「Apple Watch SE」開封レビュー|入門機には最適
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
「Apple Watch SE」のレビューを知りたい方へ。
2020年新作Apple Watchの一つである「Apple Watch SE」を購入しましたので、開封レビューしていきたいと思います。
- Apple Watch SEモデルの購入を考えている人
- これからApple Watchデビューをしたい人
- Apple Watch Series 6/7と比較して何が違うのか知りたい人
そのような悩みを抱えている方へ。
本記事では実機を用いて「Apple Watch SE」をレビュー解説し、SEモデルはどんなユーザーに最適か?紹介していきたいと思います!
- Apple Watch SEを「開封・レビュー」
- Apple Watch SEの「メリット・デメリット」を紹介
- Apple Watch Series 6/7の「違い」はなにか?
- Apple Watch SEモデルはどんなユーザーに最適か?
「Apple Watch SE」開封レビュー|入門機には最適
はじめに:Apple Watch SEモデルの特徴
開封前に、Apple WatchSEモデルのスペック、特徴について解説します。
スペック、特徴
仕様 | Apple Watch SE |
---|---|
価格 | GPSモデル:¥40,800〜 GPS+Cellular:¥47,800〜 |
本体サイズ | 40mm 44mm |
本体素材 | アルミニウムのみ |
本体カラー | シルバー スペースグレイ ゴールド |
チップ | デュアルコアS5 SiP ※(超広域帯)U1チップは非搭載 |
通信モデル | GPS GPS+Cellular |
常時ディスプレイ表示 | 非搭載 |
血中酸素ウェルネスアプリ | 非搭載 |
電気心拍センサー | 非搭載 |
光学式心拍センサー | 搭載 |
緊急SOS | 搭載 |
転倒検出 | 搭載 |
コンパス | 搭載 |
心拍数の通知 | 搭載 |
高度計 | 搭載 |
耐水性能 | 50m |
バッテリー容量 | 最大18時間 |
Apple Watch SEモデルは、常時ディスプレイ表示と血中酸素ウェルネスアプリは利用できないものの、 Series 5と同様のS5チップが搭載されています。
SEモデルでは、前作Series 5同様の”S5チップ”搭載より、アプリ間の移動などの動作もサクサクと、ストレスフリーで快適な操作を体感することが可能です。
Apple Watchは普段ずっと身に付ける時計なので、動作感や操作感は、とても重要なポイントです!
注意点としては、SEモデルでは、Apple Watch本体素材は「アルミニウム」限定となります。
ステンレススチールやチタニウム素材を使いたい方は、必然的にApple Watch Series 7を選択する必要がありますので、注意が必要です。
- チップが前作Series5と同じ”S5チップ”の為、ストレスフリーで操作可能
- GPS+Cellularモデルが選択可能(Apple Watch単独通信が可能に)
- 「常時ディスプレイ表示」と「血中酸素ウェルネスアプリ」は、利用できない
- 本体素材は「アルミニウム」しか選択できない
- 価格は、40,800円から購入可能
「Apple Watch SE」をいざ、開封!
今回購入した商品は、こちら。
それでは、Apple Watch SEを開封レビューしていきます!
箱を開けると、いつものカラフルで様々なバンドの組み合わせがあるデザインでおしゃれな箱
Watch本体とバンドは別々で、いつものシンプルな見た目は変わらず
中身は、「Watch本体」「1m磁気充電ケーブル」「簡易取説」が同梱されています
右側面には、Digital Crownとサイドボタン
左側面には、スピーカーとマイク
裏面がこちら。中央には各種センサーが搭載され、周りにはモデル名などが記載されています
今回購入したバンドは、バンドの繋ぎ目がない「ピンクシトラスソロループ」を購入。
装着した画像がこちら。ソロループのサイズは、40mmのサイズ”4″を購入
“ソロループ”バンドは、コンパクトな見た目ですが、かなりバンドが伸びますので、自身の腕に合ったサイズ選びが重要です。
磁気充電ケーブルと本体を装着。本体がアルミニウムケースだと、磁気部は白色です。
Apple Watch SEのメリット・デメリット
Apple Watch SEのメリット
- 前作Series 5の性能に近いのに、価格が安い
- 廉価版なのに、外観デザインも他モデルと変わらない
- ファミリー共有設定対応モデル
- 「睡眠記録」には最適
- 多くの計測センサーが搭載
前作Series 5の性能に近いのに、価格が安い
SEモデルは、前作Series 5の性能に近いのに、価格が安いことが特徴的です。
常時ディスプレイ表示が非対応であることを除けば、搭載チップがSeries 5と同様の”S5チップ”が搭載されています。
アプリの起動や画面スワイプ、Digital Crown・サイドボタンの反応など、操作感もサクサクで快適な動作スピードであることも特徴的です。
さらに驚くのが、Apple Watchの動作スピードも十分な上に、価格が40,800円から購入することが可能です。
これだけの十二分な機能が搭載されている上に、この価格で販売されているのは、歴代のApple Watchシリーズの中でも無かったほど。
SEモデルは、コスパが高い一品と言えます!
