Apple Watch 7と6を徹底比較!9つの違いを解説
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
「Apple Watch Series 7とSeries 6の違い」を知りたい方へ。
Appleより、2021年10月15日に発売された新モデルである『Apple Watch Series 7』。
画面の表示領域が拡大し、ケースサイズも41・45mmと1mm大きくなったことで、画面が見やすく操作性が向上しました。
また、Apple Watch史上初のIP6Xの防塵性能に対応し、前面クリスタルが50%厚くなったことで亀裂に強くなりました。
対して、前モデルである『Apple Watch Series 6』ですが、機能面ではどこに変化があったのか気になる方も多いと思います。
- Series 7とSeries 6の「機能」は、何が違うのか知りたい!
- どっちがおすすめ?どのモデルを買うべきか知りたい!
このような悩みを持っている方へ。
本記事では、「Apple Watch Series 7とSeries 6の違いについて徹底比較」していきます。
Series 7・Series 6両方のモデルを実機を交えてレビューしていきますので、「どっちを買おうか迷っている!」なんて人は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです!
- Apple Watch Series 7とSeries 6の「違い」を徹底解説
- 逆に、「変わらなかった機能」を解説
- Series 7・6を購入すべきおすすめユーザを紹介
Apple Watch 7と6を徹底比較!9つの違いを解説
Apple Watch Series 7とSeries 6の主な違いは、以下の通りとなります。
- ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
- ケースサイズ|今までのケースよりも”1mm”大きい
- ディスプレイ輝度|常時ディスプレイ表示が70%明るくなった
- カラーバリエーション|新しい5色のカラー
- 前面パネル|Apple Watch史上最高の耐久性
- 防塵性能|史上初のIP6X等級で、亀裂に強い
- 文字盤|大きく最適化されたディスプレイ専用文字盤が登場
- 充電速度|S7は、S6より33%も高速化
- 価格|少しだけ値上がり
次項より、順を追ってSeries 7とSeries 6の違いを解説していきます!
ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
Series 7のトピックの一つである「ディスプレイサイズ」が大きく拡大されました。
Series 6と比較すると、スクリーン表示領域が「約20%」も拡大され、外枠の縁部分がたった“1.7mm”と「40%」細くなりました(Series 3と比較すると、50%以上も拡大されています!)。
表示領域が拡がって縁が細くなることで、表示されるボタンサイズが拡大され、操作性が向上するということですね。
また、ディスプレイサイズが大きくなったことで、以下表の通り、解像度も向上していますので、画面の美しさを損なうことなく鮮明な画像を表示してくれます。
解像度 | Series 6 | Series 7 |
---|---|---|
40mm | 324×394px | ー |
41mm | ー | 368×448px |
44mm | 368×448px | ー |
45mm | ー | 396×484px |
ケースサイズ|今までのケースよりも”1mm”大きい
Series 7ではディスプレイサイズの拡大と合わせて、Apple Watch本体のケースサイズが『1mm』大きくなりました。
Series 6やSEモデルでは、ケースサイズが「40mm・44mm」の2種類でしたが、Series 7では「41mm・45mm」と大きくなりました。
S7では、1mm大きくなっただけなのでパッと見はわかりませんが、表示領域が拡大されたことで、Series 6(44mm)と比べると、より大きく見えてしまいます…!
ケースが大きくなっても、バンドは今まで通り使えますよ
ケースサイズが大きくなると、今までのバンドは使えないの?
