SOUNDPEATS Space レビュー | ANC+123時間のロングバッテリーを搭載したワイヤレスヘッドホンがコスパ高すぎ
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
今回紹介するのは、SOUNDPEATSのワイヤレスヘッドホン「Space」。高コスパのイヤホンで有名なSOUNDPEATSですが、ヘッドホンのラインナップは今作が初めて!
6,000円代と安い割には、-35dBのアクティブノイズキャンセリングや最大123時間のロング再生に対応。さらに、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント&有線接続にも対応した高機能ヘッドホン。
今回メーカーよりレビューの機会をいただいたので、SOUNDPEATSのワイヤレスヘッドホン『Space』をレビューしていきたいと思います。
スペックや音質・装着感など細かくレビューしますので、気になっている方の参考になれば幸いです!
- SOUNDPEATS :Spaceをレビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
SOUNDPEATS:Space ワイヤレスヘッドホンの「特徴」
今回紹介する商品は、コスパが高いイヤホンで知られるSOUNDPEATSのワイヤレスヘッドホン『Space』。イヤホン界隈ではもう有名ですよね。
ざっくりと特徴をまとめると、次の通りです。
- オーバーヘッド型の完全ワイヤレスヘッドホン
- ANC搭載(最大35dBノイズ低減)
- 大口径40mmドライバーを採用
- 最大123時間連続再生ができるロングバッテリーを搭載
- 2台同時接続できるマルチポイント対応(有線接続にも対応)
- 65ms低遅延ゲームモードを搭載
- 通気性に優れた低反発ウレタンを採用し、圧迫感のない快適な装着感
- 充電は、USB-C対応
- カラバリ:3色
- ブラック、ホワイト、イエロー
- 価格:6,980円※定価
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の「Space」は、メーカー初となるオーバーヘッド型のヘッドホン。今までワイヤレスイヤホンがメインでしたが、ヘッドホンは初登場。安くて高機能で有名なSOUNDPEATSからこの新モデルは嬉しい!
最大の特徴は、SOUNDPEATSではお馴染みの高いコスパを持っていること。ANC+123時間バッテリー+マルチポイント対応など高機能であるのに6,000円台で買えちゃいます。
ANCは、-35dBでノイズを低減可能。めちゃくちゃ強力なスペックではありませんが、この価格帯であれば十分に満足できるレベル。ANC・トランスペアレント(外部音取り込み)・ゲームモードへの切り替えもボタン一つと扱いやすいのも魅力的。
高音質を追求し、SOUNDPEATS専用設計の大口径40mドライバーを採用。細かな音や響きを感じられますし、高音域はスッキリとまとめられていて聞きやすく、明瞭感のある音質を感じられました。
音質は好みが分かれるところですが、専用アプリ「SOUNDPEATS」でEQのカスタマイズが可能。
好みの音質にいい感じに化けてくれるので、価格帯を考えれば大満足のヘッドホンでした!
(個人的には)装着感も快適。イヤーパッドも柔らかくて側圧もそこまで強くないので、通勤/通学の移動シーンや音楽を楽しむ普段使い・作業中など幅広いシーンで活躍してくれました。
カラバリは、王道の「ブラック」「ホワイト」に加えて、少し印象的な「イエロー」の計3色が販売されてます。
ブラック | ホワイト | イエロー |
---|---|---|
6,000円台という価格を考えると、音質・デザイン・装着感も申し分なし。ただ、LDAC非対応だったり、ノイズが出たり・・少し気になる点もあったので、音質重視のヘッドホンをお探しの方は少し注意が必要かも。
ということで、デザインや機能面など細かくレビューしていきます!
