Logicool MX MECHANICAL MINI for Mac レビュー | Macに最適化されたUS配列のメカニカルキーボードが登場!
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
LogicoolからMXシリーズ初となるメカニカルキーボード「MX MECHANICAL MINI for Mac」が発売されています。
Mac用に最適化されたUS配列で、キーの高さが低いロープロファイルキーを採用したことで、心地よい打鍵感を味わいつつ滑らかなタイピングができるワイヤレスキーボードです。
“mini”とその名の通り、テンキーレスでスリムなサイズ感のある仕上がり。洗練されたフォルムが美しく、デスク周りをスマートに引き締められる・・そんなデザイン面にも長けたキーボードですが、果たして使い勝手はどうなのか・・。
今回メーカーよりサンプルを提供いただいたので、本記事では、Logicoolのメカニカルキーボード「MX MECHANICAL MINI for Mac」をレビューします。
打鍵感はどうか?JIS配列との違いは?など・・気になったところも合わせて紹介していきます
- Logicool:MX MECHANICAL MINI for Macをレビュー
- メリット、デメリットを紹介
- MX MECHANICAL MINI:US配列・JIS配列の違いを比較
Logicool : MX MECHANICAL MINI for Macの「特徴」
今回紹介する商品は、PC周辺アクセサリーを中心に取り扱う大手メーカー”Logicool(ロジクール)”の『MX MECHANICAL MINI for Mac』。
おおまかな特徴をまとめると、次のとおりです。
- Macに最適化されたワイヤレスメカニカルキーボード
- キーレイアウト:US配列(テンキーレス)
- キーの高さが低めのロープロファイルキーを採用
- 静かなタクタイルスイッチ(茶軸)を採用
- バックライト搭載(手が近づくとセンサーで自動起動)
- 最大3台までの端末に瞬時に切替できる
- 最大10ヶ月のバッテリー持ち(ライトON:15日)
- カラバリ:2色
- スペースグレー、ペールグレー
- 価格:21,120円
Logicoolの「MX MECHANICAL MINI for Mac」は、Macに最適化されたUS配列(テンキーレス)のワイヤレスメカニカルキーボードです。
一般的なキーボードよりもキーの高さが低い「ロープロファイルキー」を採用。背の高いキーボード特有の”指の疲れ”を抑えながら、しっかりとした打鍵感が味わえることが特徴的です。
今回紹介する”for Mac”は、(JIS配列モデルとは異なり)スイッチタイプは「茶軸」のみとなってます。
一般的なメカニカルスイッチよりキートップが低く抑えられているので、滑らかで静かなタイピングができることも特徴の一つ。キーの背が高いキーボードが苦手な人でも扱いやすい仕様となってます。
また、手を近づけるとセンサーで自動的に起動してくれるバックライトも搭載。
さらにバッテリー性能は、“最長10ヶ月(ライトOFF時)”と、とんでもないバッテリー持ちとなってます。
カラバリは、Macとも相性がいい「スペースグレー」と「ペールグレー」の2色が販売されてます。
スペースグレー | ペールグレー |
---|---|
同梱品は、次のとおりです
MX MECHANICAL MINI for Macの互換性は、「macOS」「iPadOS」「iOS」に対応してますが、Windowsでも使える通常モデル(MX MECHANICAL MINI)も販売されてます。
スイッチや色で型番が異なるので、購入時は少し注意が必要です
スイッチ | MX MECHANICAL MINI for Mac(US配列) | MX MECHANICAL MINI(JIS配列) |
---|---|---|
赤軸 (リニア) | ー | グラファイト(型番:KX850CL) |
茶軸 (タクタイル) | スペースグレー(型番:KX850MSG) ペールグレー(型番:KX850M) | グラファイト(型番:KX850CT) |
青軸 (クリッキー) | ー | グラファイト(型番:KX850CC) |
それでは、MX MECHANICAL MINI for Macを詳しく見ていきます!
