SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSワイヤレスイヤホンをレビュー|インナーイヤー型で世界初のLDAC対応!コスパ抜群でした・・!


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
リモートワーク・外出先で欠かせないアイテムといえば「イヤホン」。密閉式の”カナル型”は、長時間付けると耳への圧迫感が気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回紹介するイヤホンは、AirPodsのような耳に引っ掛ける”インナーイヤー型”のイヤホン『SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HS』。


Air 3 Deluxe HSは、インナーイヤー型として世界初のハイレゾ相当の高音質を誇る「LDAC」に対応。さらに、定価7,180円とお手頃価格でコスパ良好のワイヤレスイヤホンです。
今回メーカーよりサンプルを提供いただいたので、SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン「Air 3 Deluxe HS」をレビューしていきます。
- SOUNDPEATS:Air 3 Deluxe HSをレビュー
- メリット、デメリットを紹介
- AirPods(第3世代)と比較
SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSワイヤレスイヤホンをレビュー|インナーイヤー型で世界初のLDAC対応!コスパ抜群でした・・!


SOUNDPEATS:Air 3 Deluxe HSの「特徴」
今回紹介する商品は、低価格で高品質なイヤホンを中心に販売しているオーディオブランド”SOUNDPEATS”より新発売の『Air 3 Deluxe HS』。

Air 3 Deluxe HSの特徴は、次の通りです。
- インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン
- (インナーイヤー型で)世界初のハイレゾ相当のコーデック「LDAC」に対応※iPhoneは非対応(AAC)
- 周波数帯域20Hz~40kHzをカバー
- 14.2mm径ダイナミックドライバー搭載
- 60ms低遅延ゲームモードを搭載
- 最大5時間連続再生(ケースで最大20時間)
- 自動装着検出に対応
- タッチセンサー搭載で音量調整・曲戻しなど可能
- 充電は、USB-C対応(ワイヤレス充電は非対応)
- カラバリは、1色(ミッドナイトブラック)
- 価格は、7,180円
- 5%OFF+1,880円OFFクーポン利用で、4,941円※期間限定
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の「Air 3 Deluxe HS」は、インナーイヤー型として世界初のハイレゾ(High-Resolution=高解像度)相当の高音質を誇る「LDAC」に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。


従来型のコーデックは「20Hz〜20kHz」の周波数ですが、高音質を表現できる”LDACコーデック”は「最大20Hz〜40kHz」と広い再生帯域をカバー。
CD音源では表現が難しい“高音域”や”楽器”などの繊細な響きを原音に近い音質で再現できるというもの。








つまり、生音に近く立体感・臨場感のある音楽を楽しめます!


イヤホンの形状は、AirPods(第3世代)のような耳に引っ掛けるタイプのインナーイヤー型。カナル型(密閉式)と比べて、耳への圧迫感が少ないのが特徴的です。


ワイヤレス充電には非対応ですが、USB-Cで充電可能。イヤホン単体で最大5時間・ケースを使えば最大20時間の音楽を再生できます。
同梱品は、次の通りです


イヤホンがマットな質感でカッコいいデザイン・・!
Air 3 Deluxe HSの外観は、黒色のプラスチックケースを採用。少し指紋が付きやすくパッと見はチープさを感じますが・・光沢のある高級感漂うデザインとなってます。




ケースはツルツルとした触り心地なので(AirPodsに近い感じ)落下しないように注意が必要です。蓋をパカッと開くと、イヤホン本体が収納されてます。


ケース内側・イヤホン本体は、マットな質感で中々カッコいいデザイン・・!イヤホン先端もゴールドのロゴ入りで、オシャレさと高級感が漂ってます。


ゴールドのロゴ部分はタッチセンサーが搭載しているので、L/Rを使って音量調整や再生/一時停止・曲戻し/曲送りなど様々な操作ができます。※詳細は後述




ケースからイヤホンの取り出しもスムーズ。イヤホンを入れる時も充電端子が磁力でピタッと引っ付くので扱いにくさは感じません(AirPodsに近い感じです!)。
軽くて付けている違和感がないインナーイヤー型
Air 3 Deluxe HSの重さは、イヤホン本体で約4g。イヤホン+ケースで約36g。AirPods 3と同じくらいめちゃくちゃ軽いです。