心配される方が多いと思いますが、今まで使っていたバンドは、Series 7でも問題なく使えますのでご安心を。
以下表より、同じサイズ(または、○印のサイズ)のバンドを用意していることを確認してみて下さい
ディスプレイ輝度|常時ディスプレイ表示が70%明るくなった
手首が下がった状態でも、Apple Watchの画面が表示される「常時ディスプレイ表示」機能。
SEやSeries 4以前のモデルでは、常時ディスプレイ表示は非搭載で、文字盤の時刻やコンプリケーションを確認するためには、手首を上げたり、画面をタップする必要がありました。
しかし、Series 5以降では「常時ディスプレイ表示」を搭載。
今作Series 7では、手首を下げた状態で表示されるディスプレイの明るさが、Series 6と比較して、屋内でも70%以上も明るく見えるようになりました。
個人的に、“屋内でも”という点がポイントだと思っています。
Apple Watchには、明るさを自動調整する”環境光センサー”が搭載されています。
暗い場所だと画面が暗くなり、日当たり良好の明るい場所だと画面が明るくなり、明るさを自動調整をしてれくます。
ただし、使っている文字盤によって、時刻やコンプリケーションが見えにくい(特に、小さいコンプリケーション)場合、Series 6を使っていても手首を上げて時刻を確認する…という動作が極稀にありました。
カラーバリエーション|新しい5色のカラー
Apple Watch Series 7では、“アルミニウム”ケースに、5つの新色カラーが登場しました。
S7とS6のカラーの違いは、以下の通りです。
ケース素材 | Series 7 | Series 6 |
---|---|---|
アルミニウム | ・ミッドナイト ・スターライト ・グリーン ・ブルー ・(PRODUCT)RED | ・スペースグレイ ・シルバー ・ゴールド ・ブルー ・(PRODUCT)RED |
ステンレス | ・シルバー ・グラファイト ・ゴールド | ・シルバー ・グラファイト(DLC) ・ゴールド(PVD) |
チタニウム | ・チタニウム ・スペースブラック(DLC) | ・チタニウム ・スペースブラック |
Series 6のアルミニウムでは、スペースグレイ・シルバー・ゴールドの3つのカラーが廃止となりました。
また、ケース素材が、”ステンレススチール”と”チタニウム”は、Series 6と同様のカラーとなります。
光の当たり方によって見え方は若干異なりますが、グリーンというよりは、少し暗めの”ダークグリーン”に近い感じです。
個人的には、好みの色合いで非常に良い!黒色が強めですが、暗い印象を持たせない落ち着いたカラーで、付けているだけでも気取らないオシャレを演出できそう(笑)。
前面パネル|Apple Watch史上最高の耐久性
Series 7では、“Apple Watch史上、最も割れにくい前面クリスタル”と言われている程、前面パネルの耐久性が向上しています。
具体的には、本体を覆っている前面クリスタルが50%厚くなり、最も厚い部分で、Series 6の2倍以上の強度があります。
私が持っているアルミニウムは、Series 2とSEですが、昔からのSeries 2でも前面パネルは「Ion-Xガラスディスプレイ」という、Series 7と同じものが使われています(もちろん、厚さや耐久性は全然違いますが)。
何が言いたいかというと、昔から使っていたSeries 2「Ion-Xガラスディスプレイ」ってかなり丈夫だよ!ということ。
とはいえ、利用頻度や激しい運動をする人は、傷付きやすさは異なりますよね。
個人的には「Ion-Xガラス」はかなり丈夫!という認識なので、Series 7ではどれだけ強度があるのか、逆に検証してみたいところです。
防塵性能|史上初のIP6X等級で、亀裂に強い
前面パネルの耐久性が向上したことと合わせて、耐亀裂性能があるIP6X等級の防塵性能にも対応しました。
Series 6では耐水性能はありましたが、防塵性能までは搭載されていませんが、今作Series 7では、Apple Watch史上初の『防塵』性能が搭載されています。
PR動画では、サイクリングで転んで砂埃が立っても問題ないぜ!と言わんばかり、激しく転んでも問題ないことをアピールしています(笑)
サイクリングやクライミングなどの激しめの運動をする方には、防塵性能は重視したい機能ですね!
