QCY:HT05 MeloBuds ANC ワイヤレスイヤホン レビュー | モード切替が豊富なANC搭載イヤホンがコスパ高すぎでした
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
今回紹介するのは、QCYが発売しているワイヤレスイヤホン「HT05 Melobuds ANC」。ー40dBと強力なANCや10mmのダイナミックドライバーを搭載し、パワルフルな重低音を楽しめるイヤホンです。
専用アプリでANCのモード切替えができる他、イヤホン単体で8時間連続再生に対応しているにも関わらず・・約4,000円台で買えてしまいます・・!
今回メーカーよりサンプルを提供いただいたので、QCYのワイヤレスイヤホン「HT05 Melobuds ANC」をレビューしていきます。
音質や聴き心地はどうかなど?機能と合わせてレビューしていきます!
- QCY:HT05 MeloBuds ANC ワイヤレスイヤホン レビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
QCY:HT05 MeloBuds ANC ワイヤレスイヤホンの「特徴」
今回紹介する商品は、中国のブランド”QCY”から新発売されたワイヤレスイヤホン『HT05 Melobuds ANC』。
ざっくりと特徴をまとめると、次の通りです。
- カナル型の完全ワイヤレスイヤホン
- アクティブノイズキャンセリング搭載(-40dB)
- ANCは、4段階のモードを調節可能(専用アプリあり)
- 10mmダイナミックドライバー搭載
- イヤホン単体で最大8時間の連続再生(ケース込みで30時間)
- 低遅延ゲームモード搭載
- 計6つのマイクを搭載したクリアな通話が可能
- カラバリ:2色
- ブラック、ホワイト
- 価格:4.580円※割引適用価格
QCY「HT05 Melobuds ANS」は、AirPods Proのような密閉式タイプのカナル型ワイヤレスイヤホン。
最大の特徴は、4,000円と低価格で購入できる上に「ANC」「最大30時間再生(ケース込み)」「6基マイク」「10mmドライバー」など・・機能が豊富すぎること。
専用アプリを使えば、「通常モード」に加えて、「ANC」「外部音取り込みモード」「風切り音カット」の計4つのノイキャンモードを切替えできます。
安いから機能はそこまででしょ・・?と思いがちですが、-40dBと強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。場所を選ばず静かな環境で音楽を楽しむことができるほど、しっかりとノイズを低減してくれます。
イヤホンの形状は、AirPods Proのように耳に密閉するタイプのカナル型。インナーイヤー型と比べて耳への圧迫感はありますが、集中して音楽を楽しみたい方にはぴったりな形状となってます。
また、イヤホン単体で最大8時間・ケース込みで30時間も再生できる驚きのバッテリー容量を搭載。AirPods Pro 2と変わらずの再生時間を持ってます。
これだけ高機能で4,000円台ってコスパ高すぎですよね・・
同梱品は、次のとおりです
カラバリは、王道の「ブラック」と「ホワイト」の2色展開となってます。
ブラック | ホワイト |
---|---|
QCY:HT05 MeloBuds ANCワイヤレスイヤホン レビュー
指紋が付きにくいマットなデザイン
QCY:HT05 MeloBuds ANSの外観は、指紋が付きにくい全面マットブラックな見た目。樹脂仕上げですので高級感があるとは決して言えませんが、変に光沢もなく無難に使えるデザインとなってます。
丸みのあるデザインですので、持ちやすさも良好。ケースの右側面には、充電用のUSB-C端子が搭載されてます。
フタを開けるとイヤホンが磁気式で格納されてます。ステムに大きく”QCY”のロゴが印字されてるのは少し気になりますが、全体的に統一感のある仕上がりとなってます。
フタを開けたケース中央には、ボタンが搭載。このボタンを押すことで、ペアリングやバッテリー残量が分かるようになってます。
- LEDランプ(白色):バッテリー残量20%以上
- LEDランプ(赤色):バッテリー残量20%以下
イヤホン先端にはタッチセンサーを搭載し、音量調整や再生/一時停止など様々な操作ができます。※詳細は後述
ステム裏側には、マグネット式の充電端子を搭載。カチッとケースに収まってくれるので、イヤホンの出し入れもスムーズでした。
サイズや重さ|装着感はどうか?
