iPhone 14 Pro 長期使用レビュー | 12 Proから機種変更は正解だったのか?12 Proの違いを比較!


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
2022年9月、新型モデルとして登場したiPhone 14シリーズ。僕は今までiPhone 12 Proを使ってましたが、この機会にiPhone 14 Proに買い替えました。


iPhone 14 Proでは、ロック画面の「常時表示」や新しい操作システムの「Dynamic Island」、4,800万画素にアップした「カメラ性能」などが注目されていますが・・。
ズバリ、iPhone 12 Pro→iPhone 14 Proへの機種変更は正解だったのか?約半年使ってみて、良かった点や気になったところを紹介したいと思います。
結論をいうと、12 Pro→14 Proへの機種変は大正解。特に、クロップズームやアクションモードを使った写真・動画撮影など・・カメラ性能の大きなアップデートに大満足してます。


個人的には、アクションモードを使って走り回る子どもを滑らかな映像で撮影したり、4Kシネマティックモードでグッとくるホームビデオを高画質で残せたり・・。主に子どもの写真や動画撮影で大活躍してます。














「ただ、価格は約15万・・」どえらい値段ですが、カメラ性能だけみても12 Proからの機種変は正解でした
ということで本記事では、iPhone 14 Proの長期使用レビューをしていきます。新機能の使い勝手はどうか?どんな人にiPhone 14 Proはおすすめか?そのあたりを中心に紹介していきます。
- iPhone 14 Pro 長期使用レビュー
- メリット、デメリットを紹介
- スペックや特徴、ディスプレイ・カメラ性能など
- 12 Proと14 Proの違いを比較
- iPhone 14 Proがおすすめな人
iPhone 14 Pro レビュー | 基本スペックや特徴について


基本スペック・特徴
はじめに、iPhone 14 Proの基本スペックは次の通りです。
モデル | iPhone 14 Pro |
---|---|
チップ | A16 Bionicチップ |
メモリ | 6GB LPDDR5 |
ディスプレイ | 6.1インチ(対角)オールスクリーンOLEDディスプレイ 2.566×1,179px解像度、460ppi | Super Retina XDRディスプレイ
広角カメラ (24mm) | 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 4,800万画素、F値1.78
超広角カメラ (13mm) | 120°視野角 | 1,200万画素、F値2.2
望遠カメラ (77mm) | 光学式手ぶれ補正 3倍光学ズーム | 1,200万画素、F値2.8
インカメラ (23mm) | オートフォーカス搭載 | 1,200万画素、F値1.9
生体認証 | Face ID |
防水防塵 | IP68等級(最大6mで30分間) |
バッテリー | 3.200mAh |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB |
サイズ・重量 | 147.5×71.5×7.85mm・206g |
カラー | スペースブラック/シルバー/ゴールド/ディープパープル |
価格 | 149,800円〜 |
その他機能 | Dynamic Island 衝突事故検出 アクションモード対応 最大4Kシネマティックモード対応 最大120Hzのリフレッシュレート | 常時表示ディスプレイ
年々進化し続けるiPhone。今回のiPhone 14 Proもいつもと変わりのないデザイン・・と思いきや、主に次の3つの機能が大きな進化を遂げています。
- カメラ性能の大幅なアップデート(4,800万画素、センサー大型化)
- Dynamic Island
- 常時表示ディスプレイ
カメラ性能の大幅なアップデート
進化したポイント1つ目は、カメラ性能が大幅にアップデートされたこと。(前作iPhone 13 Proの)1,200万画素から約4倍の”4,800万画素”へ、メインカメラ性能が大きく向上しました。


センサーの大型化+新しいPhotonic Engineを使うことで、暗所でもより明るく色彩豊かに・・写真撮影の表現の幅が広がったことが特徴的。
- 4,800万画素のメイン(広角)レンズ
- 広角レンズにクロップズームが搭載(光学2倍望遠で撮影可能に)
- 暗い場所での性能が向上(広角/望遠/インカメ→最大2倍、超広角→最大3倍)
- アクションモードの搭載(手ブレ補正の強化)
- インカメラのオートフォーカス搭載
- シネマティックモードの4K対応
さらにビデオ撮影では、走りながら撮影しても手ブレを抑えてくれる“アクションモード”が搭載。ジンバル不要でiPhoneだけで、映画のような滑らかな映像を撮影できるなど・・ビデオ機能も大きく強化されました。