この軽さと耳掛け式のインナーイヤー型なので、装着時の違和感は全くありませんが、ふとした時にポロッと落ちることがあるので取扱には注意が必要。








長時間付けても疲れないので、普段使いやながら聴きにぴったりです!
USB-C充電のみ対応(ワイヤレス充電は非対応)
ケース底面は、USB-C端子を搭載。付属のUSB-C to Aケーブルを使って充電できますが、ワイヤレス充電は非対応です。


USB-Cは嬉しいですが、できればワイヤレス充電には対応してほしかった・・。ただスペックと価格を考えれば仕方ないかなといった感じ。
電池持ちはどう?
Air 3 Deluxe HSは、イヤホン単体で5時間連続再生が可能。ケースと合わせると最大20時間再生ができます。


AirPods 3(単体で6時間/ケースで30時間)には劣りますが、AirPods 2(単体で5時間/ケースで24時間~)と同等クラスの再生時間があります。








通勤・通学など普段使いでも気兼ねなく使える再生時間ですね!
充電ケースのバッテリー残量は、LEDインジケータの色で確認できます(ボタンをタップで確認可能)。
- 緑:バッテリー残量が50%より多い
- 黄:バッテリー残量が49%〜10%
- 赤:バッテリー残量が10%未満
なお、ケース充電時のLEDインジケータの色で、バッテリー残量の確認もできます。
- 赤でゆっくり点灯:バッテリー残量0%〜19%
- 黄でゆっくり点灯:バッテリー残量20%〜69%
- 緑でゆっくり点灯:バッテリー残量70%〜99%
- 緑で常に点灯:充電完了
いずれも数%刻みで分かるものではありませんが、おおよその充電状態を把握することは可能です。
接続端末は1台のみ(マルチポイント非対応)
ペアリング方法は、ケース蓋を空けてボタンを3秒長押しすると(LEDが白点滅し)ペアリング状態になるので、あとは端末側から「SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HS」を選択するだけ。


ただし、複数のデバイスと同時接続できるマルチポイントは非対応で、接続できるデバイスは1台のみ。スマホ⇔PC間の切替は毎回”ペアリングを解除→接続”する必要があるので少し扱いにくさを感じました・・。
センサー搭載で多様な切替操作ができる!
イヤホン先端のタッチセンサーをタップすることで、さまざまな切替操作をすることが可能。操作方法は、次の通りです。
機能 | 操作方法 |
---|---|
電源オン | 自動:ケース蓋を開ける 手動:センサーを1.5秒長押し |
電源オフ | 自動:ケースに戻して蓋を閉じる 手動:センサーを約10秒長押し |
再生/一時停止 | 自動:どちらかのイヤホンを取り外すと一時停止。両側(片方)を付けると再生 手動:センサーを2回タッチで一時停止/再生 |
音量DOWN | L側のセンサーを1回タッチ |
音量UP | R側のセンサーを1回タッチ |
曲戻し | L側のセンサーを約1.5秒長押し |
曲送り | R側のセンサーを約1.5秒長押し |
着信受話/通話終了 | どちらかのセンサーを2回タッチ |
着信拒否 | どちらかのセンサーを約1.5秒長押し |
通話切替 | どちらかのセンサーを2秒長押し |
手動ペアリング | 充電ケースのマルチボタンを3秒長押し |
音声アシスタント | R側のセンサーを3回タッチ |
ゲームモード | L側のセンサーを3回タッチ |








