【Apple Watch】AssistiveTouchの設定方法・使い方を解説
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
Apple Watchの「AssistiveTouchの設定方法・使い方」を知りたい方へ。
Apple Watch Series 7の発売と同時期に公開された新しいOS「watch OS 8」。
中でも、手や指のジェスチャでApple Watchの画面を操作できる『AssistiveTouch』機能がめちゃくちゃ便利で話題に。
『AssistiveTouch』を有効にすると、Apple Watchを片手だけで様々な操作ができます。しかし、使うための設定が必要で、対応機種も限定されているため、利用には注意が必要です。
- AssistiveTouchって、なに?
- AssistiveTouchの”対応機種”を知りたい!
- AssistiveTouchの”設定方法”や”使い方”を知りたい!
このような悩みを抱えている方へ。
本記事では、Apple Watchの「AssistiveTouchの設定方法・使い方」を解説していきます。
- AssistiveTouchとは?対応機種を解説
- AssistiveTouchの「設定方法」と「使い方」を解説
はじめに:AssistiveTouchとは?対応機種を紹介
『AssistiveTouch』とは?
『AssistiveTouch』とは、Apple Watchの画面に触れなくても、手や指の動作(ハンドジェスチャ)だけで、Apple Watchの画面を操作可能にする機能のことです。
ハンドジェスチャの動作は、4種類の動画があり、それぞれの動作に様々なアクション(機能)を割り当てすることができます。
- 人差し指を親指に1回タップする「ピンチ」
- 人差し指を親指に2回タップする「ダブルピンチ」
- 手を1回握りしめる「クレンチ」
- 手を2回握りしめる「ダブルクレンチ」
AssistiveTouchは、上肢に障害のある方向けに、Apple Watchを使うための機能です。しかし、使い方によっては、Apple Watchを片手だけで操作すると便利になるシーンが意外とあるものです。
手が塞がっている時に、Apple Payでカード決済をする。また、Siriを起動して、今日のスケジュールや天気を確認する…など。使い方は無限大にあります。
例えば、ダブルピンチに「Siri」、ダブルクレンチに「Apple Pay」を割り当てるとこうなります
片手だけでApple Watchを操作できるって、かなり便利…!
上記は一例ですが、各ハンドジェスチャに様々なアクション(機能)を割り振りすることで、Apple Watchをさらに使いやすく便利になる機能が『AssistiveTouch』です。
他にも、Apple Watchの画面上のポインタを操作したり、電話に出たり、通知センターやコントロールセンターにアクセスする”アクションメニュー”を立ち上げたりすることが可能です。
AssistiveTouchが使える「Apple Watch対応機種」
AssistiveTouch機能が使えるApple Watchの対応機種は、「Apple Watch Series 6以降」および「Apple Watch SE」が対応しています。
現時点では、前モデルのApple Watch Series 5・Series 3では、AssistiveTouch機能を使うことができませんので注意して下さい。
【Apple Watch】AssistiveTouchの「設定方法・使い方」
事前設定:「AssistiveTouch」を有効にする
まずはじめに、iPhoneの「Watch」アプリ(または、Apple Watchの「設定」)から『AssistiveTouch』を有効にする必要があります。
『AssistiveTouch』を有効にする方法は、次のステップの通りです。
iPhoneの「Watch」アプリから操作する方法は、こちら
また、”入力”から「ハンドジェスチャ」もONに設定しておきましょう。
Apple Watchの「設定」から操作する方法は、こちら
また、”入力”から「ハンドジェスチャ」もONに設定しておきましょう。
使い方1:Apple Watchを「ハンドジェスチャ」で操作する方法
Apple Watchを「ハンドジェスチャ」で操作する方法は、以下ステップの通りです。
(AssistiveTouchが有効化された状態で)ハンドジェスチャ動作を実施することで、片手だけでApple Watchの画面を操作することが可能です。
AssistiveTouchを有効化する「ジェスチャ」を変更可能
AssistiveTouchを使うには、Apple Watchの画面がONになった後で、ジェスチャ(デフォルトは”ダブルクレンチ”)を実施する必要があります。
このジェスチャ機能は、デフォルトは”ダブルクレンチ”ですが、有効化するジェスチャを変更することが可能です。
設定方法は、AssistiveTouchの設定から”入力”の「ハンドジェスチャ」をタップ→「有効化するジェスチャ」をタップして、上記3つのうちどれかを「選択」することで変更できます。
リングカラーを変更可能
AssistiveTouchがONになった状態を表す”リング”ですが、カラーを変更することができます。
リングカラーの設定方法は、AssistiveTouchの設定から、”外観モードの「カラー」をタップすることで、7色のカラーから「選択」することができます。
リングの枠を消すことも可能
また、AssistiveTouchが有効になった証であるこの“リング”を表示しないことも可能です。
お気に入りの文字盤にリング枠が出るのは嫌だな…と思う方はOFFにしましょう!
