Apple Watch 7とSEを徹底比較!10個の違いを解説
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
「Apple Watch Series 7とSEの違い」を知りたい方へ。
2021年の新作モデルである『Apple Watch Series 7』。ディスプレイサイズが大きく拡大された新デザインで、5つの新カラーが話題になっていますね。
しかし、2020年モデルでは『Apple Watch SE』という、コスパが高いApple Watch入門機に最適なモデルも登場しています。
今作Series 7かSEどちらを購入しようか迷った方も多いのではないでしょうか。
- Series 7とSEの「機能」は、何が違うのか知りたい!
- どっちがおすすめ?どのモデルを買うべきか知りたい!
このような悩みを持っている方へ。
本記事では、「Apple Watch Series 7とSEの違いについて徹底比較」していきます。
Series 7・SE両方のモデルを実機を交えてレビューしていきますので、「どっちを買おうか迷っている!」なんて人は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです!
- Apple Watch Series 7とSEの「違い」を徹底解説
- 逆に、「変わらなかった機能」を解説
- Series 7・SEを購入すべきおすすめユーザを紹介
Apple Watch 7とSEを徹底比較!10個の違いを解説
Apple Watch Series 7とSeries 6の主な違いは、以下の通りとなります。
- ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
- ケースサイズ|SEは、S6以前と同様サイズ
- 常時ディスプレイ表示|SEは非対応
- カラバリ|S7は、5つの新色カラーが登場
- パネル性能|アルミは、どちらもIon-Xガラスを採用
- 防塵性能|S7は、史上初のIP6X等級に対応
- チップ|S7は、SEより20%高速だが…
- ヘルスケア|健康管理目的は、間違いなくS7が優秀
- 充電時間|SEは、高速充電に非対応
- 価格|約2万前後ほど違う
次項より、順を追ってSeries 7とSEの違いを解説していきます!
ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
Apple Watch Series 7では、ディスプレイサイズが大きく拡大されました。
SEモデルと比較すると、スクリーン表示領域が「約20%」拡大、外枠の縁が”1.7mm”(SEモデルは、3.0mm)と40%も細くなっています。
外枠の縁が細く、表示領域が大きくなったことで、Apple Watch画面内に表示されるボタンが拡大されて押しやすく、操作性が向上しています。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
表示領域 | 904平方mm(41mm) 1,143平方mm(45mm) | 759平方mm(40mm) 977平方mm(44mm) |
外枠の縁幅 | 1.7mm | 3.0mm |
また、以下の通り、画面サイズが大きくなったことで「解像度」も上がっていますので、画面の美しさは変わらないまま鮮明なディスプレイを表示してくれますよ。
解像度 | Series 7 | SE |
---|---|---|
40mm | ー | 324×394px |
41mm | 368×448px | ー |
44mm | ー | 368×448px |
45mm | 396×484px | ー |
ケースサイズ|SEは、S6以前と同様サイズ
Series 7では、ディスプレイサイズの拡大と合わせて、Apple Watch本体のケースサイズが、“1mm”大きい「41mm」と「45mm」モデルが登場しました。
SEモデルでは、Series 6同様のケースサイズである「40mm」と「44mm」の2種類モデル。
“1mm”と聞くとわずかの差と思いますが、Series 7では、SEと比較してスクリーン表示領域が「約20%」も拡大され、外枠も「40%」も細くなっています。
Series 7が45mmで、SEが40mmとケースサイズが「5mm」異なりますが、こう見ると画面サイズに大きな違いが分かることがひと目で分かりますね…。
今まで使っていたバンドは、Series 7でも使えますよ
Series 7はケースサイズが「1mm」大きいから、今までのバンドは使えないんじゃ…?
安心して下さい、Series 7でも今まで使っていた旧サイズのバンドも使えます。
詳しくは、以下の表より、同じサイズ(または、○印のサイズ)のバンドを持っているか確認してみて下さい。
常時ディスプレイ表示|SEは非対応
Apple Watch Series 5より搭載された、手首が下がった状態でも、Apple Watch画面に文字盤がいつも表示される「常時ディスプレイ表示」機能。
Series 5より搭載されたこの機能ですが、Series 7は対応していますが、SEモデルは非対応となります。
常時ディスプレイ表示の良さは、どんな姿勢や角度からでも、Apple Watchの文字盤が綺麗に見えることです(ガッツリ文字盤を見ていない時は、省電力モードで明るさを抑えてくれますよ)。
私的には、一度”常時ディスプレイ表示”を味わうと、もう手放せない機能の一つになりました…
また、新モデルSeries 7では、Series 6と比較して、屋内でも70%明るく見えるようになりました。これも非常に見えやすくて気に入っている機能の一つです!
