iPad×トラックパッドが超便利!おすすめ設定や操作方法を紹介します
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
iPad用Magic KeyboardやMacBookに搭載されている”トラックパッド”。タッチ・スワイプなど指だけで直感的にコントロールできる扱いやすさが魅力的です。
実はiPadでは、マウスだけでなく「Magic Trackpad」にも対応しています。
iPadとMagic Trackpadを組合わせて使えば、画面へのタッチ動作が減り、ノートPCのようにカーソルで操作できたりと作業効率がかなり上がります…!
ということで本記事では、iPad×トラックパッドの接続方法をはじめ、おすすめ設定や操作方法を紹介します。
iPad×トラックパッドを使う”メリット・デメリット”も紹介します!
- iPadでトラックパッドを使うための「事前準備」
- iPad×トラックパッドで「設定できる項目」を紹介
- おすすめ設定、操作方法も紹介!
- iPad×トラックパッドを使う「メリット・デメリット」を紹介
iPadでトラックパッドを使うための事前準備(接続方法)
はじめに、iPadでトラックパッドを使うために、次の3点を確認してトラックパッドをiPadに接続しておきましょう。
1.トラックパッドを用意する
iPadで使えるトラックパッドには、主に次の3種類があります。
Magic Keyboard(iPad専用)
- iPad専用キーボード付きトラックパッド(Apple純正)
- マグネット内蔵で、iPadにサッと取り外しできる
- Smart Connector搭載で、ペアリング不要で電源を入れずに瞬時に使える
- 対応モデルは限定的※詳細
Magic Trackpad
- (MacBookなどに搭載されている)トラックパッドを単体で使えるタイプ
- ワイヤレスタイプで持ち運びしやすい
- バッテリー内蔵で1ヶ月以上使える
トラックパッド ※Apple非純正
- iPad OSに対応したトラックパッド(Apple非純正)
- トラックパッド単体、キーボード付きなど様々なタイプがある
- Apple純正より価格が安い
- 中には、ペアリング不要で使える”Smart Connector”搭載タイプもある
Magic Keyboard(iPad専用)
Magic Keyboardは、iPad専用で作られたキーボード付きのトラックパッド。
ペアリングや電源が不要で、取付けするだけでサッと使える”Smart Connector”を搭載。扱いやすさは言うまでもなく断トツで良いです。
さすがApple純正品とも言えるMagic Keyboardですが、対応モデルは限定的です。
- 12.9インチiPad Pro(第3/4/5世代)
- 11インチiPad Pro(第1/2/3世代)
- iPad Air(第4/5世代)
Magic Trackpad
Magic Trackpadは、MacBookなどに搭載されているトラックパッドを単体で使えるタイプ。
Magic Keyboardよりもトラックパッドの面積が広いので、タッチ・スワイプ操作など指のジェスチャが扱いやすいです。
トラックパッド ※Apple非純正
iPad OSに対応したサードパーティ(Apple非純正)のトラックパッドは、キーボード付きタイプやトラックパッド単体タイプなど種類が豊富。なによりも価格の安さが最大の魅力です。
LogicoolのCombo Touchは、”Smart Connector”搭載のため、iPadを取付けすれば充電することなくトラックパッド・キー操作ができます。
2.iPadOS 13.4以降にアップデートする
iPadでトラックパッドを使うには、iPadOS 13.4以降にアップデートする必要があります。
最新のiPadOSにアップデートする方法は、iPadの「設定」<「一般」<「ソフトウェアップデート」からアップデートできます。
なお、iPadOS 13以降に対応しているiPadは、次の通りです。
- iPad Pro(全てのモデル)
- iPad(第5世代)以降
- iPad Air 2以降
- iPad mini 4以降
3.iPadにトラックパッドを接続する
iPadにトラックパッドを接続するには、Magic KeyboardとMagic Trackpad(または、サードパーティのトラックパッド)で接続方法が異なります。
Magic Keyboardで接続する方法
iPadをMagic Keyboardに接続するには、iPadをMagic Keyboardに載せるだけ。ペアリングすることなく、電源を入れたり充電する必要もありません。
また、”Smart Connector”が搭載しているiPadケースであれば、ケースを着けたままMagic Keyboardに接続することもできます。
Magic Trackpadやサードパーティのトラックパッドで接続する方法
iPadをMagic Trackpadやサードパーティのトラックパッドで接続するには、Bluetoothでペアリング設定をする必要があります。
設定方法は、(iPadOS 13.4以降にアップデート後)iPadの「設定」<「Bluetooth」<”その他のデバイス”より「Magic Trackpad」をタップするだけ
ペアリング後、”自分のデバイス”より「接続済み」に切り替わると、黒丸のカーソル(●)が表示されます。以上で、トラックパッドの接続は完了です!
iPad×トラックパッドで設定できる項目|おすすめ設定も紹介!