また、13 Proから搭載されたシネマティックモードですが、iPhone 14 Proでは24fpsの4K撮影にも対応してます。13ProではフルHDまでだったので、14 Proではより高画質で撮影できるようになりました。
Dynamic Island
進化したポイント2つ目は、新しい操作システムである「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」が搭載されたこと。14 Proで一番注目を浴びた機能です。


これまでのノッチ型とは異なり、画面上部をくり抜いた”パンチホール型”に変更。通話や音楽再生・マップ・生体認証など・・バックグラウンドで動いているアプリがアニメーション表示してくれる機能です。


「音楽再生中に、次の曲へスキップしたい」とか「タイマーの残り時間を確認したいな・・」なんて時でも、パンチホール部分をタップ(長押し)することで必要な情報を必要なシーンでチェックできます。

常時表示ディスプレイ
進化したポイント3つ目は、ロック画面でも時刻や通知を確認できる「常時表示ディスプレイ」に対応したこと。


これは画面をタップしたりiPhoneを持ち上げなくても、常に時刻を確認できるというもの。Apple Watchではお馴染みの機能ですよね。
またウィジェットを設定すれば、天気やバッテリー残量など・・ロック解除しなくても一目で確認できるので、通知が気になる人はあると嬉しい機能です。
なお、常時表示なのでバッテリー減りは早くなりますが、ポケットに入れたりiPhoneの画面を下に向けて置くなど・・画面点灯が必要でないシーンは自動で点灯OFFになる”バッテリー消費を自動で抑えてくれる機能”も付いています。


ということで、iPhone 14 Proで大きく進化したポイントを3つ紹介しました。他にも新しいチップで処理能力が上がったり、ディスプレイの輝度が高くなったりしましたが・・このあたりは後述したいと思います。














まずはiPhoneのデザインからチェックしていきます
iPhone 14 Pro レビュー | 外観デザイン


いつもと変わらない見た目
iPhone 14 Proの外観は、特段大きな変化もなく、ほぼいつもと変わりのないデザインとなってます。


左右には、電源ボタンや音量ボタンが配置され、下部には「またか・・」でお馴染みのLightroom端子が配置されてます。






いつものiPhoneに見えますが、14 Proの外観で少し変わったことは、次の2つ。
- パンチホール型ディスプレイに進化
- カメラユニットの拡大
まずは従来のノッチ型が進化し、ディスプレイに小さな穴が空いた形となる”パンチホール型”のディスプレイに見た目がちょっと変化しました。


これによって画面の表示領域が少し大きくなっので、よりスタイリッシュさが増した仕上がりになりました。
次に、カメラユニットも大きく拡大され、分厚くなったことも見た目の変化の一つ。


どれだけ大きくなれば気が済むんだ・・というくらい巨大化して分厚くなってます。13 Proよりもカメラユニットが少し大きく分厚くなっているので、「今まで使っていたケースを使おう!」なんてことは勿論できません・・。
ちなみに今回新しいカラーで”ディープパープル”が登場。今までにない色で注目を浴びてますが、僕はスペースブラックを選びました。
















Proモデルは例年通り、フレームはステンレス素材を採用。ぱっと見の高級感と美しさを感じます!
所有欲をしっかり満たしてくれて、すぐに触れたくなるデザイン・・ここはさすがのApple製品。このデザインだけでも「買ってよかった!」を感じさせてくれます。
サイズや重さは、わずかに大きくなった
次にサイズと重さについて。13 Proと比較するとわずかに大きくなってます。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|---|
サイズ | 147.5×71.5×7.85mm | 146.7×71.5×7.65mm | 146.7×71.5×7.4mm |
重さ | 206g | 203g | 187g |
数gとわずかの数値ですが、体感的には意外と違いが分かるもの・・。重さが気になる人は、装着するケースの重さも気にしたいところです。
付属品は、次の通り


iPhone 14 Proは、30分で約50%充電できる”高速充電に対応”してます・・が、この恩恵を受けるには、20W以上のアダプタを使う必要があるので要注意。
ちなみに、12シリーズ以降のiPhoneでは、MagSafeというマグネットが内蔵されているので、別売のMagSafe充電器を使えば、ワイヤレスで高速充電することもできます。


