SOUNDPEATS Capsule3 Proワイヤレスイヤホン レビュー | LDAC対応!軽くて付け心地良しのカナル型イヤホン!
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
外出先やワークアウトで欠かせないアイテムといえば「イヤホン」。イヤホンには、AirPodsのような耳掛け式の”インナーイヤー型”と密閉式の”カナル型”の2種類あり好みが分かれるところですが・・。
今回紹介するアイテムは、じっくりと音楽を楽しみたい人向けのカナル型イヤホン“SOUNDPEATS”の「Capsule 3 Pro」。
Capsule 3 Proは、ハイレゾ相当の高音質を楽しめる”LDAC”に対応。イヤホン単体で8時間、ケース込みで最大52時間と超長時間使えるワイヤレスイヤホンです。
メーカーよりサンプルを提供いただいたので、本記事では、SOUNDPEATSの「Capsule 3 Pro」をレビューします。音質は?使い勝手はどうか?そのあたりを中心にレビューします。
- SOUNDPEATS:Capsule 3 Proをレビュー
- メリット、デメリットを紹介
- AirPods 3/Pro 2と比較
SOUNDPEATS:Capsule3 Proワイヤレスイヤホン レビュー
SOUNDPEATS:Capsule 3 Proの「特徴」
今回紹介する商品は、高品質でありながらお手頃価格で購入できるSOUNDPEATSのイヤホン『Capsule 3 Pro』。
おおまかな特徴は、次の通りです。
- カナル型の完全ワイヤレスイヤホン
- ハイレゾ相当のコーデック「LDAC」に対応
- 周波数帯域20Hz~40kHzをカバー
- 12mmダイナミックドライバーを搭載
- 最大8時間連続再生(ケースで最大52時間)
- ANC搭載(最大43dBノイズ低減)
- 外部音取り込みモード搭載
- 70ms低遅延ゲームモード搭載
- タッチセンサー搭載で音量調整・曲送りなど可能
- IP4X等級の防水性能
- 充電は、USB-C対応(ワイヤレス充電は非対応)
- カラバリは、1色
- 価格は、8,480円
- 5%OFF+1,880円クーポンで6,176円※期間限定
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の「Capsule 3 Pro」は、カナル型でハイレゾ(High-Resolution=高解像度)相当の高音質を誇る「LDAC」に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
従来型のコーデック(20Hz~20kHz)よりも広い再生帯域をカバー(20Hz~40kHz)しているので、女性ボーカルの高い音域や楽器の伸びなど繊細な響きを再現できることが特徴的。
小さく細かな音など原音に近い音質で臨場感のある音楽を楽しめるイヤホンです!
イヤホンの形状は、AirPods Proのように耳に密閉するタイプのカナル型。耳への圧迫感は多少ありますが、じっくりと音楽を楽しむには最適なイヤホンです。
さらに、最大52時間も再生できるバッテリーを搭載。※ケース込み
イヤホン単体でも8時間連続再生できるという驚異のバッテリー持ち。AirPods Pro2で最大30時間ですからね・・これはすごい・・!
同梱品は次の通りです
指紋が目立たないマットな質感がカッコいい!
Capsule 3 Proの外観は、指紋が目立たない全面マットブラック仕上げ。樹脂でできてますが、光沢もなくチープさもなく見栄えもカッコいいデザインとなってます。
全体的に丸みのあるデザインなので、持ち安さも良好。ケース下部には、充電用の”USB-C”端子と”ボタン”が搭載されてます。
フタを開けると、カナル型のイヤホンが綺麗に収納されてます。ステムに向けて鮮やかなゴールド色が拡がっていて高級感とオシャレさを感じるイヤホンとなってます。
上部は、3つのサイズで付け替えできるイヤーピースを搭載。ANC/外部音取り込みモードを使うための”3つのマイク(片方)”が搭載されてます。
スティック先端には磁力式の充電端子が付いているので、イヤホンの出し入れもスムーズです!
サイズや重さについて|装着感はどう?
Capsule 3 Proの重さは、イヤホン本体で”約5g”、ケース込みで”約48g”。AirPods Pro 2と同じくらい軽いです。
かなり軽めですが、耳に密閉するタイプなので激しい運動をしながらの装着も問題なし。ふとした時にポロッと落ちてしまうインナーイヤー型より扱いやすさがあるのはカナル型の特権ですよね。
ただし(カナル型なので)長時間の装着は、少し圧迫感を感じる人もいると思います・・!