SOUNDPEATS Space ワイヤレスヘッドホン レビュー
開封〜同梱品
まずは商品が届くとしっかりと梱包されたパッケージで登場。同梱品は、ヘッドホン本体に加えて、充電ケーブルや有線接続の3.5mmオーディオジャックも付属してきます。
- ヘッドホン本体
- USB-C to Aケーブル(約25cm)
- 3.5mmオーディオジャック(約120cm)
- 取説類
チープさを感じさせないスタイリッシュな外観
SOUNDPEATS Spaceは、低価格帯の割にはチープさも感じられなく質感も高め。今回ブラックを選択しましたが、深めのグレーと絶妙に相性がよく黒好きにはたまらない色合いでした。
側面には、SOUNDPEATSのロゴが大きく印字されていて良い感じでアクセントになってます。電源・音量・ANCボタン、充電・有線接続のポートは全て下側に設置されてます。
ヘッドバンド部は、柔らかいプロテインレザーと低反発素材を採用したふかふかした優しい触り心地。頭のサイズに合わせて、片方で約3cmほど長さ調整できるスライダーが付いてます。
イヤーパッド部もヘッドバンド同様の素材を採用し、耳あたりが良く圧迫感を抑えた作り。内側には、左右がぱっと見でわかるように「L」「R」表記されてるのも嬉しい。
イヤーカップは前後に30°ほど調整できて、自分好みのフィット感を体感できるような作り。
全体的にシンプルでスタイリッシュな印象。普段使いでも違和感のないカラバリなので、性別年齢問わず様々なシーンでも活用できるデザインが印象的でした。
折りたたみ式+軽量設計で、持ち運びしやすいサイズ感
本体サイズは、(約)長さ16.3cm×幅18.8cm×奥行き8.4cmと一般的な大きさとなってます。
イヤーパッドはこのように折りたたみ式なので、カバンやリュックにそのまま収納して持ち歩くことも可能。ちなみに、重さは約264gとこちらも一般的な重さ。
ヘッドホンを付けている感・・はどうしてもありますが、デスクワークであれば1日装着しっぱなしでも特段気になることのない装着感。ワークアウトでも(激しいものを除けば)気兼ねなく使える快適さを感じました。
USB-C充電に対応
充電方式は、ヘッドホン下部にあるUSB-Cポートで充電。付属のケーブルはUSB-C to A。25cmと少し短いですが、USB-Aの電源アダプタはお持ちの方も多いと思うのでここは扱いやすいかも。
最大123時間のロングバッテリー
Spaceは、10,000mAhの大容量バッテリーを搭載。ノーマルモードでは、最大123時間のロングバッテリーを搭載してることも魅力的。
各モードのバッテリー持続時間は次の通りです
- ノーマルモード:最大123時間
- ANCモード:最大61時間
これだけ大容量のバッテリーを積んでれば、充電にまつわるストレスが全く皆無!同じ価格帯の他社ヘッドホンと比べても圧倒的な長さなので、「充電なくなってる・・」など心配なく使えるのは嬉しい。
また、有線接続にも対応。約1.2mの3.5mmオーディオジャックも付属してきます。
マルチポイントに対応
Spaceは、2台のデバイスに同時接続ができるマルチポイントに対応。僕が今まで使ってきたSOUNDPEATSのイヤホンはマルチポイント非対応だったのでこの仕様に感激!
iPhone⇔Mac間の切替も楽ちん。マルチポイント非対応だと、ペアリング解除→接続・・する必要があるので扱いやすさは言うでもなく快適でした。
操作方法について
Spaceはヘッドホン下の各種ボタンを押す(長押し)ことで、様々な操作がヘッドホン単体で調整できます。
機能 | 操作方法 |
---|---|
電源ON | 電源ボタンを3秒間長押し |
電源OFF | 電源ボタンを5秒間長押し |
再生/一時停止 | 電源ボタンを1回押し |
音量UP | “音量+”ボタンを1回押し |
音量DOWN | “音量-“ボタンを1回押し |
曲送り | “音量+”ボタンを約1秒長押し |
曲戻し | “音量-“ボタンを約1秒長押し |
着信受話/通話終了 | 電源ボタンを1回押し(通話中) |
着信拒否 | 電源ボタンを1.5秒長押し(通話中) |
通話切替 | 電源ボタンを2回押し(通話中) |
手動ペアリング | “音量+”と”音量-“ボタンを5秒同時長押し |
音声アシスタント | 電源ボタンを2回押し |
ゲームモード | 電源ボタンを3回押し |
ANCモード/ トランスペアレンシーモード/ ノーマルモードの切替 | ANCボタンを1回押し |
電源ON/OFFをはじめ、再生/一時停止や曲送り/曲戻しなどの基本操作は、ヘッドホン右側に配置されてるボタンから操作できます。
操作方法が多くて慣れるまでは時間がかかるかもですが、基本操作は右のヘッドホン、モード切替は左のヘッドホンから・・と覚えておくと楽かも。ボタン配置もシンプルでわかりやすかった。
よく使う再生/一時停止や曲送り/戻しなど、これだけの操作をヘッドホンだけで切替できるのは助かります!