詳しくはこちらの記事で紹介していますので、気になる方は合わせてご覧ください



iPhone 14 Pro レビュー|ディスプレイ性能


iPhone 14 Proのディスプレイ性能で大きく進化したポイントは、次の通りです。
Dynamic Islandの発想は面白いが、実用性に欠けるところも・・
新しく搭載されたDynamic Islandは、バックグラウンドで起動しているアプリがアニメーション表示される機能。例えば、音楽を再生していると、パンチホール部分に”再生中”画面が表示されたり・・。


長押しすることで、小さなウィンドウが起動されて、再生/一時停止・スキップなど・・他のアプリを起動しながら操作できる面白い機能となってます。

またタイマーを起動すると、このように時間をいつでも確認できるようになりました。

他にも、充電開始・着信・消音・Face ID・マップ案内・ボイスメモ・・などがDynamic Islandに対応していますが、ただこれらの機能ってほとんどApple Watchでできてしまうんですよね。


Dynamic Islandの発想はかなり面白いですが、今のところ(対応アプリも少ないので)実用的ではないかな・・と感じてます。
とはいっても、バックグラウンドで起動しているアプリを直感的に操作できるようになったので、使っていてワクワク感があります。ということでこれからの新機能に期待です・・!
常時表示ディスプレイは使う頻度が少ない・・
続いて、もう一つ注目を浴びている“常時表示ディスプレイ”機能ですが・・これも(個人的には)使う頻度が少なかったです。


時刻やアプリの通知もひと目でわかる機能ですが、これも(Dynamic Island同様に)Apple Watchがあれば無くてもいい機能なんですよね・・。


ただし、ウィジェット設定は使い勝手が良かった。例えば、”PayPay支払い”を割り当てればワンタップで起動できたり、ニュースなんかも(Apple Watchよりも)文字が大きく視覚的に情報を得やすかったです。


とはいっても、対応するサードパーティアプリが少なかったり、ウィジェットを設定できる数も少ないので、まだまだこれからの機能かなと思いました。
ディスプレイ輝度が向上した
最後に、14 Proではディスプレイ輝度も大きく向上しています。
歴代モデルの輝度はこちら
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|---|
最大輝度(標準) | 1,000ニト | 1,000ニト | 800ニト |
ピーク輝度(HDR) | 1,600ニト | 1,200ニト | 1,200ニト |
ピーク輝度(屋外) | 2,000ニト | ー | ー |
(13 Proと比べると)普段使いする分には1,000ニトと変わりありませんが、屋外での使用が1,000→2,000ニトに大きく向上してます。


ここは体感的には分かりづらいところですが・・。2,000ニトあれば、強い日差しのある雪山でもスキーやクライミングなど・・過酷な環境でも文字が見えやすいというメリットがあります。
iPhone 14 Pro レビュー | カメラ性能


続いてカメラ性能について。iPhone 14 Proで大きく進化したカメラ性能は、次の通りです。
- 4,800万画素のメイン(広角)レンズ
- 広角レンズにクロップズームが搭載(光学2倍望遠で撮影可能に)
- 暗い場所での性能が向上(広角/望遠/インカメ→最大2倍、超広角→最大3倍)
- アクションモードの搭載(手ブレ補正の強化)
- インカメラのオートフォーカス搭載
- シネマティックモードの4K対応
iPhone 14 Proのリアカメラは、超広角(13mm)・広角(24mm)・望遠(77mm)のトリプルカメラ+LiDarスキャナを搭載した(iPhone 13 Pro)と同じカメラ構成となってます。


4,800万画素の広角メインカメラ
いつもと変わらないカメラユニットですが、特筆すべきは、広角カメラが(13 Proの)1,200万画素の4倍となった“4,800万画素”センサー搭載へ大きく進化しています。


iPhone 14 Proでは、”クアッドピクセルセンサー”を搭載。詳しくいうと、4つのピクセルを1つの巨大な(クアッド)ピクセルとしてまとめることで、1ピクセルあたりの光の取り込む量が増える(=4倍の光を捉える)というもの。
つまり、1,200万画素のサイズで撮影して、(Apple ProRAW形式を使うことで)4,800万画素という高い画素数の写真を取り出すことができます。
この48MPセンサーの恩恵として、主に「2倍ズーム」でも画質が劣化することなく撮影できたり、暗所の撮影でもより鮮明な写真を撮ることができます。
もっというと、4,800万画素のうち真ん中の1,200万画素を切り取ることで、広角(24mm)レンズで2倍のクロップズームが使えるようになりました。