廉価版なのに、外観デザインも他モデルと変わらない
SEモデルは、Series 6の廉価版モデルでありますが、外観デザインがほとんど区別が付かないほど、上品ある仕上がりとなっています。
もちろんWatch裏面のセンサーは他モデルとは異なりますが、Retinaディスプレイ+Series 3よりも30%大きなディスプレイで、Series 4以降と同じ丸みあるデザインです。
また、心拍数が測定できる”光学式心拍センサー”が搭載されており、Digital Crownを回すとカチカチ..っと触覚的な反応があります(Series 3には、触覚的な反応が搭載されていません)。
ファミリー共有設定対応モデル
Apple Watch SEモデルは、ファミリー共有設定に対応しているモデルであることが特徴的です。
ファミリー共有設定に対応していることで、家族一人ひとりが、Apple Watchだけで自分の電話番号を持つことができます。
iPhoneを持っていなくても、電話やメッセージなどの送受信が可能で、アクティビティ・スクールタイム(Watchが利用できる時間を制限する)などを自分のiPhoneのWatchアプリで管理することが可能です。
また、「緊急SOS」「転倒検出」「探す」機能など、万が一に備えた機能も利用することができます。
「睡眠記録」には最適
watchOS 7から睡眠記録機能が新しく追加されましたが、睡眠記録を取る際に、SEモデルは最適です。
「寝ながらApple Watchを装着する」ということに違和感を感じる方も多いでしょう。
しかし、watchOS 7からは、睡眠記録が追加されるなど、ウェルネスに重点を置くようになりました。その為、睡眠時でもApple Watchを装着することで、自身の睡眠状態を正確に把握することができます。
そこで気になることが、Apple Watchのバッテリー持続時間について。
Apple Watch SEのバッテリーは、どれくらい持つの?
SEモデルのバッテリー持続時間は、公式上”最大18時間”ですが、常時ディスプレイ非対応+GPSモデルであれば、体験上、約2日間はバッテリーを充電しなくても利用できました。
毎日、睡眠記録をしっかりと取りたい人には、バッテリー持続時間が長いと言えるSEモデルが最適です。
多くの計測センサーが搭載
SEモデルでは、多くの計測センサーがWatch自身に搭載されています。搭載されているセンサーは、以下の通りです。
- 第2世代の光学式心拍センサー(心拍数の測定が可能)
- 加速度センサー(転倒検出対応)
- 環境光センサー
上記センサーが搭載されていることで、コンパスや常時計測の高度計に対応しています。
Series 6にも搭載されている“高心拍数と低心拍数の通知”にも対応していますので、歩行時・安静時の心拍数をバックグラウンドで常時測定することが可能です。
異常時は心拍数の通知を受けることも可能で、iPhoneのヘルスケアアプリで日々の記録を残すことできますので、自身の体調管理をするには便利な機能の一つです。
また、加速度センサー対応より、転倒検出機能に対応しています。万が一転倒した場合、応答しなかった際に、事前に登録しておいた緊急連絡先に自動的に電話を発信することが可能となります。
Apple Watch SEのデメリット
- 「ディスプレイの常時表示」に非対応
- 「血中酸素ウェルネスアプリ」が利用できない
- 本体素材は「アルミニウム」ケースしか選べない
- 「心電図」は、利用不可
「ディスプレイの常時表示」に非対応
SEモデルでは、Series 6/7と違い、ディスプレイを常時表示することができません。
Apple Watchの文字盤を見るときは、腕を手前に傾けたり、画面をタッチする必要があります。
何もしていない時はディスプレイが点灯しない為、常にディスプレイ画面は真っ暗。時間を確認するために、上記動作をする必要があることがデメリットの一つです。
この”常時ディスプレイ表示”機能は、賛否両論ありますが、以下のように考えることもできます。
- 反対に、腕を上げることで、ディスプレイは表示される
- 必要な時にディスプレイをONにすることで、バッテリー持続時間が向上する