Logicool MX MECHANICAL MINI for Mac レビュー
アルミボディ×ホワイトのシンプルな外観
MX MECHANICAL MINI for Macの外観は、アルミボディ仕上げのシンプルな見た目。キーはホワイト×グレーの配色で、白を基調としたデスク周りの人にはぴったりな色合いです。
一般的なメカニカルキーボードよりも背が低いロープロファイルキーで、キーストロークも3.2mmと短め。指への負荷を比較的抑えた設計となってます。
キートップは、中央が少し凹んでいてサラサラした触り心地なので、指を滑らせるような感じでタイピングしやすい構造となってます。
裏面は、1段階の角度調整ができるチルトレッグを搭載。約1cmほど高くなるので、傾斜をつけたタイピングが好みの方にも安心して使えます。
右上部の側面には、充電用の「USB-C端子」と「電源スイッチ」が搭載されてます。
サイズや重さについて
サイズは、高さ131.6mm×幅:31.6mm×奥行き:26.1mm。13.6インチのMacBook Airに乗せてもギリギリ収まるサイズ感で、そのまま乗せてキーボードとしても使えるサイズ感です。
キーピッチは、スタンダードな「19mm」。Keychron K2とほぼ一緒の間隔で、窮屈さを感じることなく普段どおりのタイピングができました。
キーボードの重量は、「612g」とギリ持ち運びできるかな?というレベルでほどほどに重さはあります。
ただテンキーレス+ロープロファイルキーなので、キーボード全体としてはスリムでコンパクトな印象を感じました。
AppleのMagic KeyboardやSatechiのスリムX1キーボードより当然厚みは劣りますが、一般的なメカニカルキーボードよりも薄さがあるので、メカニカルの中では比較的持ち歩きしやすいサイズとも言えます。
Mac用に最適化されたキーレイアウト
“for Mac”モデルということで、日本語配列の選択ができない「US配列」のみのキーレイアウトです。
Keychron K2を普段使いしている僕からすると、キーを押し間違えることなく入力できましたが、Magic Keyboardを使っている方は、右Shiftキーが「矢印キー(↑)」左に配置されてるので少し戸惑いを感じるかも・・。
また右側のナビゲーションキーは、(Keychron K2同様に)きれいに縦一列に収められていて、一層スリムさを感じられる配置となってます。
静かなタクタイルスイッチ(茶軸)|打鍵感はどうか?
MX MECHANICAL MINI for Macのスイッチは、茶軸のみ。通常モデルの「MX MECHANICAL MINI」とは違って、赤軸や青軸の選択はできません。
赤軸のような”カチカチ音”、青軸のような”クリック音”とは違って、茶軸は”シャキシャキ…”という手応えのある感じの音がします。
実際のタイピング動画はこちら
どうでしょう?Keychron K2も同じく茶軸ですが、MX MECHANICAL MINIの方が明らかにタイピング音が小さいですよね
Keychron K2は”カチッ”音がありますが、MX MECHANICAL MINIは、どちらかというと”スコッ”という音に近い感じ。滑らかにキーが押し込まれるような感触で心地よい打鍵感がありました。
多少なり”スコスコッ”という音は鳴りますが、静かなタクタイルキーなので音はとても小さめ。オフィスでもギリ使えるかな・・といった印象を受けました。
またキートップが低いので、背の高いメカニカルキーボードが苦手な人でも扱いやすさのあるキーボードだと思います。
(キーが低いおかげで)指を滑らせる感じでスムーズに移動できるので手首が疲れにくいですし、メカニカルならではのしっかりとした打ち心地を感じられました。
余談ですが、僕は(キーストロークの浅い)Magic Keyboardから(キーストロークが深い)Keychron K2に切替した時は慣れるまで約2週間かかりましたが・・。
MX MECHANICAL MINIは、Magic KeyboardとKeychron K2のちょうど中間のキー高さ。キーストロークが浅めのキーボードをお使いの人にも馴染みやすく、慣れるまでに時間がかかりにくいキーボードと言えそうです。
静音でありながら確かな感触のあるタイピングができる・・そんな心地良さを感じるキーボードでした!