- iPhone 14 Proのクロップズーム=4,800万画素から1,200万画素を抜き取る(画質劣化なし)
- iPhone 13 Proのデジタルズーム=1,200万画素から300万画素を抜き取り、さらに1,200万画素まで拡大する(画質劣化あり)
要約すると、iPhone 14 Proは「超広角13mm」「広角24mm」「望遠77mm」のトリプルレンズですが、(メインレンズである)広角24mmに”クロップズーム”が新搭載された・・ということです。














2倍のクロップズーム対応で、画質劣化なく写真を撮れます!
とはいっても、スマホで見ると細かな違いは分かりにくいですが・・。どちらかというと、iPhoneカメラに「2倍ズーム(2x)」が追加されたことで、切り替えが楽になったことが助かってます。


13 Proでは、”1x”か”3x”の間をスライドして画角調整する必要がありましたが、14 Proでは標準で2倍(2x)が選択できるようになりました。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|---|
超広角(0.5x) | 13mm | 13mm | 13mm |
広角(1x) | 24mm | 26mm | 26mm |
標準(2x) | 48mm | ー | ー |
望遠(3x) | 77mm | 77mm | 52mm |
iPhone 14 Proでは、4つの画角で撮影できます


また48MPセンサー搭載の恩恵として、暗所での撮影も性能が大きく向上。新しいPhotonic Engineで、広角・望遠・インカメは最大2倍、超広角カメラは最大3倍に性能アップしたことで、明暗差があるシーンでも綺麗な写真を撮影できます。
アクションモードの手ブレ補正が優秀!
iPhone 14 Proで新しく搭載されたアクションモード。手ブレ補正があるので、走りながらの撮影でも手ブレを防いで滑らかな動画を撮影できます。


この機能・・子どもがはしゃぐシーンを残したいパパママ世代にはかなり重宝する機能です。子どもが公園で思いっきり走ってはしゃいでるシーンとか映像で残しておきたいじゃないですか・・。

そんな時に一緒に走りながら撮影しても、手ブレをしっかりと抑えて撮影することが可能。サッと取り出しやすいiPhoneだからこそ、パパママ世代には感動する機能になると感じました。














ただアクションモードは、60fpsに対応しているものの最大2.8Kなので、後述するシネマティック4Kと使い分けることをおすすめします!
シネマティックモードが4K24fps対応!
iPhone 14 Proでは、(13シリーズより使える)シネマティックモードが24fpsの4K HDR撮影に対応。つまり、映画と同じような品質をiPhoneでも撮影できるようになりました。


皆さんご存知の通り、シネマティックモードは背景をボカして映画のような動画を撮影できるモードですが、撮影後もボケ具合(ピント)を調整できます。
















動いている被写体を自動的にピント調整してくれるので、僕のような素人でもなんかいい感じの映像を残せちゃいます
なによりも一番嬉しいのは、(13 Proと比べて)4K24fpsに対応したこと。背景がいい感じにボケて高画質なので、プロが撮ったような仕上がりになってくれます。


多少ボケ具合が不自然なところがありますが、あとからピント編集も可能。子どもの映像を高画質で残すことができますし、家族に思い出のシーンをいい感じの映像でシェアできるので、これも同じくパパママ世代には嬉しい機能だと思います!
Apple ProRAWはサイズが大きい・・
さて、48MPセンサー搭載で高画素写真を撮影できるiPhone 14 Proですが・・48MP写真を取り出すには、Apple ProRAW形式を使う必要があります。


そこで気になるのが、ファイルサイズについて。48MPという高画素なので、当然ファイルサイズも大きくなる・・48MPだと1枚あたり75MBの容量が必要になります。
実際に、12MP・48MPで比較した写真がこちら