自身の利用目的などを考慮した上で、検討材料の一つとして参考にしてみて下さい。
「血中酸素ウェルネスアプリ」が利用できない
SEモデルでは、Series 6/7で利用することができる「血中酸素ウェルネスアプリ」を利用することができません。
ウェルネスを目的とした機能の一つですので、自身の健康状態を管理するためのアプリの一つですが、SEモデルでは非対応です。
血中酸素濃度センサーが搭載されたSeries 6では、バックグラウンドで自動計測することが可能で、測定したデータは、iPhoneのヘルスケアApp内で確認することができます。
この機能は、Apple Watchをどんな目的で使うかによって、必要の有無が分かれるでしょう。
Apple Watchをフィットネス・ヘルスケア目的とした使い方を考えている方は、自身の健康状態を管理するためにあれば良い機能です。
反対に、Apple Watchデビューしたい方やファッションの一部としてApple Watchを使いたい方は(特に若い方は健康体の方が多いので)、特別なくても差し支えないとも言えますね。
※医療用ではなく、一般的なフィットネスとウェルネスを目的としたアプリです
本体素材は「アルミニウム」ケースしか選べない
Apple Watch SEモデルの本体素材は「アルミニウム」ケースしか選択することができません。
合わせて発売されたSeries 6では、アルミニウムに加えて、ステンレススチールやチタニウムを本体素材として選択することが可能です。
Series 3とSeries 5の「ゴールド」比較画像がこちら
見た目で分かる通り、前作Series 5のステンレススチールの方が光沢感があり高級感漂う本体素材であることが特徴的です。
ソロループ装着画像がこちら
とはいえ、見た目の高級感はステンレススチールには劣るものの、Apple Watchのアルミニウムケースは、100%再生アルミニウムは軽量で、耐久性に強いことが特徴的です。
参考に、Series 2のスペースグレイ(画像右側)画像がこちら
以前私は、Series 2を約2年間ほど利用していました(主にワークアウト時で活用)。
しかし上記画像の通り、アルミニウムケースでもほとんど傷が付かなかったほど、Apple Watchのアルミニウムは耐久性が非常に高いと言えます。
「心電図」は利用不可
Series 7で搭載されている”電気心拍センサー”が、SEモデルでは非搭載の為「心電図」機能を利用することができません。
「Apple Watchで、世界各国で多くの命を救った」というニュースが多いほど、ヘルスケア機能を重視する人には、”心電図”は欲しい機能ですね。
SEモデルでは、心電図を利用する為の「電気心拍センサー」が非搭載ですので、心電図を利用したい方には不向きなモデルでしょう。
Apple Watch Series 7とSEの違いは?
Apple Watch Series 7とSEモデルの主な違いは、次の通りです。
- 常時ディスプレイ表示
- SE:非対応
- 7:対応
- 血中酸素濃度の測定
- SE:非対応
- 7:対応
- 本体ケース素材
- SE:アルミニウムのみ
- 7:アルミニウム・ステンレス・チタニウム
- 本体カラー
- SE:シルバー・スペースグレイ・ゴールド
- 7:上記+ミッドナイト、スターライト、グリーン、ブルー、(PRODUCT)RED、チタニウム、スペースブラック
- チップ
- SE:S5 SiP
- 7:S7 SiP
- 価格
- SE:¥40,800〜
- 7:¥58,800〜
Apple Watch Series 7とSEモデルの一番の違いは、ディスプレイサイズが異なること。
SEモデルと比較すると、スクリーン領域が「約20%」拡大し、外枠の縁が”1.7mm”(SEモデルは、3.0mm)と40%も細くなりました。
ディスプレイサイズが拡大したことで、表示領域が大きくなったので、画面内に表示されるボタンが拡大されて押しやすく、操作性が大きく向上しています。
7とSEの細かな違いは、以下記事でも解説しています。よろしければ合わせてご確認ください
Apple Watch 7のレビュー記事はこちら
Apple Watch Series 6とSEの違いは?