音質はどうか?
個人的に感じた音質をまとめると、次の通りです
SOUNDPEATS Spaceの音質は、低音から高音まで全体的にバランス良く明瞭感のある音質。ドンシャリも弱めといった感じを受けました。
- 低音域は強すぎるわけではなく、厚みをしっかり感じられる
- 中音域は、締まりがあって聴きやすい感じ
- 高音域は、スッキリとまとめられていて明瞭感あり
この価格帯でこれだけの音質であれば十二分に満足。デフォルトでも特段音質は気にならなかったですが、低音・高音を強調するのが好みであれば少し物足りなさを感じるかも。なので、専用アプリの併用は必須になりそう。
全体的にフラットな音質で聴きやすく、バランスの取れた音質でした
ちなみに本ヘッドホンは、LDACは非対応です。
LDACで高音質を楽しむことはできませんので、本格的なヘッドホンをお探しの方には不向き。この価格帯なので、普段使いで手軽に音楽を楽しみたい方向けのヘッドホンです。
モードについて|ANCはそこそこ強め
Spaceには、ノーマルモードに加えて、ANC・トランスペアレンシーモード(外部音取り込み)の3つのモードをボタン一つで切替できます。
- ノーマルモード:通常(または、EQで調整した)音質で再生できる
- ANCモード:ノイズ(雑音)を除去して再生できる
- トランスペアレンシーモード:マイクを使って周囲の音を集音しながら再生できる
ANCモード
ANCモードでは、最大-35dBでノイズを低減可能。ノイキャン精度はめちゃくちゃ強力ではありませんが、(デスクワークなど静かなシーンでも)工事の騒音や強風音・エアコン音などはしっかりとノイズをカットしてくれたので、普段使いでも効果を実感。
「サーッ」というホワイノイズもなく耳栓代わりとした使い方も◯。めちゃくちゃ強力じゃないからこそ、違和感なく使えるあたりも扱いやすかった!
トランスペアレンシーモード
別名、外部音取り込みモードともいうトランスペアレンシーモードも搭載。これが中々強力で、マイクでガッツリと周囲の音を集めて拾ってくれます。
ちょっとだけ気になった点を挙げると、「サーッ」という雑音が結構入ってきます。普通に音楽を聴きながらであれば違和感はないんですが、音楽を再生していないと明らかに違和感を感じる雑音が・・。ここは利用シーンが限定されそうな使い方になりそう。
ただ、逆に考えると周囲の音を強制的に拾ってくれるので、デスクワーク中でも周りの音を聞き漏らさない点で得られるメリットはかなり大きい。ヘッドホンを付けたままのほうがハッキリと周囲音が聴こえるくらいですからね、ながら作業には持ってこいです。
ノイズ除去だけでなく、外部音を拾いたいシーンにもしっかりと活躍してくれるヘッドホンでした
ちなみに、ヘッドホンの電源ON/OFF時でも、最後に使っていたモードを引き継いでくれます。
僕がヘッドホンを使うシーンは音楽に没入したい時。基本ずっとANCをONにしたい派なんですが、モノによって電源OFFにするとモードが戻っちゃうモノも・・。Spaceはモード維持してくれるので、ここらへんの使い勝手はめちゃくちゃ良かった!
まとめ : SOUNDPEATS Space ワイヤレスヘッドホン レビュー
ということで、SOUNDPEATSのワイヤレスヘッドホン「Space」をレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- 全体的にバランスの良い明瞭感のある音質
- 普段使いには申し分なしのANC・外部音取込モードを搭載
- 圧迫感のない快適な装着感
- マルチポイントに対応
- 最大123時間のロングバッテリー搭載
- この機能で6,000円台という驚きの安さ
- ANCはそこまで強力ではない
- LDACに非対応
- 外部音取込モードは、サーッというノイズが結構入る
ちょっと気になる点もありましたが、価格帯を考えると十分に満足できるヘッドホンでした。これで6,000円台なんて驚愕ですよ・・。
音質についてはめちゃくちゃ最高!とは言えませんが、専用アプリでカスタマイズすれば十分満足できる音質を表現してくれるのでいい感じ。
総合的にみても文句なしのヘッドホンでした!
予算1万円以内でそこそこのワイヤレスヘッドホンが欲しい方にはぶっ刺さると思いますので、気になっている方の参考になれば幸いでございます。
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