どうでしょう・・スマホのぱっと見であれば全然違いが分かりませんが、ズームすると細かなところで違いが出ていることがわかります。


高画質な写真を残せるに越したことはないですが、1枚あたり約75MB・・100枚撮れば約7.5GB。頻繁に使うには現実的ではないファイルサイズです。
ただしProRAW形式への切替は、カメラからワンタップで切り替えできるので使い勝手は悪くありません。


使うシーンは限定的にしないと容量不足に陥る機能ですが、大事なシーンで高画素な写真を残せるのは嬉しいですよね。しかも手軽に取り出せるiPhoneで。一眼レフと比べるとこの辺の使い勝手がまるで違います・・!
iPhone 14 Pro レビュー | その他性能・使い勝手について


最後に、iPhone 14 Proの性能(チップや生体認証・バッテリー性能)や持ちやすさなど・・使い勝手も触れておきます。
A16 Bionicチップを搭載
iPhone 14 Proは、A16 Bionicチップを搭載。毎年新しくアップデートされるSoC(システムオンチップ)のことです。


A16 Bionicチップは、iPhoneでは過去最多の160億個近くのトランジスタを搭載し、電力効率やディスプレイ・カメラなどで高いパフォーマンスを実現できるとんでもないチップなんですが、体感的にはあまり違いを感じませんでした。
というのも最近のiPhoneって遅延を感じることもなくストレスフリーで操作できるほど高性能ですよね。違和感なく当たり前に操作できる・・この辺はさすがのAppleと言わざるを得ない安心感を感じます。


Face IDは横向きに対応
個人的に地味に嬉しかったことが、Face IDが横向きに対応したこと。横向きでゲームした状態でも、横向きをキープしたままロック解除できるようになりました。


他にも動画の続きをみたい時でもいつも通りスワイプすればロック解除できるので、iPhoneを縦に持ち直す必要がなくなったのは地味に助かりました!
バッテリー持ちについて
iPhone 14 Proでは、3,200mAhのバッテリー容量を搭載し前作よりも少し大きくなってます。


当然、バッテリー減りは使用環境によって異なりますが・・僕の日常的な使い方(約2時間SNSやYouTubeなど、常時表示ON)だと朝100%→65%(22時頃まで)まで減ってたので、「早く充電しなきゃ・・!」と不安を感じることなく使えています。














常時表示がバッテリー減りに与える影響は、思ったよりも少なめでした!
また、今回新登場した”常時表示ディスプレイ”のバッテリー減りですが、(常時表示ON/OFFで一日使った場合で)体感的に約10%前後違いがあるので、少しでもバッテリーを抑えたい方はOFFがおすすめです。
ちなみに常時表示は、以下の状態では自動的にOFFになります
- ポケットやカバンなど暗い環境下
- iPhoneの画面が下向きの状態
- 低電力モード、睡眠(集中)モード時
- Apple Watch装着時、iPhoneから離れている状態
- CarPlay接続時など…
常時表示が必要でないと判断されるシーンは自動OFFになるので、特別気にならない人はONでも問題なさそうです・・!
グリップ力や持ちやすさはいつも通り・・
iPhone 14 Proの持ちやすさは、いつもと変わらないデザインなのでいつも通りの持ちやすさ。ただし重さは、”206g”と年々重くなっているので、長時間片手で使い続けるのは疲れを感じちゃいました。


しかもケースを付ける人が大半だと思うので、この重さにケースを加えると中々の重量になるのは気になるところ・・。
個人的には、MagSafeケースの中で比較的軽めの”MagEZ Case Pro 3“あたりがおすすめです


ただ画面サイズ的に、6.1インチと扱いやすいサイズ。動画やゲーム・ネットサーフィンをしても何ら問題なく使える大きさなので、個人的にはこのサイズがしっくりきてます!