この種類の豊富さ・・音量DOWN/UPをタッチ1回でできるのは扱いやすい!
ただしセンサーの感度が良好過ぎるせいか、イヤホンの位置を調整する時に”タップ”判定されちゃう…。位置を調整する時は、できるだけスティックを持って位置調整することをおすすめします。


個人的には、Apple Watchで音量調整するので今まで困ったことはなかったのですが・・。


Apple Watchよりも素早く直感的に操作できるので、かなり扱いやすいイヤホンだと感じました・・!
全体的にバランス良く聴きやすいフラットな音質


一番気になる音質ですが、個人的に感じたことは次の通りです。
- 低音〜高音までバランス良く聴きやすいフラットな音質(ドンシャリは弱め)
- (インナーイヤー型なので)低音は少し弱めだが、厚みはしっかり感じられる
- 中音域はかなり聴きやすく締まりがある感じ
- 女性ボーカルなど高音域はクリアで響きが良い!しっかりと前面に出てくる感じ
結果・・(カナル型と比べると)低音はそこまで強くないものの、全体的にバランス良く聴きやすいフラット音質で非常に高評価!低音は弱めといってもベース・ドラムなどの厚みや迫力はしっかり感じられました。
また、14.2mm径ダイナミックドライバーが搭載しているので、空間の拡がりやすさもあって音場も良好。








1万以下で買えるイヤホンだとは思えないほど、音質バランスの取れたクオリティが高いイヤホンだと感じました!
また、インナーイヤー型なので、ノイズキャンセリングや外部音取り込みは非搭載です。ただインナーイヤーは耳を塞がないので、周りの音も拾いやすく音がこもらない感じは良い!長時間つけても聴き疲れもしません。
ちなみに、iPhoneやiPadは、ハイレゾ相当の「LDAC」は非対応です。ワイヤレスだとAACで圧縮がかかってしまいます。


音漏れは音量50%くらいからする
インナーイヤー型なので仕方ないことですが・・、音漏れは音量50%くらいから普通にします。


インナーイヤー型はどうしても周囲の環境音を拾ってしまうので、音漏れを気にせずLDACで繊細な音質を楽しむには、自分の部屋など静かな環境元で使うことになりそうです。
通話時はノイズキャンセリング機能付きのマイクを搭載
イヤホン本体には、ノイズキャンセリング機能付きマイクを計4基も搭載。周囲が騒がしい環境でも、通話時はクリアに会話することができます。


周囲のノイズを除去するので、雑音がある環境では自分の声が少しこもって聴こえますが、普通に会話するには全く問題ないレベルでクリアな音質です。
低遅延のゲームモードを搭載
Air 3 Deluxe HSでは、ゲームをする時にぴったりな低遅延で使える”ゲームモード”を搭載してます。


Bluetooth接続ですが、60msの低遅延を実現しているので、FPS・音ゲーをする時にもピッタリ。低遅延モードは、「L側のイヤホンを3回タッチ」だけでかんたんに切替できます。
専用アプリでカスタマイズ可能
専用アプリ「SOUNDPEATS」を使えば、イコライザーなど細かく音質をカスタマイズできます。
App Store、Google Playどちらも対応してます
カスタマイズ画面では、音量や音質・ゲームモードの切替などを設定可能。可変的なイコライザーでは、簡易の聴力テストを実施後、自分に合わせた音質を自動調整してくれます。