ちなみに、このキーボードには”パームレスト”がなくても何ら問題なく使えます。こちらFILCOのパームレストですが、あると逆に打ちにくさを感じました。
角度を変えても一緒なので、どうしても使いたい人はできるだけ”厚みが少ないパームレスト”を選ぶと良いでしょう。
独特な配置のファンクションキーが搭載
MX MECHANICAL MINI for Macには、ファンクションキー(Fn)の配置が少し独特です。
- F1〜F3:Easy-Switchキー(デバイス切替)
- F4、F5:明るさ調整
- F6:ディクテーションキー(音声読み上げ)
- F7:絵文字キー
- F8:スクリーンショット
- F9:ミュート
- F10:Spotlight起動
- F11:音楽の再生/一時停止
- F12:音楽のミュートON/OFF
F1
F2
F3
キーは、予め登録しておいたデバイスにボタンを1回押すだけで切替が可能。Mac・iPadなどデバイス間でシームレスに文字入力を切替できるので、この手軽さはめちゃくちゃ便利でした。
またF12キーの右側には、次の3つのキーも配置されています。
- 音量DOWNキー(バックライトのモード切替)
- 音量UPキー
- おやすみモード切替(ロック画面へ切替)
音量調整に加えて、Macならではの”おやすみモード”切替ができたり、Fn
+おやすみモード
キー同時押しでロック画面へ瞬時に切替することもできます。
ちなみにこのファンクションキーは、Logicoolの専用ソフトウェア「Logi Options+」を使うことで、各キーのカスタマイズが可能です。
ここでは、ファンクションキーやナビゲーションキーの割り当てを自由に設定できます。右のナビゲーションキー(home,endなど)はどうしても違和感がある・・という方でも「OFF(何もしない)」を設定できるのは嬉しいですよね。
その他にも、Easy-Switch割り当てデバイスの確認、ファームウェアの更新確認、工場出荷時にリセットなど・・細かな設定ができます。
Logicool Options+のダウンロードはこちらから
手が近づくと起動するバックライトを搭載
MX MECHANICAL MINIには、6つのモード切替ができるバックライトを搭載。手を近づけると(センサーで)バックライトキーが自動点灯し、使っていない時は自動的に消灯する仕様となってます。
モードは「6つ」で、静的・コントラスト・ブリージング・ウェーブ・リアクション・ランダムからそれぞれ選択できます。
Keychron K2のようにめちゃくちゃ激しい光り方はしませんが、暗闇でもそっと照らしてくれるので普段使いする分にはコレで全然十分だと感じました。
最長10ヶ月と驚きのバッテリー持ち
バッテリー性能は、バックライトOFFの状態で「最長10ヶ月」、バックライトがONだと最長15日間持続します。※週5・1日8時間使った場合
バックライトOFFだと「最後に充電したのいつだっけ・・」と忘れてしまうほど、とんでもないバッテリー持ちとなってます。さらにUSB-Cで充電できるので、短い時間で高速に充電できるのも嬉しいですよね。
またBluetoothキーボードですが、ケーブルを繋いだまま(充電中でも)何ら問題なく使えます。
Bluetooth⇔有線の切り替えボタンもないのでこの点も扱いやすいですよね。充電中のケーブルを少しオシャレに仕上げたければ(↑のような)コイルケーブルもおすすめです。
USBレシーバーは不要
パソコンへの接続は、Bluetooth Low Energy経由で接続するので、日本語配列のMX MECHANICAL MINIとは違って、USBレシーバーは付属してきません。
どうしてもUSBレシーバーを使いたい人は、専用の「Logi Bolt USBレシーバー」を使っても接続できますがこれは別売。さらに他のロジクールのUSBレシーバーとペアリングができないので要注意です。
MX MECHANICAL MINI:US配列・JIS配列の違いを比較
今回紹介したのはMac向けの「MX MECHANICAL MINI for Mac」ですが、JIS配列の「MX MECHANICAL MINI」も販売されています。
両者はどこが違うのか・・?比較表でまとめましたので、気になっている方は参考にしてみてください。