設定方法は、同じくAssistiveTouchの設定から、”入力”の「ハンドジェスチャ」をタップ→「有効化するジェスチャ」をタップ→ビジュアル信号を「オフ」にすることで完了です。
ハンドジェスチャの基本動作
AssistiveTouchのハンドジェスチャ動作は、4種類(ピンチ・ダブルピンチ・クレンチ・ダブルクレンチ)から、各機能を割り振りすることが可能です。
デフォルト設定では、ハンドジェスチャ動作は、以下の機能が割り振られています。
- ピンチ:順方向
- ダブルピンチ:逆方向
- クレンチ:タップ
- ダブルクレンチ:アクションメニュー
(デフォルト設定では)ピンチは“画面内の移動”に使い、クレンチは”決定”で使用します。
ダブルクレンチでは、アクションメニューを表示することで、Digital Crownを回したり、文字盤を変えたり、時刻を読み上げたり…などの様々な動作を実施できます。
ハンドジェスチャ動作は、カスタマイズ可能
上記のハンドジェスチャ動作は、自由にカスタマイズすることが可能です。AssistiveTouchは、身体が不自由な方向けへの機能ですので、ユーザーによってベストな使い方をカスタマイズすることができますよ。
設定方法は、AssistiveTouchの設定から、”入力”の「ハンドジェスチャ」をタップ→”ジェスチャをカスタマイズ”から変更したい「ジェスチャ」をタップすることで、各機能を設定することが可能です。
クイックアクションを使うこともできる
Apple Watchに通知が表示された時に、クイックアクション(ハンドジェスチャ動作)を行うことで、通知内容を確認したり、画面を閉じることができます。
クイックアクションには、2種類の操作(ダブルクレンチ、ダブルピンチ)を実行することができます。
- ダブルクレンチ:実行
- ダブルピンチ:閉じる
電話・メールが届いた時に便利な機能です!
クイックアクションの切替方法は、こちら
iPhoneの「Watch」アプリを開いて、「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」→「ハンドジェスチャ」→クイックアクションを「有効」にすることで設定完了です。
使い方2:Apple Watchを「モーションポインタ」で操作する方法
AssistiveTouchでは、Apple Watchを「モーションポインタ」として操作することが可能です。
「モーションポインタ」は、パソコンのマウスカーソルみたいなもので、Apple Watchの画面に”円のポインタ”が表示され、Apple Watchを傾けてポインタを動かすことで、操作することができる機能です。
Apple Watchを「モーションポインタ」で操作する方法は、以下ステップの通りです
モーションポインタを動かして項目を選択すると、ハンドジェスチャで項目をタップまたは、指定時間経過で自動的にモーションポインタをタップすることが可能です。
ホットエッジに、機能を設定可能
モーションポインタでは、Apple Watchの画面「上・下・左・右(ホットエッジ)」に機能を設定することが可能です。
例えば、ホットエッジの”上”に「Siri」を割り当てることで、すぐにSiriを起動することが可能です
慣れるまでには少し時間がかかりますが、ホットエッジにSiriやApple Payを設定しておけば、片手だけで様々なアクションができます!
「AssistiveTouchで承認」機能を設定する方法
AssistiveTouchを使えば、Apple Payで支払いを承認したり、Macのロック解除をする時に、Apple Watchのサイドボタンのダブルクリックを実施することが可能です。
「AssistiveTouchで承認」機能を有効にする設定方法は、以下ステップの通りです。
以上の設定で、Apple PayをAssistiveTouchで使うことができます
設定後は、ハンドジェスチャで「Apple Pay」を選択して、支払いするカードを選択します。
アクションメニューより、「Apple Payを確認」と表示されますので、”クレンチ”で承認を行うことで、Apple Payで支払いを行うことができます。
Apple Watchのサイドボタンを手でダブルクリックすると、AssistiveTouchを使って承認を行う必要がありますので注意して下さい(今後のアップデートに期待ですね…!)。
片手操作でApple Payを使いたい時は、便利な機能です!
(iD・QUICK Payユーザーにおすすめ)
まとめ:【Apple Watch】AssistiveTouchの設定方法・使い方を解説
以上、Apple Watchを使ったAssistiveTouchの設定方法・使い方についての解説記事でした。
AssistiveTouchは、身体に障害のある方向けの機能ではありますが、片手が塞がっている時など、Apple Watchが操作できない状況に大変役立つ機能です。
Apple PayやSiri起動を設定するなど、自分だけのショートカット機能としてカスタマイズすれば、よりApple Watchが便利になりますね!
最後に、AssistiveTouch以外で「watch OS 8」は、新文字盤やQWERTYキーボードといった便利で役立つ機能もあります!
Apple Watch 7おすすめ新機能についても記事を書いていますので、よろしければ合わせてご確認ください
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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