もちろん、低音の強調/抑制、高音の強調など自分好みにカスタマイズすることも可能です。










より臨場感のある音楽を楽しみたい人はカスタマイズして楽しんじゃいましょう!
AirPods(第3世代)の違いを比較


本項では、同じインナーイヤー型である「AirPods 3」と「Air 3 Deluxe HS」を比較していきます。まずはスペックの違いがこちら。
商品名 | Air 3 Deluxe HS | AirPods(第3世代) |
---|---|---|
外観 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
オーディオ | 大口径14.2mmダイナミックドライバ | 専用の高偏位Appleドライバ 空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング |
コーデック | LDAC/AAC/SBC | AAC/SBC |
センサーで音量調整 | 対応 | |
ENC通話ノイキャン | 搭載 | |
イコライザー | 対応 | 対応 |
連続再生時間 | イヤホン単体:5時間 ケース込み:20時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込み:30時間 |
ワイヤレス充電 | 対応 | |
充電端子 | USB-C | Lightning |
マルチポイント | 対応 | |
耐水性能 | IPX4 | IPX4 |
通信機能 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 |
重さ | イヤホン:約4g ケース:約36.3g | イヤホン:4.28g ケース:37.91g |
価格 | 7,180円※通常価格 | 26,800円/Lightningケース 27,800円/MagSafe充電ケース |
外観は、ケース・イヤホン単体ともほぼ同じサイズで、スティックの長さもほぼ一緒です。Air 3 Deluxe HSは、マットな艶消し加工された質感なので、AirPodsよりは滑って落としやすいことはない感じ。


音質の違いとしては、低音〜高音域の再現力は、Air 3 Deluxe HS<AirPods 3の方が高いです。AirPodsは、空間オーディオに対応しているので、臨場感ある音場の広さに違いを感じました。


とはいっても、LDAC対応でこの価格帯と音質はかなりコスパが高いイヤホンです。
AirPods 3はどちらかというとフラットな音質を再現したイヤホンなので、わずかな音質の違いはあるものの、価格帯を考えるとAir 3 Deluxe HSのスペックはかなり高い・・!








(AirPods 3同様に)バランスの取れた聴きやすい音質を再現したイヤホンだと感じました
一点気になった点は、Air 3 Deluxe HSはマルチポイント非対応(1台しか接続できません)。
個人的に、PC⇔iPhone間で音楽の切替頻度が多いのですが、デバイスを替える毎に”ペアリング解除”するのは少し面倒かな・・とも感じました。


また、iPhoneはLDAC非対応(AACのみ)なので、LDACの恩恵を活かしたいのであれば、一部のAndroidを使う必要があるのも忘れずに・・。
iPhoneでSOUNDPEATSのイヤホンを使いたい人は、LDAC非対応の「Air 3 Deluxe」や通常モデルの「Air 3」の方が同品質でお手頃かなと思います。


まとめ:SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSワイヤレスイヤホンをレビュー


- インナーイヤー型で世界初!ハイレゾ相当のLDACに対応したイヤホン
- 音質の割には価格が7,000円台と安い
- 音量調整など操作性が高い!
- 専用アプリで音質をカスタマイズ可能
- イヤホン単体で連続5時間再生が可能
- 60ms低遅延ゲームモードを搭載
- 自動装着検出に対応
- センサーが感度良好でたまに誤動作する
- ワイヤレス充電ができない
- マルチポイント非対応
- ケースに指紋が付きやすく目立つ
- iPhoneユーザーはLDACに非対応で恩恵を受けられない
以上、インナーイヤー型で世界初のハイレゾ相当LDACに対応した”SOUNDPEATSのAir 3 Deluxe HS”のレビュー記事でした。
音質も低音〜高音まで再現が豊かな上に、約7,000円という価格はコスパがかなり高いイヤホンだな・・と率直に思いました。インナーイヤー型なので取り回ししやすく扱いやすさがあるのも良かった。
ちょっとだけ気になったことは、指紋が付きやすく目立つこと。ケースは光沢があってツルツルしてるので、普通に使ってもベタベタ感が出てしまいます。


とは言いつつ、AirPods 3のようにバランスの取れた音質を再現できるのにこの価格はすごい・・。コスパがかなり高いイヤホンとしてかなり高評価!
LDAC対応スマホユーザーで気軽に高音質な音楽を楽しみたい人、(インナーイヤー型なので)長時間付けても耳への負担が少ないテレワーカーの人、カナル型が苦手な人など、普段使いしたい人にもおすすめしたいイヤホンでした。
それでは、本記事は以上です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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