カラバリ|S7は、5つの新色カラーが登場
Apple Watch Series 7では、“アルミニウム”ケース素材に、5つのカラーが登場しました。
S7とSEモデルのカラーの違いは、以下の通りです。
ケース素材 | Series 7 | SE |
---|---|---|
アルミニウム | ミッドナイト スターライト グリーン ブルー (PRODUCT)RED | シルバー スペースグレイ ゴールド |
ステンレス | シルバー グラファイト ゴールド | ー |
チタニウム | チタニウム スペースブラック(DLC) | ー |
Series 7では、「ミッドナイト」「スターライト」「グリーン」の3つの新色が登場し、従来モデル(Series 6)で選べた「シルバー」「スペースグレイ」「ゴールド」の3つのカラーが廃止となりました。
ちなみに、私はSeries 7のグリーンを購入しました
光の当たり方によって見え方は異なりますが、グリーンと言うよりは、少し暗めがかった”ダークグリーン”という感じです。
パネル性能|アルミは、どちらもIon-Xガラスを採用
Apple Watch Series 7とSEモデルの前面パネルは、どちらも「Ion-Xガラス」を採用しています(アルミケースの場合)。
ただし、Series 7では、前面クリスタルが50%厚くなり、最も厚い部分でSeries 6の2倍以上の強度がある為、耐久性・強度が向上している点が、SEとは異なります。
Series 7とSEモデルのパネル性能の比較表は、こちら。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
ディスプレイ | LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ |
輝度 | 1,000ニト | 1,000ニト |
前面クリスタル | Ion-Xガラス(アルミ) サファイアクリスタル(ステン、チタン) | Ion-Xガラス(アルミ) |
Series 7とSE両方とも、「有機ELディスプレイ」「輝度」「前面クリスタル(アルミニウム)」性能は一緒です。
ただし、Series 7の”ステンレススチール”と”チタニウム”ケース素材は、AppleWatchで一番強度が強い「サファイアクリスタル」が使われています。
Series 7は、”Apple Watch史上、最も割れにくい前面クリスタル”と言われています。強度が高く傷が付きにくいものの、長くApple Watchを使うのであれば、強度が強い”ステンレス”や”チタニウム”を使うことをおすすめします。
防塵性能|S7は、史上初のIP6X等級に対応
S7は前面パネルの耐久性が向上したことで、耐亀裂性能があるIP6X等級の防塵性能に対応しました。対して、SEは防塵性能は対応していません。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
防塵性能 | ○(IP6X等級) | ー |
耐水性能 | ○(最大50m) | ○(最大50m) |
サイクリングやクライミングなどの激しめの運動をする方に、防塵性能は重宝する機能の一つになりそうですね!
