Apple Watch Ultraの「アクションボタン」を全解説!普段使いはショートカット設定がおすすめ!
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
全く新しいモデルで登場したApple Watch Ultra。オレンジ色の「アクションボタン」が新しく追加され、ワークアウトやストップウォッチなどをワンアクションで開始できるようになりました。
“アクション”と名前の通り、ワークアウトやダイビング・ウェイポイントなど・・基本的にはアクティビティを前提とした機能を割り振りできます。
しかし僕のように「うわ・・カッコいい!」だけで買った人には、アクティビティ仕様のアクションボタンを使う機会がほぼないんですよね・・。
使い方をいろいろと模索した結果・・『アクションボタン×ショートカット機能』が普段使いでも便利だと感じたので、本記事で紹介していきたいと思います。
アクションボタンでできること、おすすめ設定も紹介します!
- Apple Watch Ultra「アクションボタン」でできることを解説
- アクションボタン×ショートカット「おすすめ設定」を紹介
- ショートカットの設定方法も紹介
Apple Watch Ultra アクションボタンで「できること」を全解説!
はじめに、Apple Watch Ultraのアクションボタンで「できること」を解説していきます。
Apple Watch Ultraで新搭載された第3の”アクションボタン”。これは、1回ボタンを押すだけで、ワークアウトやストップウォッチなど様々なアクションを開始できる機能です。
具体的にカスタマイズできる項目は、次の通りです
例えば、アクションボタンに”ワークアウト”を設定して押すと、瞬時にワークアウトを開始(または、開く)できます。
ワークアウトの一連の流れは、次の通りです。
ボタンを一回押すと「ワークアウトを開始」、もう1回押すと「セグメントを記録」。アクションとサイドボタン同時押しで「一時停止」、もう一度同時押しで「再開」・・といった感じで操作できます。
よく使う”動作”を事前に設定しておけば、ボタンを押すだけで簡単に呼び出せる機能です!
それでは次項より、各アクションボタンで「できること」を紹介していきます!
ワークアウト設定
アクションボタンで設定できる設定1つ目は、運動中の進捗状況を確認できる”ワークアウト”を割り振りできます。※または、アクションボタンに対応したサードパーティアプリを起動できます
まず、アクションボタンを1回押す(ファーストプレス)と、設定で「ワークアウトAppを開く」か「ワークアウトを開始」どちらかを選択できます。
アクションボタンを1回押すと、すぐに(指定した)ワークアウトを開始できますが、(選択した種目によっては)もう1度アクションボタンを押す(セカンドプレス)ことで、異なるアクションを実行することも可能。
例えば、”屋外ウォーキング”を割り振り→アクションボタンをセカンドプレスすることで、セグメントをマークすることができます。
ランニング中に、1周(または一定の距離)ごとの記録を取りたい時に使います!
また、アクションボタン+サイドボタンを同時押しすれば、動作中のワークアウトを「一時停止」できます。
アクションボタン非搭載のSeries 9/SEモデルでは、セグメントで記録するには”画面をダブルタップ”する必要がありますが、Ultraでは”ボタンを1回押し”するだけでOKです。
なお、ワークアウトを終了するには、ワークアウト画面を「左にスワイプ」<「終了」を押すだけ。
ただし、終了ボタンを押さなくても(watchOS 5以降では)ワークアウトが終了したことを自動検知してくれるので、「ワークアウトの停止を通知」設定もONにするとより便利です。
アクションボタンが追加されたおかげで、画面をタップする必要がなくなり”ボタンを押すだけ”で、ワークアウトの開始・記録ができる・・より便利に扱いやすくなりました。
手袋したままでもボタンを押すだけでいいので、この点はUltra仕様で便利です!
ストップウォッチ設定
アクションボタンで設定できる設定2つ目は、”ストップウォッチ”を割り振りできます。使い方は次の通り。
- ボタン1回押し:ストップウォッチを開始
- もう1回押し:ラップを記録
- アクション+サイドボタン同時押し:一時停止
ストップウォッチ画面を「左にスワイプ」すると、4つの表示モードで計測状況を確認できます。
Ultra以外のモデルでは、ストップウォッチの開始・ラップの記録・一時停止いずれの操作も”画面をタップ”する必要がありますが、Ultraではボタン操作のみ。
手袋が必須な過酷なウィンタースポーツでも”画面タップ”しなくても起動できちゃいます・・!