iPadのトラックパッドで設定できる項目を紹介します。
- 「設定」<「一般」「トラックパッドとマウス」
- 軌跡の速さ
- ナチュラルなスクロール
- タップでクリック
- 2本指で副ボタンのクリック
- 「設定」<「アクセシビリティ」<「ポインタコントロール」
- コントラスを上げる
- 自動的にポインタを非表示
- カラー
- ポインタのサイズ
- ポインタアニメーション
- ダブルタップしてドラッグ
- トラックパッドの感性
- スクロールの速さ
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トラックパッド設定
iPadの「設定」を開いて、「一般」<「トラックパッドとマウス」から次の項目をカスタマイズできます。
- 軌跡の速さ…カーソルの動く速さを調整できる
- ナチュラルなスクロール…2本指でスクロールした時の”方向”を変更できる
- タップでクリック…指でタップした時に、クリックさせるかどうかを変更できる
- 2本指で副ボタンのクリック…マウスのような”右クリック”動作をするかどうか変更できる
私のおすすめは、軌跡の速さを「最大」に、他は全て「チェック」です!
iPadの画面サイズは、PCモニターと比べると小さいものの、サッと指を動かすだけで画面端から端までカーソルを動かせる”スピード感”は意外と重要。小さなことですが、作業効率に大きく影響するところです。
また、MacBookユーザーであれば、Macの画面を拡張・ミラーリングしたりなど、iPadをサブディスプレイとして活用できます(=Sidecar機能)。
iPadと外部モニターを併用している方は、軌跡の速さを”最大”にすることで、わずかな指の動きでストレス無くカーソル移動ができますよ…!
ポインタコントロール設定
iPadの「設定」を開いて、「アクセシビリティ」<「ポインタコントロール」から次の項目をカスタマイズできます。
- コントラストを上げる…カーソルの色を半透明の濃いグレーに変更できる(通常は、半透明の薄いグレー)
- 自動的にポインタを非表示…ポインタを動かさなければ、自動的にポインタを非表示に設定できる
- カラー…ポインタの枠線の色を設定できる(枠線の太さも調整可能)
- ポインタアニメーション…ポインタがシーンに応じて変形するか設定できる(Appアイコンにポインタを合わせると拡大するなど)
- ダブルタップしてドラッグ…ファイルを2回タップすると、指を離さなくてもドラッグできるか設定できる
- トラックパッドの慣性…指を離した後に、カーソルが少しだけ滑るように動くか設定できる
- スクロールの速さ…2本指でスクロールした時の速さを調整できる
私のおすすめは、ダブルタップしてドラッグを「ON」です!
iPadでホーム画面のAppアイコンやファイルを移動する時は、トラックパッドを押し込みながらドラッグしますが、この設定をすると、ダブルタップでドラッグが可能になります。
“ドラッグロックなし”にすると、ダブルタップ後に指を離すとドラッグ状態が停止します。これが地味に便利です…!
【参考】iPad×トラックパッドの操作方法
トラックパッドを使ってiPadを操作する方法は、主に次のジェスチャがあります。
- 主ボタン:1本指でクリック
- 副ボタン:2本指でクリック
- スクロール:2本指で上下/左右にスワイプ
- ズーム:2本指でピンチ(開くと拡大、閉じると縮小)
- ホーム画面を開く:3本指で上にスワイプ
- Dockを開く:1本指で画面の下部までポインタをスワイプ
- Appスイッチャーを開く:3本指(4本指)で上にスワイプして止めてから指を放す
- アプリの切替:3本指で左右にスワイプ
- “今日”の表示を開く:ホーム画面(またはロック画面)で、2本指で右にスワイプ
- 検索を開く:ホーム画面で、2本指で下にスワイプ
- コントロールセンターの表示:1本指で画面右上のステータスアイコンをクリック(または、その状態で上にスワイプ)
- 通知センターの表示:1本指で画面左上のステータスアイコンをクリック(または、その状態で上にスワイプ)
意外と種類が豊富で覚えるのが大変ですが…、使いこなせば指だけでサッとさまざまなジェスチャ操作が行えます。
個人的に、必ず覚えておきたい項目を紹介しておきます!