モデル | MX MECHANICAL MINI for Mac | MX MECHANICAL MINI |
---|---|---|
外観 | ||
キー配列 | 英字配列 | 日本語配列 |
キースイッチ | 茶軸 | 赤軸 茶軸 青軸 |
付属品 | USB-C to Cケーブル | USB-C to Aケーブル Logi Boltレシーバー |
互換性 | iPadOS iOS | macOSWindows macOS Linux Chrome OS Android |
カラバリ | スペースグレー ペールグレー | グラファイト |
価格 | 21,120円 | 21,120円 |
Mac版、通常版ともにサイズや価格帯などは一緒ですが、キー配列(英字、日本語)が大きく異なります。
特に、Macならではの「cmdキー」がスペースキーの一個飛ばしで配置されていたり、「Enterキー」の大きさが全然違います。さらに、日本語配列では(不評な)右Shiftキーがめちゃくちゃ小さいことも特徴的。
正直キーボードは慣れなので、使っているうちに馴染んでいくものですが・・。日本語配列の”右shiftキー”の小ささに少し抵抗を感じる人も多いかと思います。
また、キースイッチもMac版は「茶軸」のみ。通常モデルは「赤軸」「茶軸」「青軸」の3種類から選択できます。
Mac版は”茶軸のみ”と限定されているので、どうしても赤軸や青軸が使いたい人は、Mac版ではなく通常版を選択することになります。
ただしMac版では、iPadOSに対応。iPadをPCライクとして使っている人にも最適なモデルです。
テンキーレスならではの持ち運びやすさと、ボタンを1回押すだけでデバイス間の切替(Easy-Switch)ができるので、Mac⇔iPadを使い分けしている人にもMac版はおすすめです。
そして最後に大きな違いを挙げると、通常版は(Logicoolの新通信技術)Logi Bolt USBレシーバーが付属してきます。
PCにマウスやキーボード・スピーカーなどBluetooth対応機器をたくさん接続すると不安定になりがちですが、このレシーバーがあることで、接続性やセキュリティ性も考慮し安定した通信ができます。
日本語レイアウト版はこちらです
まとめ:Logicool MX MECHANICAL MINI for Mac レビュー
ということで、Logicoolのメカニカルキーボード「MX MECHANICAL for Mac」をレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- Macに最適化されたレイアウトキー(US配列)
- ロープロファイル+静かな茶軸で、指の負担を抑えてタイピングできる
- 手を近づけると光るセンサー式バックライトを搭載
- ボタンを1回押すだけで瞬時にデバイス間を切替できるEasy-Switchの搭載
- 最大10ヶ月のバッテリー持ち
- キースイッチは茶軸のみ(赤軸・青軸:✕)
- USBレシーバーが付属しない
MX MECHANICAL MINI for Macは、ロープロファイルキーでしっかりとした打鍵感を味わいながら滑らかなタイピングができるキーボード。
Macとの相性は言わずもがな最高ですし、メタル製のトップケースやホワイト×グレーの配色など‥デザイン面も美しさがあります!
キーの背が低いので、(背の高い)ノーマルプロファイルキーボードが苦手な人はもちろん、Magic Keyboardからの切替もしやすいキーボードでしょう。
- メカニカルの”カチャカチャ音”が苦手・・オフィスでも使える静かなキーボードが欲しい人
- パンタグラフよりもしっかりと打ち心地のあるキーボードを探している!
- Macとの相性が良いキーボードを探している人
このような方にはぴったりなキーボードですので、気になっていた方の参考になれば幸いです!それではまた。
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- 今回紹介した商品は、こちら
日本語レイアウトはこちら
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