ウェイポイント設定
アクションボタンで設定できる設定3つ目は、コンパスAppで使える機能”ウェイポイント”を割り振りできます。
これは、現在地(自宅/駐車中の車両など)をウェイポイントで登録することで、ウェイポイントまでの距離と方角が分かるというもの。山道などでの集合場所・駐車場・水飲み場や街中などの“特定の地点(=ウェイポイント)”まで、コンパスを使って迷わずに戻ってくることができます。
なお、この画面でDigital Crownを回すと、現在地の緯度/経度・高度/傾斜が分かったり、マップAppのように視覚的にウェイポイントまでの距離が分かります。
Ultraでの使い方は、アクションボタンを1回押すと、現在地のウェイポイントがドロップされるので、編集画面から「ラベル(=表示名)」「カラー」「シンボル」などを好みで設定後、右上の「完了」をタップすることでウェイポイントを作成できます。
ウェイポイントは日常で頻繁に使うものではありませんが、旅行なんかでは地味に便利。例えば、駐車/駐輪場の位置、荷物を預けたコインロッカー、あとで寄りたいショップ、トイレなど・・ちょっとした場所の記録でも使えます。
アクションボタンを1回押すだけで、気軽にお気に入り地点をドロップ可能。アウトドアで使うイメージが強い”コンパス”ですが、意外と普段使いもできちゃいます。
次項のバックトレース機能と合わせて使うと、より便利です!
バックトレース設定
アクションボタンで設定できる設定4つ目は、コンパスAppで使える機能”バックトレース”を割り振りできます。
これは、山道や旅行先など普段なじみがない場所・人口密度が高い地域で道に迷った場合に、いつでも出発地点に戻れるように経路を記録できるというもの。
使い方は、次の通りで非常にシンプル。バックトレースを開始して移動することで、進んできた道のりを自動的に記録してくれます。
- ボタン1回押し:開始
- アクション+サイドボタン同時押し:一時停止
道に迷って、出発地点やウェイポイントまで戻りたくなった時は、「足取りをたどる」をタップすれば、出発地点までの経理を案内してくれます。
経路や案内が不要になった時は、「足取りを削除」をタップすることで、進んできた道のりを削除できます。
Ultraでは、森や過密都市などでも正確な位置情報を取得できる高精度2周波GPS(L1+L5)を搭載。”ボタンを押す”というワンアクションで呼び出しできるので、まさにアウトドア仕様の機能です。
ダイブ設定
アクションボタンで設定できる設定5つ目は、水深Appが使える”ダイブ”を割り振りできます。※または、アクションボタンに対応したサードパーティアプリを起動できます
水深アプリは、水温や水深・潜っている時間・最大水深などをリアルタイムで確認できるUltraだけの機能。「今からダイビングを始めるよ!」って時に設定しておけば、ワンアクションで水深Appを起動できます。
- ボタン1回押し:ダイブ起動
- アクション+サイドボタン同時押し:セカンダリアクション起動
他社製のダイビングAppでは、アクション+サイドボタン同時押しで、セカンダリアクションを実行することも可能です(Appによって動作が異なります)。
なお、Ultraを水中に入れると水深Appを自動起動させることもできます
この設定をしておけば、水深1m以上潜ると自動的に水深Appが起動するので、わざわざアクションボタンに割り振りする必要がありません。
アクションボタンに”ダイブ”を設定するのは、これから登場する他社製Appでカスタマイズしたい時に使えそうです・・!
フラッシュライト設定
アクションボタンで設定できる設定6つ目は、”フラッシュライト”を割り振りできます。使い方は次の通りです。
- ボタン1回押し:ON
- もう1回押す:OFF
コントロールセンターからも起動できますが、ボタンを押すだけで画面が点灯するので地味に便利・・!
普段使いでパッと使えるのはこの機能ですよね・・!
ショートカット設定
アクションボタンで設定できる設定7つ目は、”ショートカット”を割り振りできます。
使い方は、アクションボタンを1回押すだけで、事前に設定しておいたショートカットを起動できるというもの。
(他のアプリを経由して起動するので)立ち上がるまでに数秒かかりますが、PayPay/照明・エアコンなど家電のON/OFFなどを自由に設定できるので使い方は無限大・・!
Ultraを日常生活でより便利にしてくれる機能が「ショートカット」です!
また、ショートカットはiPhone/iPad/Macで作成できますが、Apple Watchに対応していないアプリや機能がある場合は、Apple Watchでショートカットを起動できないので注意が必要です。
Apple Watchでショートカットを表示させるには、iPhoneで”ショートカット”Appを起動>表示させたいショートカットの「…」をタップ<下部の「」をタップ<”Apple Watchに表示”を「ON」にします。
設定なし
Apple Watch Ultraのアクションボタンを押しても、何も動作させない設定もできます。
誤動作させたくない人は、OFFにしておきましょう!
サイレン設定
上記で紹介した設定とは別枠で、アクションボタンを長押しで「サイレン」を有効にする設定もできます。
設定方法は、iPhoneのWatch<アクションボタン<”サイレン”の長押しでオンにするを「有効」にするだけ。アクションボタンを長押ししたまま、5→4→3…とカウントダウンを待つことで、サイレンが鳴り響きます。
誤って動作させたくない人は、↑の設定でOFFにできます!
ということで、Apple Watch Ultraのアクションボタンで「できること」を紹介しました。次項では、アクションボタンのおすすめ設定を紹介していきます!