ということでiPhone 14 Proをレビューしました。続いて、今まで使っていたiPhone 12 Proを比較してきます!
iPhone 12 Pro→14 Pro進化したポイントや違いを比較 | 乗り換えは正解か?
さて、iPhone 14 Proをレビューしてきたわけですが、今まで僕はiPhone 12 Proを使ってました。ここでは、iPhone 12 Pro→14 Proで進化したポイントを紹介していきます。


まずは結論から・・僕的には、12 Pro→14 Proへの乗り換えは大正解。その理由は”カメラ性能”の違いに大きな差を感じていて、子どもの写真や動画撮影で大活躍しているからです。
まずは、iPhone 12 Pro→14 Proで進化したポイントをまとめると次の通りです。
- カメラ性能の大幅アップデート
- 光学2倍望遠で撮影できる
- 暗所での撮影が綺麗
- 手ブレ防止の”アクションモード”を搭載
- シネマティックモードが使える
- 常時表示ディスプレイの対応
- Dynamic Islandの対応
カメラ性能の違い


基本的には、(上記で紹介しましたが)アクションモードやシネマティックモードが使えたり、暗所でも鮮明な写真が撮れたりと・・カメラ性能に大きな差を感じました。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|
広角 | 4,800万画素、F値1.78(24mm) 第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 | 1,200万画素、F値1.6(26mm) 光学式手ぶれ補正 |
超広角 | 120°視野角 | 1,200万画素、F値2.2(13mm)120°視野角 | 1,200万画素、F値2.4(13mm)
望遠 | 77mm) 光学式手ぶれ補正 3倍光学ズーム | 1,200万画素、F値2.8(52mm) 光学式手ぶれ補正 2倍光学ズーム | 1,200万画素、F値2.0(
インカメラ | オートフォーカス搭載 | 1,200万画素、F値1.9(23mm)1,200万画素、F値2.2(23mm) |
光学ズーム | x0.5、x1、x2、x3 | x0.5、x1、x2 |
Photonic Engine | 搭載 | 非搭載 |
ナイトモード | 対応 | 対応 |
マクロ写真撮影 | 対応 | 非対応 |
Apple ProRAW | 対応 | 対応 |
メインの広角カメラは、1,200万→4,800万画素と大幅に向上してますが、スマホで見る分には(ズームしない限りは)ぱっと見で大きな違いを感じにくい。
ただし、暗所での撮影はより鮮明に映って大幅にアップデートされたと感じました。


これは低照度下でもカメラ性能が向上した(鮮明な写真を映せる)”Photonic Engine”搭載の影響により、12 Proでは明るさが足りずにナイトモードに切り替わっていたシーンでも、14 Proでは切り替わらずに撮影できることが影響してます。














個人的には子どもの寝顔を撮る時にめちゃくちゃ役立ってます!
また大きな違いを感じたのは、2倍(52mm)→3倍(77mm)光学ズームに対応したことで、より遠くの写真を綺麗に残せること。自分が移動しなくても同じ位置から撮影できるので、表現の幅が広がったのは嬉しい!




また14 Proに乗り換えたことで、動画撮影でも大きな恩恵を受けてます。特に、”シネマティックモード”や手ブレ防止の”アクションモード”が最高すぎました。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|
ビデオ撮影 | 1080p HD(25fps,30/60fps) | 4K(24fps,25fps,30/60fps)1080p HD(25fps,30/60fps) | 4K(24fps,25fps,30/60fps)
ProRes撮影 | 最大4K30fps ※128GBモデル:1080p,30fps | ー |
ズーム | 3倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 9倍のデジタルズーム | 2倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 6倍のデジタルズーム |
シネマティックモード | 搭載(4K HDR,30fps) | 非搭載 |
アクションモード | 搭載 | 非搭載 |
手ぶれ補正 | センサーシフト光学式(第2世代) | 光学式 |
マクロビデオ | スローモーションとタイムラプス対応 | ー |
ドルビービジョン対応HDRビデオ | 最大4K60fps | 最大4K60fps |
スローモーションビデオ | 1080p(120/240fps) | 1080p(120/240fps) |
こうやって比較してみると、12 Proでは使えない機能が14 Proでは数多く搭載してます。
アクションモードやシネマティックモードって使うシーンが限定的・・と思ってましたが、iPhoneのカメラでサッとスワイプしたりタップするだけで簡単に切り替えできるのが嬉しい!


