 6の方がディスプレイ輝度が明るくなったと感じました。
Series 6は、SEモデルには無い「常時ディスプレイ」表示が可能で、腕を傾けることなく時刻を確認できます。
常時ディスプレイは、バッテリー消費が気になる方も多いと思いますが、Series 6は(次項で紹介する)急速充電にも対応しています。
急速充電に対応|就寝前・起床後など短時間で充電できる
Apple公式では、Apple Watch Series 6のバッテリー容量は、Series 5同様の「最大18時間」と言われています。しかし、Series 6は「急速充電」に対応しています。
0%→100%フル充電時間は、約1.5時間と劇的に速くなりました。急速充電より、充電時間を気にする心配が不要です。
また、バッテリー容量に関しては、(Cellular契約・通知等によって変化しますが…)Series 6を一日フルで使っても、一度も0%になったことがないほど。
watch OS 7より睡眠記録を取得できるようになりましたが、”睡眠モード”にすることで、約7時間で100%→92%の減り具合でした。これもS6チップ搭載より、バッテリー容量を抑えられています。
新バンドのソロループ|サイズ選びに要注意
Series 6の発売と合わせて、バンドのつなぎ目のないバンド「ソロループ」が発売されました。
ソロループバンドは伸縮性があり、バンドを伸ばして着用します。自身の手首のサイズに合ったサイズを選択する必要がありますが、心拍数や血中酸素などの正確な測定ができる為、ウェルネスの向上に繋がります。
ただし、ソロループのサイズ選びには要注意(私はサイズ選びを間違えてソロループを3回購入し直しました…)。
正確なサイズを選定する方法ですが、ズバリApple Store店頭にいき試着してみること。これで無駄な買い物をすることはありません。
とはいえ、Apple Store専用のガイドは間違っていません。ゆったりと余裕を持たせたい人は”5″、ピッタリ装着したい人は”4″など、ユーザビリティは素晴らしいですが、計測位置とApple Watchの装着位置が非常にシビアで難しい。
Apple Storeに行けない方で金銭に少し余裕がある方であれば、一番安価なソロループを購入して試してみるのもありかと思います。
Apple Watch Series 6とSEの「違い」は?
Apple Watch Series 6と同時に発売された廉価版モデルの「Apple Watch SE」ですが、Series 6の違いについても紹介していきます。
Apple Watch Series 6とSEを一言でいうならば、以下の通りです。
- Apple Watch Series 6は、「満足度・機能性が高いウェルネスに最適なWatch」
- Apple Watch SEは、「Series 6の廉価版で手軽さが売り、Apple Watch入門機におすすめ」
機能 | Apple Watch Series 6 | Apple Watch SE |
---|---|---|
チップ | S6 SiP *S5と比較して最大20%高速 | S5 SiP *S3と比較して最大2倍高速 |
常時ディスプレイ | 対応 | 非対応 |
血中酸素濃度の測定 | 対応 | 非対応 |
心拍数の測定 | 対応 | 対応 |
常時計測の高度計 | 対応 | 対応 |
電気心拍センサー | 搭載 | 非搭載 |
光学式センサー | 搭載 | 搭載 |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
ケース素材 | アルミニウム ステンレス チタニウム | アルミニウムのみ |
カラー | シルバー スペースグレイ ゴールド ブルー (PRODUCT)RED グラファイト(DLC) ゴールド(PVD) チタニウム スペースブラック | シルバー スペースグレイ ゴールド |
価格 | ¥42,800〜 | ¥29,800〜 |
SEモデルは、Series 6の廉価版
Series 6とSEの大きな違いとしては、「常時ディスプレイ表示」「血中酸素濃度の測定」「チップ」「ケース素材」「カラー展開」「価格」が挙げられます。
SEモデルの位置付けは、最新モデルSeries 6の廉価版となります。Series 6とSEでは、13,000円と価格差が大きい為、SEモデルの方が購入しやすい価格帯となっています。
しかしSEモデルは、常時ディスプレイ表示や血中酸素濃度を測定することができませんので、ウェルネスを目的とした使い方には不向きです。
とはいえ、前モデルのSeries 5に搭載されているS5チップが搭載されていますので、アプリ間の切替操作もスムーズで、ストレスフリーの操作性が大きなメリットの一つ。
低すぎないスペックを備えている上に、29,800円の価格帯。これからApple Watchを購入する方には、入門機としては最適なモデルです。
Apple Watch Series 6とSEモデルの違いは、以下関連記事にも記載しております。
また、SEモデル実機レビュー記事も書いていますので、SEモデルが気になった方は、合わせて参考にしてみて下さい。
Apple Watch Series 6は「どんなユーザーにおすすめか?」紹介
主観的に、Apple Watch Series 6を購入してもよいユーザーを、以下一覧にまとめてみました。
- 健康管理(血中酸素濃度の測定など)を目的としてApple Watchを使いたい人
- Series 3までのモデルを利用している人
- アルミニウム以外の素材・新色カラーを利用したい人
- 「常時ディスプレイ表示」機能がほしい人
健康志向が高い人(ウェルネスには最適)
Apple Watch Series 6は、話題となった”血中酸素濃度”や”心拍数”・”緊急SOS”・”転倒検出”など、ウェルネスに特化した自身の健康管理を目的とした使い方には、最適な機種と言えます。
合わせて発表があったwatch OS 7でも、睡眠記録が新しく追加され、Appleが健康志向に重点を置いているのは言うまでもありません。
約1.5時間でフル充電ができるApple Watch Series 6は、課題であったバッテリー消費も「急速充電に対応」していますので、スキマ時間に高速に充電が可能。バッテリー容量を気にする心配が不要となりました。
大人の雰囲気が漂う高級感のある素材を使いたい人
Series 6では、本体素材を「アルミニウム」「ステンレススチール」「チタニウム」と3つの素材から選択できる為、高級感のあるステンレススチールやチタニウムを使いたい人にもおすすめです。
(上記画像のように)ステンレススチールとアルミニウムを比較しても分かる通り、ステンレススチールは、ぱっと見で高級感が漂っています。
錆びにくいのはもちろん、アルミニウムに比べて耐久性も強く、光沢感も消えることがない為、長く使いたい人にもおすすめです。
まとめ:Apple Watch Series 6レビュー|完成度が高く、ウェルネスに最適
以上、Apple Watch Series 6のレビューやSEの違い、おすすめユーザーについての紹介記事でした。
今回私は、Series 5からの乗り替えユーザーでしたが、総評して『買い替えて良かった』と素直に思えた機器となりました。
特に今回の血中酸素濃度の測定など、ウェルネスに特化している傾向が強い為、自身の健康管理や万が一に備えてSeries 6を購入してみるのもありかな、と個人には感じました。
- 今回紹介した商品はこちら
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