QCY:MeloBuds ANSの重さは、イヤホン単体で約4g、ケース込みで約39g。AirPods Pro 2と同じくらいの軽さとなってます。
数値だけ見るとかなり軽めですが・・カナル型ですので、激しい運動をしていてもポロッと落ちることはほぼありません。ここはカナル型の特権ですよね。
僕は耳を密閉するカナル型って苦手なんですが、スティックが短いおかげか装着感は違和感がありませんでした。ただやっぱり長時間装着すると圧迫感は感じやすいので・・付属のイヤーピースで少し小さめのサイズを選択するのがベターかも。
ワイヤレス充電には非対応
このイヤホンは、ワイヤレス充電に非対応。付属のUSB-C to Aケーブルを使って、有線で充電する必要があります。
有線を避けたい僕としてはワイヤレス充電に対応してほしかった・・!とはいっても4,000円台と激安な価格ですので、ここは全然妥協できる範囲かな?と思いました。
最大30時間再生できるバッテリー容量
QCY:HT05は、イヤホン単体で8時間・ケース込みで最大30時間再生できるバッテリー容量を持ってます。
AirPods Pro 2で30時間ですからね・・この価格帯で同等のバッテリー持ちは嬉しい!
- 通常モード:8時間(イヤホン単体)、30時間(ケース込み)
- ノイキャンモード:7時間(イヤホン単体)、26時間(ケース込み)
同等のイヤホンと比較すると、決して高いバッテリー持ちとは言えませんが・・急速充電にも対応してることが魅力的。
たった5分充電するだけで1時間の再生ができるので、「充電し忘れてた・・」なんて時でも安心です。
タッチセンサーの操作が豊富!使い方など
イヤホン先端には、タッチセンサーが埋め込まれてますので、以下の操作をイヤホンだけで行うことができます。
機能 | 操作方法 |
---|---|
電源ON | 自動:ケースフタを開ける 手動:1.5秒タッチ |
電源OFF | 自動:ケースに戻してフタを閉じる |
再生/一時停止 | R/L側のセンサーを2回タッチ |
音量UP | L側のセンサーを1回タッチ |
音量DOWN | R側のセンサーを1回タッチ |
曲送り | R側のセンサーを3回タッチ |
着信受話/通話終了 | R/L側のセンサーを2回タッチ(着信時) |
着信拒否 | R/L側のセンサーを1.5秒タッチ(着信時) |
手動ペアリング | 充電ケースのボタンを3秒間長押し |
音声アシスタント | L側センサーを3回タッチ |
ゲームモード | L側のセンサーを1.5秒タッチ |
ANCモードのON/OFF 外部音取り込みモードの切替 | R側のセンサーを1.5秒タッチ |
ちなみに、デフォルトでは上の機能が割り当てられてますが、“QCY”の専用アプリを使えば自由にカスタマイズできます。
再生/一時停止はもちろん、音量調整や曲戻し/曲送りをイヤホンだけで操作できるメリットは大きいですよね
ただし、タッチセンサーの感度は中々良好。ということで、イヤホンを取り外し時は、誤動作しないためにもスティック先端を持って取り外すようにしましょう。
ちなみに片耳再生にも対応しているので、通話/音楽を止めずに使えるのはありがたい・・!
クリアでサウンドバランスが絶妙に良い音質
個人的に感じた音質をまとめてみました。
- 低音〜高音域までバランスの取れたフラットな音質
- 低音域は少し物足りさがあるが、直線性は良好
- 中音域は耳当たりが強めだが、ボーカルは聴こえやすい
- 高音域はスッキリとまとめられていて、聴きやすく明瞭感あり
結果・・低音域は少し物足りなさがありますが、全体的にサウンドバランス良好で聴きやすかったです!
標準モードでは、聴きやすくまとめられているので伸びや締まりが少し悪いかな?という印象を受けましたが、EQを調整したり、ANCをONにすると更にサウンドバランスが良くなる感じ。
個人的には常時ANCをONにしておいて、カスタムサウンドで好みの音質を調整するのがおすすめです。
少し物足りなさを感じた低音域をしっかりと分離させてメリハリが付くので、低音域の深さを感じたい人には、常時ANCをONにすると良いかも?
細かくカスタマイズできる専用アプリ
QCYのイヤホンは、音質やノイキャンモード・オーディオバランスなどを細かく調整できる専用アプリが用意されてます。
App Store、Google Playどちらも対応
QCY
Dongguan Hele Electronics Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
- カスタムサウンド(ポップ、ベース、EQ設定など)
- ノイキャンモード(ANC、外部音取り込み、通常、風切り音カット)
- オーディオバランス
驚きなのは、ノイキャンモードではノイズ強度を調整できること。例えば、ノイキャンモードでは、室内・通勤・騒がしい・風切り音カットの4つから選択できて、その中でもさらに3つのノイズ強度を選択できます。
外部音取り込みモードでは、6段階から強度を選択できたり、ボーカルを強調させることも可能。
ノイズ軽減が強すぎる…ってイヤホンは多いですが、細かくノイズ強度を軽減できるので、使用シーンを選ばずに調整できるのは地味に便利すぎました。
音漏れはどうか?