チップ|S7は、SEより20%高速だが…
Apple Watch Series 7のチップは「S7 SiP」、SEのチップは「S5 SiP(Series 5と同様)」が搭載されており、新モデルの方がパフォーマンスは高いです。
具体的には、「S7 SiP」は、SEと比べて最大20%高速で、「S5 SiP」は、Series 3と比べて最大2倍高速と言われています。
とはいえ、「S7 SiP」はどこが変わったのか明らかにされておらず、動作速度を比較するとSeries 6(S6 SiP)と違いがほとんど分かりません。
Series 6(S6 SiP)とSE(S5 SiP)では、処理速度は大きな違いがなかったことから、(体感的には)チップ性能は大差を感じにくいのかもしれません。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
チップ | S7 SiP(64bit/デュアルコア) | S5 SiP(64bit/デュアルコア) |
ワイヤレスチップ | W3 | W3 |
U1チップ(超広帯域) | 対応 | 非対応 |
なお、S7とSEモデルでは、U1チップ(超広帯域)の搭載有無にも差があります。
U1チップは、近距離高速通信を可能とする技術で、前モデルのSeries 6や、忘れ物防止タグの「AirTag」、iPhone 11以降のモデルに搭載されています。
U1チップを活用することで、車や家のキーをApple Watchだけで解除する…なんて近未来的な使い方が可能です。しかし、現状は対応機器が限定されていることから、実用的ではなさそうです…。
ヘルスケア|健康管理目的は、間違いなくS7が優秀
Series 7とSEモデルでは、「血中酸素濃度」と「心電図」が測定できるか否かに違いがあります。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
血中酸素濃度の測定 | ○ | ー |
心電図の測定 | ○ | ー |
心拍数の通知 | ○ | ○ |
転倒検出 | ○ | ○ |
緊急SOS | ○ | ○ |
海外における緊急通報 | ○ | ○ |
常時計測の高度計 | ○ | ○ |
コンパス | ○ | ○ |
騒音モニタリング | ○ | ○ |
iPhoneの“ヘルスケア”アプリのフル機能を使いたい健康志向が高い人は、ヘルスケア機能充実のSeries 7がおすすめです。
S7は、血中酸素濃度センサーの搭載より、血液中の酸素のレベルを測定し全身の健康状態を確認することが可能です。
ただし、この機能は「医療目的ではなく、一般的なフィットネス・ウェルネスを目的としたもの」とされています。
血中酸素や心電図を測定したいがためにSeries 7を購入するのはおすすめしませんが、自身の健康管理の一部として参考にしたい程度であれば、ヘルスケア機能が充実しているS7やS6を選ぶのもありかと思います。
充電時間|SEは、高速充電に非対応
S7とS6は、バッテリー駆動時間が18時間と一緒ですが、S7は「S6よりも33%充電速度が高速」です。
また、約45分の充電で、バッテリー容量が0%→80%と、より短時間で充電することが可能になりました。
参考に、S7とSEの充電速度計測結果が、以下表となります。
充電時間 | Series 7 | SE |
---|---|---|
30分 | 53% | 35% |
45分 | 80% | 50% |
60分 | 95% | 65% |
75分 | 100% | 79% |
90分 | ー | 88% |
140分 | ー | 100% |
充電速度の違いだけで言えば、SEよりもSeries 7の方が、約2倍近く高速です。
(18時間と限られたバッテリー持ちは早く改善されてほしいですが…)約45分で80%まで充電できれば、お風呂やご飯中などスキマ時間に充電することで、バッテリー持ちの心配は不要ですね。
なお、高速充電を行うには、以下条件が必要となりますのでご注意下さい。
- 付属のUSB-C充電ケーブル(モデルA2515)
- 20W USB-C電源アダプタ(モデルA2305)
- Apple Watch Series 7(GPSモデル/GPS+Cellularモデル)
価格|約2万前後ほど違う
Apple Watch Series 7とSEの価格差は、約¥18,000〜ほどSeries 7の方が高いです。
詳細は、以下価格表をご参考下さい。
ケース素材(モデル) | Series 7(41mm) | SE(40mm) |
---|---|---|
アルミニウム(GPS) | ¥58,800〜 | ¥40,800〜 |
アルミニウム(GPS+Cellular) | ¥73,800〜 | ¥47,800〜 |
ステンレス(GPS+Cellular) | ¥99,800〜 | ー |
チタニウム(GPS+Cellular) | ¥112,800〜 | ー |
ケース素材(モデル) | Series 7(45mm) | SE(44mm) |
---|---|---|
アルミニウム(GPS) | ¥62,800〜 | ¥44,800〜 |
アルミニウム(GPS+Cellular) | ¥77,800〜 | ¥51,800〜 |
ステンレス(GPS+Cellular) | ¥106,800〜 | ー |
チタニウム(GPS+Cellular) | ¥119,800〜 | ー |
S7とSEで変わらなかった「同じ機能」は?