Apple Watch Series 6とSEモデルの主な違いは、次の通りです。
- 常時ディスプレイ表示
- SE:非対応
- 6:対応
- 血中酸素濃度の測定
- SE:非対応
- 6:対応
- 本体ケース素材
- SE:アルミニウムのみ
- 6:アルミニウム・ステンレス・チタニウム
- 本体カラー
- SE:シルバー・スペースグレイ・ゴールド
- 6:上記+ブルー・(PRODUCT)RED・グラファイト・ゴールド・チタニウム・スペースブラック
- チップ
- SE:S5 SiP
- 6:S6 SiP
- 価格
- SE:¥40,800〜
- 6:¥42,800〜
Series 6とSEの機能面の主な違いとしては「常時ディスプレイ表示」「血中酸素濃度の測定」が挙げられます。
睡眠記録が新しく追加された”watch OS 7″、血中酸素が測定できる”Series 6″の発売から、Apple Watchは今まで以上に健康意識を高めてくれるアイテムとなりました。
個人的には、Series 6とSEで迷った場合、機能面で言うと「健康管理を目的とするかどうかの違いで判断すべき」と思っています。
もちろんケース素材やカラーが異なりますので、見た目重視の人は個々の判断となりますが、SEモデルでも上記違いを除くと機能面は十二分な仕上がりです。
Series 6とSEの違いは、以下記事にも記載していますので、気になる方は合わせて参考にしてみて下さい
「Series 6のレビュー記事も見てみたい…!」という方には、以下でレビューしています
どんなユーザにApple Watch SEがおすすめか?
- Apple Watchデビューしたい人
- 快適な操作性を味わいたい人
- 価格を少しでも安く抑えたい人
- 常時ディスプレイ表示が必要ない人
- 本体素材が”アルミニウム”でも良い人
結論、「Apple Watch SEモデルは、入門機としては最高にオススメ」します。
SEの大きなデメリットは「常時ディスプレイ表示が未対応」「血中酸素ウェルネスアプリが利用不可」が挙げられますが、それ以外の機能は十二分に備わっています。
Series 7と比較すると、もちろんSeries 7が優れていますので(金銭面に余裕があれば)Series 7を購入することをおすすめします。
とはいえ、SEモデルは、前作Series 5と同様の”S5チップ”が搭載されていますので、アプリの切替などの操作も違和感なく、ストレスフリーで操作することが可能です。
コスパ共に高性能なモデルが「SE」
高価なApple Watchを購入する時に気になるのが「価格」ですね。
Series 7(GPS・アルミニウム)と比較すると、その差16,000円と価格差が大きいです。
しかしSEモデルは、Series 5同様の”S5チップ”を搭載しているなど高スペックであるのに反して、40,800円より購入することが可能です。
これから初めてApple Watchを購入する方には、”入門機”としては最適なモデルと言えます。
まとめ:「Apple Watch SE」開封レビュー|入門機には最適
以上、Apple Watch SEの開封レビュー記事でした。
Apple Watch SEモデルを一言でいうと…「購入しやすい価格帯である上に、スペックも十分でコスパが高い入門機」とでも言えるでしょうか。
既にApple Watchを持っている方で、SEを購入するならば…
- Series 3以前のモデルは、買い替えの価値あり
- Series 4は、欲しければ買ってもよい
- Series 5モデルは、買い替えの価値なし
このような感じでしょうか。
Apple Storeで確認できる機会あれば、Series 3とSEを比較して「処理スピード」に注目してみて下さい。見てわかるほど、処理速度は異なります(Series 6/7とSEはそこまで大差ありません)。
では、本記事は以上となります。Apple Watch選びの参考になりましたら幸いです。
- 今回紹介した商品はこちら
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