Apple Watch Series 5を1ヶ月半使ってみて感じたこと【レビュー】
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
今年新しく発売されたApple Watch Series 5から、約1ヶ月半が経ちました。Series 5では、常時ディスプレイ表示が可能となり、従来と変わらないままの最大18時間バッテリーが搭載されているなどが特徴的です。
スマートウォッチの代表格と言われるAppleWatchですが、AppleWatchSeries5を約1ヶ月半使ってみて感じたことをGood点・Bad点を解説し、結局AppleWatchSeries5は買いなのか?について、当記事ではレビューしていきたいと思います!
Apple Watch Series 5とは?
今年発売されたApple Watch Series 5では、長年の課題であったディスプレイの常時表示が可能となりました!従来のApple Watchでは、時計を見る動作をしないと、ディスプレイ表示はOFFとなってしまうことが懸念となる項目の一つでした。しかし、今回のApple Watch Series 5では、ディスプレイが常時表示にならないまま、文字盤をいつでも見ることが可能となりました。
しかも、1日中”常時表示”させることで心配なバッテリー駆動時間ですが、これも従来と変わらないままの最大18時間を維持していることが特徴的です。
AppleWatch本体の素材も新しく追加されました。従来のアルミニウム・ステンレススチールに加えて、今回新しく「チタニウム」と「セラミック」が追加され、選択の幅が広がりました。
また、Apple Watch本体とバンドが自由に組合せ可能となり、自分好みのデザインのApple Watchを選択できるようになりました。
デザイン性は、AppleWatch Series4を引き継いだまま、40mmまたは44mmの選択可能なケース、赤枠のDigital Crownなど、素材を除き全体のデザインはSeries4同等といえます。
機能面としては、あたなたの位置情報を教えてくれるコンパスが搭載されました。また、海外における緊急通報呼び出しが可能となり、女性の周期管理、ノイズアプリが増えたりと機能面でできることも増えたことが特徴的です。
Apple Watch Series 5を1ヶ月半使って感じたこと【レビュー】
Apple Watch Series 5を約1ヶ月半使って感じたことを、Good点・Bad点それぞれ分けてレビューしていきます!
ちなみに私が購入したAppleWatchSeries5は、ステンレススチール・ゴールドとなります(詳細は以下関連記事をご参考下さい)
Good Point(良い点)
- 常時表示ディスプレイ
- プライバシー設定も考慮されている
- 「コンパス」機能が内蔵
- AppleWatch本体とバンドの組合せが自由
- 文字盤種類の豊富さ・カスタマイズが自由自在
- AppleWatchだけで、AppStoreが利用可能に(新アプリの登場)
- アプリのリスト表示が可能
- Watchバンドが値下げ
常時表示ディスプレイ
Series5より大きく変わったのが、ディスプレイの常時表示が可能となった点です。Series4までのAppleWatchでは、腕を手前に傾ける動作をした時または画面をタップしないと時計(文字盤)を見ることができませんでした。しかし今作より、Retinaディスプレイの常時表示が可能となったことが大きな特徴の一つです。
常時表示ディスプレイと言えども、利用中とスリープ状態で文字盤の色が少し変わることも特徴的です。スリープ状態でもしっかりと時計(文字盤)を見ることが可能ですので、今まで常時見れなかった時計が、今作よりいつでも時計(文字盤)を確認することができます。
また、常時ディスプレイのON/OFF設定は、AppleWatch本体の設定変更で切替が可能です。
この「常時ディスプレイ表示」機能ですが、一見そこまで大切な機能なの?と思われがちな機能ですが、AppleWatchを使ったことのあるユーザーであれば、これほど待ち望んでいた機能はないとも言えるほど、重宝する機能の一つとも言えます。
今までのAppleWatchでは節電対策のために、必要に応じてディスプレイ表示をONにすることが大前提としていましたが、今作では最大18時間以上のバッテリー搭載から、より本物の時計に近いスマートウォッチとなったとも言えます。
もう少し例を挙げてみます。例えば会議中や満員電車で吊り革にぶら下がっている時など、手が使えない場面で時間を確認したい時、わざわざ時計の画面をタップしたり、腕を手前に傾けて時計を見る動作をしたり….大変面倒くさいと感じないでしょうか。しかし、スマートウォッチの代表格とも言われるAppleWatchは、この「常時ディスプレイ表示」機能が今までは使えなかったのです。
なぜSeries5の「常時表示ディスプレイ」機能がここまで話題となっているかは、今までの背景や上記問題点を踏まえるとお分かりになられると思います。
プライバシー設定も考慮されている
常時ディスプレイ表示が可能となったことは良いですが、常時ディスプレイ機能より、見られたくない通知やメッセージが勝手に表示されると困りますよね。。そこで、見られたくないメッセージや通知などを非常時にする設定が可能となりました。
見られたくないメッセージや通知・予定などを非表示にする方法として、iPhoneの「Watch」アプリより設定することが可能です。
iPhoneの「Watch」アプリを開き→「画面表示と明るさ」→「常にオン」→「機密コンプリケーションを非表示」にすることで設定完了です。
常時ディスプレイ表示が可能となった分、プライバシーをしっかりと守ってくれる対策が取られている点も評価◎です!