ブログや家族写真用に(一応)一眼レフを持っていますが、iPhoneでも申し分のないクオリティで撮れるので、一眼レフを取り出す手間を考えると使い勝手が良すぎでした。
最近は、MOFT製のストラップを掛けて外出することが多いのですが、子どもが走ってはしゃぐ急なシーンでもiPhoneを落とすことなく撮影できるので助かってます。


ジンバルなども使わずに”iPhoneだけで“クオリティが高い映像を撮れるので、iPhone 14 Proを買ってよかった一番のメリットはこのカメラ性能でした。
サイズの違い


次に、iPhone 12 Proと14 Proとサイズ感について。前述の通り、重さもサイズも若干大きくなってます。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 13 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|---|
サイズ | 147.5×71.5×7.85mm | 146.7×71.5×7.65mm | 146.7×71.5×7.4mm |
重さ | 206g | 203g | 187g |
厚みと重さが少し大きくなってますが、グリップ感はいつものiPhone。印象的だったのは、カメラ性能が上がったことによる”レンズの大きさ(厚み)“です。


もう一目瞭然ですよね。カメラの厚みが気になりすぎるほど出っ張ってます。レンズを下にして裸で置いたらキズが付いても仕方ないよね・・と言わんばかりの分厚さです。


レンズの修理費用ってバカ高いので、心配性な僕は激安のカメラ保護カバーを付けて対策してます。


カバーを付ければ更に厚みが増すデメリットはありますが、高額なレンズ費用を数百円でカバーできるなら・・としぶしぶ装着しています。
詳しくは以下で紹介しているので気になる方は合わせてどうぞ


ディスプレイ性能の違い


最後の比較は、ディスプレイ性能について。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ対角オールスクリーンOLED Promotionテクノロジー(最大120Hz) | Super Retina XDRディスプレイ6.1インチ対角オールスクリーンOLED | Super Retina XDRディスプレイ
常時表示ディスプレイ | 搭載 | ー |
Dynamic Island | 搭載 | ー |
解像度 | 2,556×1,179px、460ppi | 2.532×1,170px、460ppi |
輝度 | HDR:1,600ニト 屋外:2,000ニト | 標準:1,000ニト800ニト HDR:1,200ニト | 標準:
ディスプレイの見た目はほとんど変わってませんが、大きく違うのは「常時表示ディスプレイ」と「Dynamic Island」搭載の有無が異なります。
ただこの2点は、(個人的には)あれば便利だけど無くても困らない機能かな・・とも思ってます。


常時表示は良くも悪くも”時刻や通知の確認だけ”の機能。正直Apple Watchがあればそこまで重要な機能でないですし、めちゃくちゃ注目されているほど実用的とは感じてません。
あともう一つ話題となった”Dynamic Island”ですが、これも実用性に欠けるところ・・。


“ソフトウェア×ハードウェアの融合“とも言われている機能で中々面白い発想ですが、(前述の通り)Apple Watchがあれば操作に困らないので、個人的にはそこまで多用する機能ではありませんでした。
とはいっても、屋外での画面輝度が向上(1,200→2,000ニト)したり、最大120Hzに対応した”Promotionテクノロジー”を搭載していたり・・間違いなくディスプレイ性能は向上しているので画面操作で不自由さは一切ありません。














ぬるぬると滑らかに画面が動くので、ゲームや動画をたくさんする人には 十分満足できる性能です
その他の違い
その他性能の違いについては、次の通り。
モデル | iPhone 14 Pro | iPhone 12 Pro |
---|---|---|
チップ | 6コアCPU、5コアGPU 16コアNeural Engine | A16 Bionic6コアCPU、4コアGPU 16コアNeural Engine | A14
ストレージ | 256GB 512GB 1TB | 128GB256GB 512GB | 128GB
ネットワーク | Bluetooth 5.3 高精度2周波GPS | Bluetooth 5.0 内蔵GPS |
防水性能 | IP68等級(最大水深6m/30分) | IP68等級(最大水深6m/30分) |
安全性能 | 衝突事故検出 | 緊急SOS緊急SOS |
ビデオ再生 | 最大23時間 最大20時間(ストリーミング) | 最大17時間 最大11時間(ストリーミング) |
オーディオ再生 | 最大75時間 | 最大65時間 |
SIM | デュアルeSIM | デュアルSIM(nano-SIM、eSIM)デュアルSIM(nano-SIM、eSIM) |
カラー | ディープパープル ゴールド シルバー スペースブラック | パシフィックブルー ゴールド シルバー グラファイト |
こうみると結構違いがあるように見えますが・・iPhone 14 ProはいつものiPhoneといった感じで、普段使いで大きな差を感じる項目は見当たりませんでした。


ということで、iPhone 12 Proと14 Proを比較しました。
比較表で見ると数多くの違いはありますが・・個人的に12 Pro→14 Proへの機種変で、一番恩恵が大きかったところは”カメラ性能”でした。
「一眼レフを買ったように高画素!」は言い過ぎかもですが、一眼レフを取り出して「さあ、撮るぞ!」と気構えなくても、サッと手軽にプロのような映像を撮影できちゃうのは凄く助かってます!