文字盤|大きく最適化されたディスプレイ専用文字盤が登場
Series 7では、大きく最適化されたディスプレイに合わせた、2つの新しいSeries 7専用文字盤「輪郭」と「モジュラーデュオ」が登場しました。
「輪郭」文字盤は、文字盤やボタンがディスプレイ端まで画面に表示される為、スクリーン表示領域が拡大されたことを強調してくれる新文字盤です。
横のDigital Crownを回すと、時計の数字が滑らかなアニメーションでぬるぬる動く隠し技もあります。
「モジュラーデュオ」文字盤は、画面サイズが大きくなったことを活かして、2つの大きなコンプリケーションを1画面にまとめて表示させることができる新文字盤です。
充電速度|S7は、S6より33%高速化
S7とS6の大きな違いの一つである充電速度。Series 7では、Series 6よりも33%も充電速度が高速になりました。
また、新しくなった充電システムより、約45分の充電で、バッテリー容量が0%→80%まで充電できる為、S6よりも短時間で充電可能です。
参考に、S7とS6の充電速度の計測比較結果が、以下表となります(S5は参考程度に)。
充電時間 | Series 7 | Series 6 | Series 5 |
---|---|---|---|
30分 | 53% | 42% | 35% |
45分 | 80% | 62% | 50% |
60分 | 95% | 80% | 65% |
75分 | 100% | 92% | 79% |
90分 | ー | 100% | 88% |
140分 | ー | ー | 100% |
上記の通り、フル充電までの差は、約15分ですので、S6でも十分速いですが…S7は、S6よりも充電速度が早くなっていることが読み取れます。
ただし、高速充電をするには、以下の条件が必要ですので、ご注意下さい。
- Apple Watch Series 7
- USB-C充電ケーブル(付属品)
- 20W USB-C電源アダプタ(別売)
価格|少しだけ値上がり
Apple Watch Series 7とSeries 6の価格差は、約¥11,000〜ほどSeries 7の方が高いです。
詳細は、以下価格表をご参考下さい。
ケース素材(モデル) | Series 7(41mm) | Series 6(40mm) |
---|---|---|
アルミニウム(GPS) | ¥58,800〜 | ¥47,080 |
アルミニウム(GPS+Cellular) | ¥73,800〜 | ¥59,180 |
ステンレス(GPS+Cellular) | ¥99,800〜 | ¥80,080 |
チタニウム(GPS+Cellular) | ¥112,800〜 | ¥91,080 |
ケース素材(モデル) | Series 7(45mm) | Series 6(44mm) |
---|---|---|
アルミニウム(GPS) | ¥62,800〜 | ¥50,380 |
アルミニウム(GPS+Cellular) | ¥77,800〜 | ¥62,480 |
ステンレス(GPS+Cellular) | ¥106,800〜 | ¥85,580 |
チタニウム(GPS+Cellular) | ¥119,800〜 | ¥96,580 |
S7とS6で変わらなかった「同じ機能」は?
上記では、Apple Watch Series 7とSeries 6の違いを挙げましたが、変わらなかった「同じ機能」について、以下表にまとめました。
Series 7 | Series 6 | |
---|---|---|
ケースサイズ | 45mm/41mm | 44mm/40mm |
ディスプレイサイズ | Series 3より1.5倍 | Series3より1.3倍 |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
常時表示 | ○ | ○ |
カラー(アルミ) | ・ミッドナイト ・スターライト ・グリーン ・ブルー ・(PRODUCT)RED | ・スペースグレイ ・シルバー ・ゴールド ・ブルー ・(PRODUCT)RED |
カラー(ステン) | ・シルバー ・グラファイト ・ゴールド | ・シルバー ・グラファイト ・ゴールド |
カラー(チタン) | ・チタニウム ・スペースブラック | ・チタニウム ・スペースブラック |
プロセッサ | S7 SiP | S6 SiP |
バッテリー駆動時間 | 18時間 | 18時間 |
充電速度 | 45分で0→80% | 60分で0→80% |
血中酸素濃度の測定 | ○ | ○ |
心電図の測定 | ○ | ○ |
心拍数の通知 | ○ | ○ |
転倒検出 | ○ | ○ |
緊急SOS | ○ | ○ |
防塵/耐亀裂性能 | ○(IP6X) | ー |
耐水性能 | ○ | ○ |
上記をみて分かる通り、Series 7のトピックは「ディスプレイサイズが拡大された新デザイン・新カラー」「充電速度の高速化」「防塵/耐亀裂性能の向上」以外は、ほとんど変更がないマイナーチェンジモデルとも言えますね。
次項では、この結果を踏まえて、こんな人に「S7モデル」「S6モデル」がおすすめなユーザーを紹介していきます。
こんな人に「Apple Watch S7・S6」がおすすめ!