(個人的に)カナル型イヤホンって耳への圧迫感が強いので苦手なんですが・・。Capsule 3 Proは、スティックが短く軽いので、カナル型が苦手な僕でも装着時の違和感を感じにくかったです・・!
付属のイヤーピース(S/M/L)も自分の耳に合うサイズを選択可能。キツめ・ユルめなど自分好みのフィット感を体感できるかと思います。
USB-C充電のみ対応(ワイヤレス非対応)
ケース底部には、付属のUSB-C to A-ケーブルを使って有線充電できますが、ワイヤレス充電には非対応です。
できればワイヤレス充電に対応してほしかった・・。とはいえ、この高スペックで1万円以下で買える価格なので、これは妥当な仕様かな・・といった感じでしょう。
最大52時間再生できるバッテリー持ち
Capsule 3 Proは、イヤホン単体で8時間・(ケース込みで)最大52時間連続再生ができる驚異のバッテリー持ち・・!こりゃすごい・・。
AirPodsと変わらないサイズ感でありながら、AirPods Pro 2(最大30時間)を大きく上回る”52時間”ですからね。出張や良好先でも気兼ねなく使えるのは個人的にかなり嬉しい・・!
ちなみに、充電ケースのLEDランプでバッテリー残量を確認できます。
- 緑色点灯:50%~100%
- 黄色点灯:10%~49%
- 赤色点灯:~10%未満
なお、ケース充電時のLEDランプ色で、バッテリー残量の確認もできます。
- 赤でゆっくり点滅:0%~20%
- 黄でゆっくり点滅;21%~69%
- 緑でゆっくり点滅:70%~99%
- 緑で長く点灯:100%
0%→100%まで約1時間で満充電できるので、急用でもサッと充電して長時間使えます!
接続端末は1台のみ(マルチポイント非対応)
ペアリング方法は、ケースフタを開けてボタンを3秒長押しすると(LEDが白点滅して)ペアリング状態になるので、端末側から「SOUNDPEATS Capsule 3 Pro」を選択するだけで完了です。
(Air 3 Deluxe HS同様ですが)今作も複数のデバイスと同時接続できるマルチポイントは非対応です。スマホ⇔PC間を切替する時は、毎度”ペアリング解除”→”接続”する必要があります。
タッチセンサーで操作が自由自在!使い方について
イヤホン先端には、タッチセンサーが埋め込まれているので、次のような操作をイヤホンだけで行うことができます。
機能 | 操作方法 |
---|---|
電源ON | 自動:ケースフタを開ける 手動:センサーを1.5秒長押し |
電源OFF | 自動:ケースに戻してフタを閉じる 手動:センサーを約10秒長押し |
再生/一時停止 | センサーを2回タッチで一時停止/再生 |
音量UP | R側のセンサーを1回タッチ |
音量DOWN | L側のセンサーを1回タッチ |
曲送り | R側のセンサーを1.5秒長押し |
着信受話/通話終了 | どちらかのセンサーを2回タッチ |
着信拒否 | どちらかのセンサーを1.5秒長押し |
通話切替 | どちらかのセンサーを2秒長押し |
手動ペアリング | 充電ケースのボタンを3秒長押し |
音声アシスタント | R側のセンサーを3回タッチ |
ゲームモード | L側のセンサーを3回タッチ |
ノイズキャンモード/ ヒアスルーモード/ ノーマルモードの切替 | L側のセンサーを1.5秒長押し |
曲戻しができない仕様となってますが、(スマホを触らずに)これだけの操作をイヤホンだけで完結できちゃいます!