上記では、Apple Watch Series 7とSEの違いを挙げましたが、変わらなかった「同じ機能」について、以下表にまとめました。
モデル | Series 7 | SE |
---|---|---|
ケースサイズ | 45mm/41mm | 44mm/40mm |
ディスプレイサイズ | Series 3より1.5倍 | Series 3より1.3倍 |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
常時表示 | ○ | ー |
カラー(アルミ) | ミッドナイト スターライト グリーン ブルー (PRODUCT)RED | スペースグレイ シルバー ゴールド |
カラー(ステン) | シルバー グラファイト ゴールド | ー |
カラー(チタン) | チタニウム スペースブラック | ー |
プロセッサ | S7 SiP | S5 SiP |
バッテリー駆動時間 | 18時間 | 18時間 |
充電速度 | 45分で0→80% | 75分で0→80% |
血中酸素濃度の測定 | ○ | ー |
心電図の測定 | ○ | ー |
心拍数の測定 | ○ | ○ |
転倒検出 | ○ | ○ |
緊急SOS | ○ | ○ |
防塵/耐亀裂性能 | ○(IP6X) | ー |
耐水性能 | ○ | ○ |
上記をみて分かる通り、Series 7とSEでは、「常時表示ディスプレイ」「ディスプレイの新デザイン・カラー」「充電速度」「ヘルスケア機能」「防塵/耐亀裂性能」などの機能が大きく異なります。
次項では、この結果を踏まえて、こんな人に「S7モデル」「SEモデル」がおすすめなユーザーを紹介していきます!
こんな人に「Apple Watch S7・SE」がおすすめ!
以上を踏まえて(独断と偏見を持って)Series 7・SEおすすめなユーザーを紹介していきます!
Apple Watch Series 7が向いている人
- Apple Watchの「フル機能」を使いたい人
- 「新デザイン(大きな画面)」を使いたい人
- 少しでも「充電時間を短縮」したい人
- サイクリングなど「激しめの運動」をする人
Series 7の最大の特徴は、『ディスプレイサイズが拡大された新デザイン』です。
SEよりも、外枠の縁が40%細く、スクリーン表示領域が20%拡大されたことで、視認性が高いです。
画面の見やすさやボタンの押しやすさは、間違いなく過去最高モデルと言えるでしょう!
また、充電時間を少しでも短縮したい人は、SEよりもSeries 7がおすすめです。
SEとSeries 7では、フル充電までに約2倍の差があります。S7は、Apple Watch史上最速の充電速度を誇りますので、わずかなスキマ時間に充電すれば、バッテリー切れを心配する必要もありません!
Apple Watch SEが向いている人
- 「Apple Watchを初めて」購入する人
- とにかく「少しでも安く」購入したい人
- 「常時ディスプレイ表示」が必要ない人
結論、「Apple Watch SEモデルは、入門機としては最高におすすめ」します!
SEのデメリットは、「常時ディスプレイが未対応」「血中酸素濃度・心電図が測定不可」などが挙げられます。しかし、それの機能が使えなくても、Apple Watch本来の魅力ある機能は、十二分に備わっています。
また、SEモデルは、S7より2つ前のモデルApple Watch Series 5のチップ「S5 SiP」を搭載しているなど、高スペックであるのに反して、価格が4万弱で購入することが可能です。
最後に、『Apple Watchの選び方』のまとめ記事も書いていますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです。
まとめ:Apple Watch 7とSEを徹底比較!10個の違いを解説
以上、Apple Watch Series 7とSEの違いについての比較記事でした。
最後に、本記事の内容まとめです。
- ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
- ケースサイズ|SEは、S6以前と同様サイズ
- 常時ディスプレイ表示|SEは非対応
- カラバリ|S7は、5つの新色カラーが登場
- パネル性能|アルミは、どちらもIon-Xガラスを採用
- 防塵性能|S7は、史上初のIP6X等級に対応
- チップ|S7は、SEより20%高速だが…
- ヘルスケア|健康管理目的は、間違いなくS7が優秀
- 充電時間|SEは、高速充電に非対応
- 価格|約2万前後ほど違う
また、前モデルのSeries 6の新規販売は終了していますが、定期的に開催されるAmazonタイムセールやApple Storeの認定整備済製品に、たまに販売されることがあります!
最新モデルでなくても良い方は、前モデルの購入を検討してみてはいかがでしょうか!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2件)
S7とSEの比較表がとても分かりやすかったです。素晴らしい記事をありがとうございます。
>>H.O様
コメントありがとうございます。参考になったようで幸いですm(_ _)m