カナル型イヤホンということで、AirPods 3のようなインナーイヤーと比べると、音漏れはほぼありませんでした。
とはいっても、静かな環境や音量を70%くらいまで上げると少し音漏れはするかな?といった感じ(ここはどのイヤホンも似たようなものかと思いますが・・)。
4つのモード切替を搭載
このイヤホンは、上記で紹介した専用アプリを使えば、通常・ANC・外部音取り込み・風切り音カットの4つのモードに切替できます。
- 通常モード:ノイキャンなし(EQ設定した音質で再生できる)
- ANCモード:ノイズ(雑音)を除去して再生できる
- 外部音取り込みモード:マイクを使って周りの音を集音しながら再生できる
- 風切り音カットモード:自転車に乗っている時でもクリアな通話ができるモード
ANCモード
最大-40dbと強力でノイズを低減できるので、周囲の雑音をしっかりとカットできます。
ノイキャンを使った感触として、強度はかなり強めでした
ノイキャンモードの中でも室内・通勤・騒がしいから選択できますし、その中でも3段階で強さを調整できるので、いろんな使用シーンで望んだノイズ強度を調整できるメリットは大きかった!
サーっというようなホワイトノイズもありませんし、耳栓代わりとしても全然使えました。
外部音取り込みモード
周りの音をあえて拾うために、周囲の音を集音できる「外部音取り込みモード」にも対応。専用アプリを使えば、集音の強さを6段階から調整できます。
使った感触としては、想像以上にしっかりと外部音を拾ってくれたので驚き。外向きにもマイクが搭載されているので集音精度も高く、違和感なく外の音を拾えてました。
AirPods 3/AirPods Pro 2の「違い」を比較
ここでは、「AirPods 3」「AirPods Pro 2」と比較していきます。スペックの違いは、次のとおり。
商品名 | HT05 | AirPods Pro 2 | AirPods 3 |
---|---|---|---|
外観 | |||
オーディオ | 10mmダイナミックドライバ | 専用の高偏位Appleドライバ 空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング | 専用の高偏位Appleドライバ 空間オーディオ ダイナミックヘッドトラッキング |
コーデック | AAC/SBC | AAC/SBC | AAC/SBC |
センサーで音量調整 | 搭載 | 搭載 | ー |
ANC | 搭載 | 搭載 | ー |
外部音取り込み | 搭載 | 搭載 | ー |
風切り音 | 搭載 | ー | ー |
イコライザー | 対応 | 対応 | 対応 |
連続再生時間 | イヤホン単体:8時間 ケース込み:30時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込:30時間 | イヤホン単体:6時間 ケース込み:30時間 |
ワイヤレス充電 | ー | 対応 | 対応 |
充電端子 | USB-C | Lightning | Lightning |
マルチポイント | ー | 対応 | 対応 |
耐水性能 | IPX5 | IPX4 | IPX4 |
通信機能 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.0 |
重さ | イヤホン:4g ケース:39g | イヤホン:5.3g ケース:50.8g | イヤホン:4.28g ケース:37.91g |
価格 | 6,580円※通常価格 | 39,800円 | 26,800円/Lightningケース 27,800円/MagSafe充電ケース |
上記の通り、いかにQCY製品が安いか一目瞭然ですよね。セール時であれば、約4,000円台で買えてしまうのでコスパとしてはかなり高い・・!
(AirPods 3の)外観を比較すると、ケースはHT05の方が小さめですが、スティックはちょっと長め。
AirPods 3と比べると、インナーイヤー型・ANC搭載の有無と大きな違いはありますが、音の拡がりやクリアさも申し分ないほどの音質の良さをQCYでは感じられました。
まとめ : QCY HT05 MeloBuds ANC ワイヤレスイヤホン レビュー
ということで、QCYのワイヤレスイヤホン:HT05 MeloBuds ANSをレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- 低音〜高音域までバランスの取れたフラットな音質を再現
- ANC/外部音取込/風切りモードを搭載
- ノイズ強度をアプリで細かくカスタマイズ可能
- 4,000円台と超お手頃価格
- ワイヤレス充電/マルチポイントに非対応
- センサーが感度良好でたまに誤動作あり
これだけの機能を搭載していて4,000円台って・・正直ちょっと価格を疑うレベルでした
他メーカーでも似た製品はありますが、ANCの調整が豊富なので、「初めてANCイヤホンを使ってみたい人」や「AirPodsは高すぎてちょっと・・」という方には迷いなくおすすめできるイヤホンでした。
ということで本記事は以上です。それではまた!
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