「コンパス」機能が内蔵
AppleWatch本体に「コンパス」機能が内蔵されました。装着しているWatch本体で、方位や傾き・高度・緯度・軽度が確認することができます。
Watch本体に内蔵されている磁力計より、真北を指すよう自動調整する為、現在向いている方角が把握することが常にできます。コンパスアプリ上で、方角や高度が一目で分かるようになっている為、山登りやハイキングなどのアウトドア・ワークアウト時でも活躍が期待とされる機能です。
また、モバイル通信をオフにした(通信環境を遮断した)環境元でも利用することが可能です。
AppleWatch本体とバンドの組合せが自由
AppleWatchSeries5の発売と合わせて、AppleWatch本体のケースとバンドのカスタマイズが自由になりました。
従来から選択できた軽量が特徴的な「アルミニウム」素材と光沢感が際立つ「ステンレススチール」素材はもちろん、今作より新しい本体ケース素材である「チタニウム」と「セラミック」が追加され、自由に選択が可能となっています。
高級時計に使われている「チタニウム」は、見た目の美しさ・軽量・強度が特徴的で、表面被覆技術から指紋が目立ちにくい仕様となっています。
真っ白さが際立つ「セラミック」素材は、何よりも硬く頑丈な強度が特徴的で、真っ白に輝くシンプル・高級感のある仕上がりとなっています。
また今作より新しく「Apple Watch Studio」という本体ケースとバンドを自由に組み合わせて購入することができるサービスが利用できます。
「Apple Watch Studio」はこちらより、実際の組合せ画像が見れますので試してみてください。
文字盤種類の豊富さ・カスタマイズが自由自在
普通のスマートウォッチには無くAppleWatchだからこそできる機能の一つとして、『文字盤を自由自在にカスタマイズできる点』が挙げられます。
新しいwatchOS6より、新しい文字盤が追加されました。(上記画像左より、メリディアン・カリフォルニア・モジュラーコンパクト・ソーラーダイヤル・グラデーション・数字/デュオ・数字/モノ)
AppleWatchでは、文字盤の種類が豊富かつ自分好みの文字盤・デザインへと、自由自在にカスタマイズすることが可能です。
各文字盤には、コンプリケーション(文字盤に組み込まれている各アプリ)を設置することで、(ディスプレイの常時表示より)常に各コンプリケーションの確認が可能です。
表示するコンプリケーションが多ければ多いほどバ、ッテリー消費が多くなることは気になる点ではありますが、一度に最大9つのコンプリケーションを設置することができる「インフォグラフ」文字盤は、個人的にはかなりお気に入りです!時計の機能としてはもちろんのこと、天気や気温・バッテリー容量・アクティビティなど、気になる情報が一つの文字盤で表示できる点は、AppleWatchならではの機能と言えます。
AppleWatchだけで、AppStoreが利用可能に(新アプリの登場)
AppleWatch本体の「AppStore」から、アプリの選択・ダウンロードが可能となりました。
今までAppleWatchのアプリをダウンロードするには、iPhone上でダウンロードが必要でしたが、今作よりWatch本体からアプリの購入・ダウンロードができるようになりました。iPhoneに依存せずにWatch本体で完結するのは大変利便性が良いです!
アプリの検索方法は「音声入力」となりますので、”声+画面をタッチ”する動作だけでスムーズに検索することができます。
AppStore上では、watchOS6で利用できる”おすすめのApp”や、現在流行っているアプリを検索できる”トレンド検索”が一覧として表示してくれる為、新しいアプリの発見や、みなさんがよく使っているアプリを、Watch上で確認しダウンロードすることが可能です。
新アプリとしては、ボイスメモ・計算機・オーディオブック・月経周期・ノイズアプリなどが挙げられます。どれも日常でよく使うiPhone標準アプリとなり、わざわざiPhoneを開かなくてもWatch上で操作・新規作成ができますので、身に付けている時計上で完結できる点は個人的にはかなり役立っています!