SOUNDPEATS製品ではお馴染みですが、タッチセンサーの感度はかなり良好。イヤホン位置を調整する時に誤ってタップ判定されちゃうので、できるだけスティック先端を持って位置調整することがおすすめ。
ちなみにCapsule 3 Proは、片耳再生に対応。どちらかのイヤホンを取り外すと一時停止しないので、(外部音取り込みモードはあるものの)周囲の音をしっかりと拾ったり、電池が少ない時でも通話/音楽を楽しめます。
音が喧嘩することなくクリアでバランスのとれた音質
個人的に感じた音質をまとめると、次の通りです。
- 低音〜中音〜高音域までバランスのあるフラットな音質
- 低音域は、音が喧嘩することなくクリア!厚みをしっかり感じられる
- 中音域は、原音に近く締まりがあって聴きやすい
- 高音域は、少し弱めだが伸びがあってまとまりのある感じ
結果・・高音域はそこまで強くないものの、低音〜中音〜高音まで全体的にフラットな音質で(密閉式なのに)かなり聴きやすかった!この音質なのに1万円以下で買えちゃいますからね・・コスパはかなり高いですよ。
低音のズンズン感もしっかり感じられますし、耳の負担を抑えられた優しい聴き心地を体感できました
12mmのダイナミックドライバーも搭載しているので、空間の拡がりやすさもあって音場も良好!カナル型なのもあって、没入感を強く感じられました。
また、iPhoneではハイレゾ相当の「LDAC」は非対応。ワイヤレスだとAACで圧縮がかかってLDAC音質を楽しめません。
専用アプリでカスタマイズ可能
音質をもっと細かく調整したい!という人は、SOUNDPEATSの公式Appを使えば、自分好みの音質にカスタマイズすることができます。
App Store、Google Playどちらも対応
SOUNDPEATS
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カスタマイズ画面では、イコライザーなど音質を自由にカスタマイズ可能。ノイキャンなどのモード切替を直感的にコントロールしたり、イコライザーのカスタマイズなどを細かく設定できます。
音質をもっとこだわりたい人、臨場感のある音楽を楽しみたい人は、カスタマイズしてみましょう・・!
音漏れはどうか?
密閉式のカナル型なので、(インナーイヤー型と比べると)音漏れはほぼありません。
普通の音量でガンガン音楽を楽しむ時は音漏れを気にすることはありませんが、静かな環境元で70~80%まで音量を上げると少し聞こえるかな・・といった感じ。
この点はカナル型の特権ですよね!音漏れを気にせずにガンガン音楽を流して楽しめます
ノイズキャンセリング機能を搭載
Capsule 3 Proには、通常・ANC(ノイキャン)・外部音取り込みの3つのモードを切替できます。
- 通常モード:通常(または、EQ設定した)音質で再生できる
- ANCモード:マイクを使ってノイズ(雑音)を除去して再生できる
- 外部音取り込みモード:マイクを使って周りの音を集音しながら再生できる
ANCモード
最大-43dBでノイズを低減できるので、周囲の雑音をしっかりとカット可能。イヤホンに搭載されてる2つの集音マイクを使うことで、風が強い時や工事音なども除去できる・・つまり、屋外など騒音が激しい場所でも周囲の音を気にせずに音楽を楽しめます!
ノイキャンを使った印象としては、かなり強め。周囲の音をほぼシャットアウトしてくれました!
ノイキャンは音楽を流さずとも使えますが、静かな場所で人の声などは普通に聴こるのでその点は仕方ないかな・・といった感じ。ただし、「サーッ」というようなホワイトノイズは感じないので、ぎりぎり”耳栓”代わりとしても使えると思います。
外部音取り込みモード
「周りの音を拾いたい!」という時は、周囲の音を集音できる”外部音取り込みモード”にも切替可能。
音量を下げれば、イヤホンを付けたまま普通に会話できますし、音質も違和感なく普通に問題なく聴こえました
ちなみに、イヤホン取り外し後も(最後に使っていた)モードを維持してくれるのでこれが地味に便利・!
ANCを使った状態で取り外し→再装着するとANC状態のままですし、外部音モードで取り外し→再装着すると外部音モードのまま・・といった感じでわざわざ切替する必要がありません。
また、周囲のノイズをカットしてクリアな音質で通話できる“ENC通話ノイズキャンセリング”にも対応。
周囲のノイズを除去するので、雑音がある環境元でも(若干)声がこもって聞こえますが、周囲が騒がしくてもいつもよりクリアに会話できる機能も付いています。
低遅延のゲームモードを搭載
Capsule 3 Proには、ゲームをする時にぴったりな”70ms”と超低遅延なゲームモードも搭載してます。
低遅延モードへの切替は、「L側のセンサーを3回タッチ」するだけ。スマホでFPS・音ゲーをする時に嬉しい機能です!