Dockを開く
iPad画面下に様々なAppが配置されている”Dock”を開くには、1本指で画面の下部までポインタをスワイプさせます。
Macユーザーではお馴染みの操作ですが、iPadでも同様です。また、ポインタを下部までスワイプし続けて止めると”Appスイッチャー”が起動し、スワイプすると”ホーム画面”を開けます。
Appスイッチャーを開く、アプリの切替
3本指(4本指)で上にスワイプして止めてから指を放すことで、Appスイッチャー(起動Appの一覧表示)を開けます。
また、3本指で左右にスワイプすることで、(前後に起動していた)アプリを切替できます。
iPhoneでは、1本指で同様の操作をできますが、iPadでは、3本の指を使います。ちなみに、3本指でサッと下から上にスワイプすると、アプリを終了できます。
コントロールセンターの表示
コントロールセンターを表示するには、1本指で画面右上のステータスアイコンをクリック(または、その状態で上にスワイプ)します。
iPadでは、(iPhone同様に)画面右上から下にスワイプすることでコントロールセンターを表示できますが、トラックパッドを使う時は操作方法が異なるので要注意です。
通知センターの表示
通知センターを表示するには、1本指で画面左上のステータスアイコンをクリック(または、その状態で上にスワイプ)します。
(コントロールセンター表示と同様に)、ステータスアイコンにポインタを重ねてクリックすることで、通知センターを表示することもできます。
なお、通知センターを元に戻すには、画面下のバーを下にスワイプ(または、クリック)で、前画面に戻すことができます。
Split View・Slide Over(画面分割)
トラックパッドの操作ではありませんが、iPadでは、画面を分割して2つのアプリを同時に表示することができます。
- Split View:2つのアプリを同時に表示して操作できる
- Slide Over:起動しているアプリの上に、小さい2つの目のアプリを表示して操作できる
起動方法は、アプリ上部に表示される「…」をタップすることで、全画面・Split View・Slide Overを切替できます。
詳細の使い方は、以下記事でもレビューしています
iPad×トラックパッドを使う「メリット、デメリット」
iPad×トラックパッドを使う「メリット」
iPadでトラックパッドを使う最大のメリットは、指だけで様々なジェスチャを行いiPadを操作できること。
通常iPadは、”画面タッチ”で操作するため、腕・手首が疲れやすい…。しかし、トラックパッドは手首を固定したまま”指だけ”でタッチ・スワイプ操作ができます。
トラックパッド操作時は、●印のカーソルが表示されるので視認性も高く、誤ったタッチ操作をすることなく確実に操作できます。
特に、ブログを書くなどタイピング作業時は、トラックパッドがかなり役立ちます。
トラックパッド無しでキー入力をすると、文字範囲を選択したり、文字の装飾をする時に誤タップしやすく、思った範囲が選択されない…なんてことはよくあります。
トラックパッドを使えば、マウス同様にカーソルが表示されるので、 指のタッチ操作と比べて誤動作を防ぐこともできます。
iPadでキーボード入力する方には、トラックパッドは重宝するアイテムです!
また、Macユーザーであれば、iPadのディスプレイを拡張してサブモニターとしても使えるので、そんな時にトラックパッドは扱いやすくて便利です。
メインディスプレイとiPadディスプレイを一つのトラックパッドで操作可能。遅延もなくシームレスにデバイス間を行き来できます。
設定方法は、Macの「システム環境設定」<「ディスプレイ」<”ディスプレイを追加”から「iPad」を選択します
iPadで、Finderやブラウザの表示・動画の閲覧などに役立ちます!
ちなみに、iPad Pro/Airを外部ディスプレイとして拡張することも可能です(iPadOS 16より)。ファイル間の移動やディスプレイの解像度も変更できるため、デスクトップPCに近い形でiPadをデスクトップ化できます。
iPad×トラックパッドを使う「デメリット」
対して、iPad×トラックパッドを使った気になった点は、(私の環境に限ってかもですが…)MacとiPadでユニバーサルコントロールを使うと、たまに接続が切れることがあります。
Mac・iPadで画面操作中に切れたことが何度かあるので、快適なトラックパッド操作が台無し…。
iPadをスリープ→ロック解除(または再起動)で問題なく使えるようになりますが、2022年の新機能ですので、まだ動作が不安定なのかもしれません(今後のOSアップデートに期待です…!)。
また、Macではトラックパッドの操作をカスタマイズできますが、iPadのトラックパッドジェスチャは決まっていて、カスタマイズできない点も気になるところ。
Macのトラックパッド操作とiPadのトラックパッド操作がそれぞれ異なるので、(慣れれば問題ありませんが)初めて使う方は少し扱いづらさを感じるかもしれません。
参考に、iPadで使えるトラックパッドのジェスチャはこちらから確認できます
まとめ:iPad×トラックパッドが超便利!おすすめ設定や操作方法を紹介します
以上、iPad×トラックパッドのおすすめ設定・操作方法の紹介記事でした。
個人的には、iPad×トラックパッドの組み合わせは扱いやすくて便利でした!
トラックパッドを使わずにApple Pencilでも直感的に操作できますが、ホーム画面に戻ったりスワイプする時は、タッチした方が扱いやすい…。
トラックパッドを使うと、iPadに手を伸ばさなくても”指だけ”でiPadをコントロールできるので、何度も腕を動かす必要もなく快適です。
トラックパッドのカスタマイズは固定であるものの、ジェスチャ種類も豊富。
カーソルも表示されるのでマウス同様に視認性も高く、カーソルを合わせるとiPadならではのアニメーション(Appアイコンが拡大されるなど)も表示されるので、ノートPC以上に扱いやすさがあると感じました。
正直「iPadにトラックパッドは必須か?」と言われると、答えはNoですが、MacBook+iPadユーザーであればきっと便利になるはず…!と感じましたので、一度試してみてはいかがでしょうか。
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