Apple Watch Ultra:アクションボタン×ショートカット「おすすめ設定」を紹介
上記では、アクションボタンでできることを紹介しましたが、僕のように「Ultra・・カッコいい!!」で買われた方は、アクションボタンに何を設定すればいいのか・・。
いろいろ試してみましたが、個人的には、「ショートカット(PayPay)」設定が一番おすすめ。あとは、照明やエアコンなどを起動する「スマート家電の操作」も便利だと感じました。
おすすめ設定1:ショートカット(PayPayの起動)
アクションボタンのおすすめ設定1つ目は、ショートカットに「PayPayの起動」を割り振りすること。
今や電子決済は当たり前のように皆さん使ってますが、その中でも普及率が高いのが”PayPay”ですよね。Apple WatchのPayPayアプリでは、Watch画面内に「バーコード」か「QRコード」を表示可能。
“アクションボタンを1回押すだけ“でバーコード/QRコードを表示できるので、レジでサッと支払いが完了しちゃいます。
(ショートカットはアプリを経由するので)起動するまで約4秒ほど時間がかかりますが、iPhoneを取り出さなくてもボタンを1回押すだけで支払いができちゃうので、使うメリットはかなり大きいですよね。
注意点として、お店側で用意してあるQRコードを読み取る決済方法には対応していません。
使える店舗が限定的ではありますが、ワンアクションでPayPay/au PAYを起動→スムーズに支払いできるので、僕のようなPayPayユーザーには一番便利な設定でした・・!
おすすめ設定2:ショートカット(スマート家電の操作)
アクションボタンのおすすめ設定2つ目は、ショートカットに「スマート家電の操作」を割り振りすること。
Appleの”ホーム”アプリを使って、自宅/オフィスをスマートホーム化している人も多いですよね。HomeKitに対応したスマート家電を使っている人は、照明やエアコン・サーキュレーターの起動をワンアクションでON/OFFできちゃいます。
ちなみに、HomeKit非対応の家電を使っている方でも、スマートプラグを使えばHomeKitに対応させて、iPhoneのホームアプリから操作できる・・つまり、Apple Watch Ultraのアクションボタンでも動作させられます。
コレも上記同様に起動するまでに数秒かかりますが・・スマート家電のON/OFFくらいだと多少のタイムラグは気になりませんよね。
注意点としては、ショートカットではセカンドプレス(アクションボタンの2回押し)に非対応。スマート家電の操作に置き換えると、電源のON⇔OFFができない・・つまり、「電源ON」か「電源OFF」の一方向の動作しかできません。
今後のアップデートで改善されるかもですが・・、これならホームAppから操作した方が使いやすいです
ただ、エアコンのONなんかを設定しておけば、帰ってきた時に暖かい/涼しい部屋が待ってるので、そういう使い方は便利です。※誤って押してしまう可能性はありますが・・
いずれにせよ、スマート家電操作をワンアクションで動作できるので、生活の中の”ちょっとした”面倒な操作をワンアクションで動作できる。地味ですが意外と便利だったりします・・!
ショートカットの設定方法も紹介
参考に、Apple Watchにショートカットを設定する方法も合わせて解説しておきます。
ココではおすすめの「PayPayを起動」させる方法を例に紹介します!
はじめに、iPhoneの「ショートカット”App」を起動<下部の”ショートカット”タブから「Apple Watch」<画面右上の「+」をタップし、新規ショートカットを作成します。
画面上部の「+アクションを追加」をタップ<上部の検索窓で「開く」と入力<”スクリプティング”欄から「Appを開く」を選択<薄水色の【App】をタップして「PayPay」と入力<選択します。
次に、名称を変更したり、好みのアイコンを選んで・・画面右上の「完了」タップでショートカットの作成は完了!
あとは、iPhoneのWatchアプリ<アクションボタン<”アクション”を「ショートカット」に設定し”ショートカット”を先程作った「PayPayを開く」を選択すれば設定終了です!
以上で設定は完了です。お疲れ様でした。ショートカットでは、アプリの起動以外にも様々なアクションを細かく設定できるので、他にも便利な使い方があればぜひ教えていただきたいです・・!
毎日するものだけど地味に設定が面倒くさいもの・・をショートカット設定すればより便利になりそう・・!
なお、Apple Watch UltraのレビューやUltra×バンドの組み合わせ記事も書いています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ:Apple Watch Ultraの「アクションボタン」を全解説!
ということで、Apple Watch Ultraのアクションボタンを普段使いする・・という視線で紹介しました。
アクションボタンの設定は、iPhoneまたはWatchでも簡単に切替できちゃうので、日常的にワークアウトをする人でも普段使いはこの設定にする・・と決めておくと使い道が更に拡がりそうです・・!
最後に少し気になった点は・・アクションボタンを誤って押してしまうこと。Digital Crownやサイドボタンを押す時に、対角線上に添えた指でアクションボタンを押してしまう(逆も然り)ことがありました・・。
慣れ・・といえばそれまでですが、今までなかったボタンなので少しコツを掴む必要がありそうです。とはいえ、アクションボタンに対応したサードパーティAppや新機能が出てくると思うので、今後のアップデートも楽しみ!
ということで本記事は以上です。アクションボタンの使い道が分からない・・そんな方に参考になれば幸いです!
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