アプリのリスト表示が可能
何かと便利なアプリの”リスト表示”が可能となりました。
従来は、アプリのレイアウトがグリッド上で表示される”グリッド表示”のみでしたが、今回よりアプリが一覧で表示される”リスト表示”が可能となりました。
切替方法としては、アプリがグリッド表示されている画面を開き→「画面を強く押す」→「グリッド表示 or リスト表示」の切替選択が可能です。
Watchバンドが値下げ
AppleWatchSeries5の発売と合わせ、スポーツバンド・エレメスバンドなど多くのバンドが値下げされています。
通常モデルの対象バンドとしては、「スポーツバンド」「スポーツループ」「レザーループ」「ミラネーゼループ」「モダンバックル」。
エルメスモデルの対象バンドとしては、「ヴォー・バレニア(フォーヴ)・シンプルトゥール・ディプロイアントバックルレザーストラップ」「ヴォー・バレニア(フォーヴ)・シンプルトゥール・レザーストラップ」「ヴォー・バレニア(フォーヴ)・ドゥブルトゥール・レザーストラップ」「ヴォー・エプソン(フー)・シンプルトゥール・レザーストラップ」となります。
私が利用しているミラネーゼループ(以下参考画像)は、¥16,800→¥9,800円と値下げ、レザーループも同様に¥16,800→¥9,800と大幅値下げされていることが特徴的です。
Bad Point(残念な点)
- バッテリー問題
バッテリー問題
Badというよりは、改善されたら良いなという点について一つ挙げるとすると、常時表示のバッテリー持続時間が長くなればいいかなとは感じています。
しかし、決してバッテリー持続時間が悪いというわけではなく、ディスプレイを常時表示させていても18時間以上のバッテリーを維持し利用することが可能です。
従来のAppleWatchは、文字盤を使っていない時は自動的にディスプレイ表示がオフになっていることで節電対策を図っていました。しかし今作Series5では、ディスプレイの常時表示が可能な上に、18時間以上のバッテリーが利用できる点に差が出ています。これは、電力効率が非常に高いLTPO(低温ポリシリコン酸化物)ディスプレイが搭載されているなどハード・ソフトウェアとの連携より成し得たこととなります。
18時間以上と仕様に記載ありますが、実際の使用時間について言うと、連続稼働時間としては約25時間くらいかなと感じています
※参考にこの時の使用環境としては、文字盤は(以下画像の)インフォグラフ、モバイル通信はオフ、BluetoothはON(iPhoneと常時接続)、ノイズアプリはOFFとしています。
このバッテリー持続時間の良し悪しの感じた方は人さまざまでしょう。(睡眠中は、時計を外すと想定し)平均睡眠を6〜7時間としても、1日利用する分には問題のないバッテリーとも言えますが、万が一充電し忘れた場合、2日目をフルで利用するには足りないバッテリー持続時間と言えます。(毎日充電すればいいことですが、たまに忘れてしまうことありますよね。。)
万が一の充電対策として、iPhone同様にモバイルバッテリーを持つことをおすすめします。
1つ目は、ストラップ型で最大2回のフル充電が可能、2つ目は大容量型で最大8回のフル充電が利用可能です。
個人的には1つ目の持ち運びが自由なストラップ型がおすすめです。キーケースに付けたり小物入れにも収納可能な小さなモバイルバッテリーですので、場所を取らずいつでも・どこでも充電が可能です。
まとめ:AppleWatch Series 5は『買い』なのか?
結論、AppleWatchSeries5は買いなのか?についてですが、前作のSeries4を持っている方含め必ず『買い』なのかと言えば、決してそうではないと感じています。
Series5の代表的な機能として「常時表示ディスプレイ」や新素材である「チタニウム」「セラミック」が利用したい方には、Series4からの利用でも買い替えは検討しても良いかなと思っています。
新機能は多々出ているSeries5ですが、まだまだスマートウォッチは発展途上の製品な上に、これからの新機能やバージョンUPに更に期待が持てますので、今慌てて購入しなくても来年以降のモデルを待つのもありかなとは思います。(現に、何か緊急の助けが必要になった際に活躍する110/119番への緊急電話をかけることができる「緊急通報」機能が、海外においては利用できない等、まだまだ未完成な機能もあります)
(筆者もそうでしたが)Series2・Series3を利用していて、Series5へ更新されている方には激おすすめします◎。(詳細は以下より)
AppleWatchを購入したい方は、見た目のデザインや機能など人それぞれ欲しい理由があると思いますので、自分の利用用途にマッチした方は購入するのもありかなと思っています。
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