以上を踏まえて、(独断と偏見を持って)Series 7・Series 6がおすすめなユーザーを紹介していきます!
Apple Watch Series 7が向いている人
- Apple Watchの「フル機能」を使いたい人
- 「新デザイン(大きな画面)」を使いたい人
- 少しでも「充電時間を短縮」したい人
- サイクリングなど「激しめの運動」をする人
Series 7の最大の特徴は、『ディスプレイサイズが拡大された新デザイン』です。
S6よりも、ベゼル(画面の外枠の縁)が40%細く、スクリーン表示領域が20%拡大されたことで、視認性が高いです。画面の見やすさやボタンの押しやすさは、間違いなく過去最高モデルと言えます!
ただし、充電時間が早くなっているとはいえ、約15分間ほどしかフル充電までの差がないのもS7の特徴です(バッテリー駆動時間も18時間と変わらず)。
また、「新色カラー」や「耐亀裂性能」にこだわりが無ければ、逆にSeries 6でも十分かな…と個人的には思っています。
Apple Watch Series 6が向いている人
- 「常時ディスプレイ表示」機能を使いたい人
- 十分なヘルスケア機能を使って「健康管理」をしたい人
Apple Watch Series 6レビュー記事でも取り上げていますが、Series 6は、ヘルスケア機能が充実したモデルで、健康管理を目的とした使い方に適しています。
血中酸素濃度や心拍数の測定、心電図、転倒検出、緊急SOSなど…ヘルスケア・ウェルネス機能は、Series 7同等の機能がSeries 6でも利用できるのです。
「最新モデルではなくても、自身の健康管理を目的としてApple Watchが欲しい…」なんて人は、高価で新モデルのSeries 7でなくても、一つモデル落としたSeries 6でも十分かなと思っています…!
なお、Series 6の新規販売は終了していますので、定期的に開催されるAmazonのタイムセールや、Apple Storeの認定整備済製品より、購入を検討してみてはいかがでしょうか!
最後に、『Apple Watchの選び方』まとめ記事も書いていますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです。
まとめ:Apple Watch 7と6を徹底比較!9つの違いを解説
以上、Apple Watch Series 7とSeries 6の違いについての比較記事でした。
個人的な結論ですが、現在Series 6ユーザーであれば、約5万以上のお金を払って購入する必要もないのでは…と思っています。
S7は充電速度が速くなったとはいえ、それほど大きな差がないことや、常時ディスプレイ表示・ヘルスケア機能がS6でも十分に機能を果たしております。
ただし、新しいデザインや文字盤、新色カラーはS7ならではですので、個人的には購入して大満足しています!
最後に、本記事の内容まとめです。
- ディスプレイサイズ|S7は、画面サイズが拡大された
- ケースサイズ|今までのケースよりも”1mm”大きい
- ディスプレイ輝度|常時ディスプレイ表示が70%明るくなった
- カラーバリエーション|新しい5色のカラー展開
- 前面パネル|Apple Watch史上最高の耐久性
- 防塵性能|史上初のIP6X等級で、亀裂に強い
- 文字盤|大きく最適化されたディスプレイ専用文字盤が登場
- 充電速度|S7は、S6より33%も高速化
- 価格|少しだけ値上がり
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