AirPods 3/Pro 2の「違い」を比較
ここでは、「AirPods 3」「AirPods Pro 2」と比較していきます。スペックの違いは次の通りです。
商品名 | Capsule 3 Pro | AirPods Pro 2 | AirPods 3 |
---|---|---|---|
外観 | |||
オーディオ | 12mmダイナミックドライバ | 専用の高偏位Appleドライバ 空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング | 専用の高偏位Appleドライバ 空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング |
コーデック | LDAC/AAC/SBC | AAC/SBC | AAC/SBC |
センサーで音量調整 | 対応 | 搭載 | |
ANC | 搭載 | 搭載 | |
外部音取り込み | 搭載 | 搭載 | |
ENC通話ノイキャン | 搭載 | 搭載 | |
イコライザー | 対応 | 対応 | 対応 |
連続再生時間 | イヤホン単体:8時間 ケース込み:52時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込:30時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込み:30時間 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | |
充電端子 | USB-C | Lightning | Lightning |
マルチポイント | 対応 | 対応 | |
耐水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
通信機能 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 |
重さ | イヤホン:5g ケース:38g | イヤホン:5.3g ケース:50.8g | イヤホン:4.28g ケース:37.91g |
価格 | 8,480円※通常価格 | 39,800円 | 26,800円/Lightningケース 27,800円/MagSafe充電ケース |
上記の通り、AirPods Pro 2/AirPods 3と比べると性能・価格に大きな差がみられます。これだけの性能で1万円以下で買えるのはいかにコスパが高いか見て取れますよね・・。
(AirPods 3の)外観を比較すると、ケース・イヤホンは少しCapsule 3 Proが大きめですが、スティックの長さはほぼ一緒。
音質の違いとしては、高音域の再現力はCapsule 3 Pro<AirPods 3の方がかなり高め。(カナル型ってとこの違いもありますが)音のクリアさと拡がりさが全然違うな・・と感じました。
対して、低音域の再現力はAirPods 3<Capsule 3 Proが断然上。低音のズンズン感や音の厚みをしっかり感じられるので、この点はCapsule 3 Proが優位。
こう比べてみると、AirPodsは価格と同じく音質もかなり高いイヤホンだな・・と改めて実感。ただし、Capsule 3 Proはこれだけの性能で1万円以下+LDAC対応。ちょっと安すぎて価格を疑うレベルですよね。
最後にもう一度言っておきますが、iPhoneはLDAC非対応(AACのみ)です。iPhoneでSOUNDPEATS製のイヤホンを安く買いたい人は、LDAC非対応の「Mini Pro」がノイキャン付きですしお手頃価格なモデルだと思います。
iPhoneユーザーおすすめ(LDAC非対応+ANC対応)
まとめ:SOUNDPEATS Capsule3 Proワイヤレスイヤホン レビュー
ということで、SOUNDPEATSのCapsule 3 Proのレビューをしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- ハイレゾ相当のLDACに対応したカナル型イヤホン
- 驚きのバッテリー持ち(イヤホン:8時間/ケース:52時間)
- 低音〜高音までバランスのとれた音質を再現してくれる
- (カナル型なのに)付け心地が軽くて疲れにくい
- ANC/外部音取込/70ms低遅延ゲームモードを搭載
- 専用Appで音質を自由にカスタマイズできる
- センサーが感度良好でたまに誤動作あり
- ワイヤレス充電/マルチポイントに非対応
- iPhoneユーザーはLDAC恩恵を受けられない
ANC+LDAC対応でこの高音質・・しかも1万円以下で買える価格って・・。正直、「AirPodsを買う必要性って・・」と率直に感じちゃいました。
とはいえ、AirPodsは臨場感ある音場の広がりや音の再現力が高いので、この点はAirPodsが優位ですが。それでも音質・機能・外観ともに引けを取らないCapsule 3 Proはかなり魅力的。
スティック型で取り回しもしやすく、軽くて圧迫感がない付け心地なので、カナル型が苦手な僕でも普通に違和感なく付けていられたイヤホンでした。
- カナル型は苦手だけど、ズンズンと低音域の音楽を楽しみたい!
- できるだけ耳の圧迫感が少ないイヤホンが欲しい!
- ANC付き+LDAC対応で安く買えるイヤホンが欲しい!
そんな方におすすめです。また、「AirPods Proは高くて買えない・・」そんなiPhoneユーザーにもおすすめしたいイヤホンでした。
ということで、本記事は以上です。気になっていた方の参考になれば嬉しいです!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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