最後に、iPhone 12 Proと14 Proの違いのポイントをまとめておきます!
- カメラ性能の大幅アップデート
- 光学2倍望遠で撮影できる
- 暗所での撮影が綺麗
- 手ブレ防止の”アクションモード”を搭載
- シネマティックモードが使える…
- 常時表示ディスプレイの対応
- Dynamic Islandの対応
まとめ:iPhone 14 Pro 長期使用レビュー
ということで、iPhone 14 Proを約半年使ってみたレビューをしました。メリット・デメリットは、次の通りです。


- カメラ性能の大幅アップデート(48MP)
- シネマティックモードが4K24fpsに対応
- 手ブレを防ぐ”アクションモード”で映画みたいな動画を撮影できる
- 暗い場所での撮影がめちゃくちゃ綺麗に撮れる
- 新しい操作システム”Dynamic Island”搭載
- “常時表示ディスプレイ”に対応
- 屋外でのディスプレイ輝度が大きく向上
- 価格が高すぎる
- カメラユニットが巨大化し過ぎている
- 常時表示、Dynamic Islandは実用性に欠ける
- 206gとズッシリくる重量
- (カメラ性能を除けば)体感的に大きな差を感じにくい
- Lightning端子を搭載
個人的には、12 Pro→14 Proへの機種変は大正解。12 Proにはない圧倒的なカメラ性能で、写真や動画撮影をするのがより楽しさを与えてくれるデバイスとなりました。


ただし、Dynamic Islandや常時表示など・・まだまだ実用的ではない機能もありますが、そんなことを上回るほどのカメラ性能に大満足してます。操作性もストレスありませんし、それなりに何でもできてしまうiPhoneだからこそ、改めて買ってよかったを感じさせてくれました。
iPhone 14 Proがおすすめな人
- 12シリーズ以前のiPhoneユーザーで、高性能カメラを使いたい人
- シネマティック4Kやアクションモードで子どもをいい感じのクオリティで撮りたい人
- 最先端の技術(Dynamic Islandや常時表示)を体感したい人
- Apple Watchを持たない人(iPhoneだけでそれなりのコトを済ませたい人)
(何度もいいますが)iPhone 14 Proの一番の魅力は「カメラ性能」です。4Kシネマティックに対応したり、手ブレが少ないアクションモードで撮影できたり、暗所での撮影がより鮮明になったりと・・カメラ恩恵を十分に体感できる一台になると思います。


「カメラにこだわるなら、一眼レフ買えばいいじゃん・・」って思いがちですが、それなりにいい感じの映像をiPhoneだけで撮影できるので、このあたりの使い勝手は一眼レフとは別物です。














特に子どもの写真は、”急”に収めたいシーンが多いですからね・・一眼より扱いやすさはまるで違います
(個人的な)買い替え目安は、12シリーズ以前のiPhoneユーザーがおすすめ。12 Proでもカメラ性能が高いですが、4Kシネマティックやアクションモードの存在は大きすぎました。


逆に、カメラ性能を重視せずに普段使いしたい人は、ここまでの機能は必要ないでしょう・・。バッテリー性能を重視する人は”14 Plus”という選択もありですし、Lightning端子にうんざりしている人は(ここ数年で登場すると言われている)USB-C搭載まで待つのもありだと思ってます。














子どもをいい感じに撮影したい僕としては、価格に見合う価値を十分に感じられたモデルでした
12 Pro以前のモデルからの機種変であれば、大きな差を感じられる一台になると思いますので、気になっていた方は検討してみてください!
ということで、レビューは以上です。気になっていた方の参考になれば幸いです。
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