【2018年版】新型iPad Proのスペック・特徴・旧モデルを比較し解説!
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
2018年11月7日に新型『iPad Pro』(11インチ12.9インチの2種類のモデル)が発売されました。
・『iPad Pro』がなくても、普通のノートPCがあればコト足りないの?
・そもそも『iPad Pro』って、何に使えばいいの?
『iPad Pro』ってなにができるのか?どんな人が使うデバイスなのか?疑問に思われる方も多いと思います。
本記事では、新型『iPad Pro』について、スペックや特徴・旧モデルとの違いについて解説し、どんな人にオススメなのか?を徹底解説していきたいと思います!
新型『iPad Pro』のスペック
まず、新型『iPad Pro』のスペックについて、以下に記載します。
新型『iPad Pro』のスペック
・ディスプレイ:Liquid Retinaディスプレイ(11インチ・12.9インチの2種類)
・解像度
◇11インチ:2,388 x 1,668ピクセル
◇12.9インチ:2,732 x 2,048ピクセル
・OS:iOS12
・サイズ
◇11インチ「縦247.6mm」×「横178.5mm」×「厚み5.9mm」
◇12.9インチ「縦280.6mm」×「横214.9mm」×「厚み5.9mm」
・重量
◇11インチ:「Wi-Fiモデル」468g、「Wi-Fi+Cellularモデル」468g
◇12.9インチ:「Wi-Fiモデル」631g、「Wi-Fi+Cellularモデル」633g
・CPU:64ビットアーキテクチャ搭載A12X Bionicチップ(ニューラルエンジン搭載)
・カメラ:12メガピクセル、最大5倍のデジタルズーム
・TrueDepthカメラ:7メガピクセル、ポートレートモード搭載
・ストレージ:64GB(256GB,512GB,1TBに変更可能)
・無線:Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、同時デュアルバンド(2.5GHz/5GHz)、Bluetooth5.0対応
・SIMカード:nano-SIM、eSIM対応
・認証方法:Face ID
・オーディオ:4スピーカーオーディオ
・カラー:シルバー・スペースグレイ
・価格
◇11インチ:89,800〜172,800円(Wi-Fi)、106,800〜189,800円(Wi-Fi+Cellular)
◇12.9インチ:111,800〜194,800円(Wi-Fi)、128,800〜211,800円(Wi-Fi+Cellular)
・外部インターフェイス:Apple Pencil(別売)
・キーボード:Smart Keyboard Folio(別売)
新型『iPad Pro』の特徴
今回の新型『iPad Pro』は、ディスプレイサイズが”11インチ”と”12.9インチ”の2種類が発売されました。
『iPad Pro』の特徴を一覧にして挙げていきます。
『iPad Pro』の特徴
ディスプレイが、オールスクリーンでベゼルレス
2018年版新型『iPad Pro』では、LiquidRetinaディスプレイで「オールスクリーン」となり、「ベゼルレス」となりました。
最近流行りのiPhoneXSの様なオールスクリーンディスプレイとなり、”画面のフチ”が細くなったベゼルレスデザインとなったことで、本体サイズが少し小さく、画面が大きくなりました。
これまでのiPadでもっとも薄い”5.9mmの厚み”となり、より軽く・持ち運びがカンタンになったのが特徴です。
また、iPad本体のエッジ加工が無くなり、角ばったノートパソコンに近いデザインとなりました。
「Face ID」が利用可能
新型iPad Proでもホームボタンを廃止し、「Face ID」が利用できるようになりました。
従来のiPhoneX以降の「Face ID」は縦表示のみ認証されましたが、新型iPad Proでは、横画面でも「Face ID」が使えるようになりました。
上下左右どの角度からでもロック解除が可能となり、アプリのログインや支払いが可能になります。
iPhoneだと縦画面のみの認証となりますが、iPadは横画面での作業もある為、どの向きで持っても利用できるのは地味ですが凄く便利になりました。
「A12X Bionicチップ」プロセッサーを搭載
今までのiPhoneXS/XS Maxの”A12 Bionicチップ”よりも更に高性能な「A12X Bionicチップ」を搭載しています。
毎秒5兆の演算処理を行い、CPU×8コア+GPU×7コア、8コアのニューラルエンジンが内蔵されました。
従来のiPad Pro(2017年版”A10 Fusion”)と比べると、CPU性能が90%向上、GPU性能が2倍速くなっています。
プロセッサーを見ただけでも分かる通り、ほとんどのノートパソコンよりもパワフルに、より速く使えることが期待できます!
「TrueDepthカメラ」の搭載
新型iPad Proでは、Smart HDRに対応した2つのカメラを搭載しています。
メインとなるカメラの画素数は、12メガピクセルで5倍のデジタルズーム・4Kのビデオ撮影も可能となりました。
また、顔認証「Face ID」が搭載されたことから、顔認証に対応する7メガピクセルの「TrueDepthカメラ」が搭載されました。
「TureDepthカメラ」では、ボケ具合を調整できるポートレートモードの自撮りが撮影でき、iOS12より利用可能となったアニ文字やミー文字も利用できるようになります。
マルチタスキングが可能
友達とメッセージで会話をしながら、プロジェクト作業を進めながら、FaceTimeを使いながらなど、複数のアプリを起動しながら、すべて同時に利用することができます。
タップ・ドラッグ&ドロップ・スワイプだけでアプリの切替が可能で、普通のノートパソコンとは違い、カンタンに操作できるのがiPad Proならではの特徴です。
「USBタイプC」搭載より、高速充電が可能に
今までiPadやiPhoneで利用されていたLightningケーブルが廃止となり、MacBookやMacBookProでも利用されている「USBタイプC」が採用されました。
USBタイプCとなる為、高速充電が可能となります。
また給電機能も持ち、iPad ProからiPhoneの充電が可能となる為、iPad Proを持っていれば、モバイルバッテリーも不要となります!
「USB-Cポート」の普及はまだまだこれからという所もありますが、外部ディスプレイ出力やカメラ等の機器接続が可能となりますので、今後の活躍に期待が持てます!
第2世代の”Apple Pencil2”へ進化
今回の目玉商品の一つ「Apple Pencil」が、第2世代の「Apple Pencil2」へ進化しました。
新型iPad Proには102個のマグネットが入っており、「Apple Pencil2」をiPad Proに(磁力で)付けることで、ワイヤレス充電やペアリングが可能となりました。
また、Apple Pencil本体の側面をダブルタップすることで、ツール(筆や消しゴムなど)を瞬時に切替可能となります。
注意点として、新型(第2世代)「Apple Pencil2」は従来のiPad Proとは互換性が無いので、新しいiPad Proを購入される方のみ「Apple Pencil2」の購入を検討しましょう!
新型キーボード”Smart Keyboard Folio”と接続
従来のSmartKeyboardから、デザインがまったく新しくなった「Smart Keyboard Folio」が発売されました。
フルサイズキーボード・磁力でiPadに付くため、iPad Proの両面(表裏)をしっかりと保護してくれます。
接続はiPad本体の背面下にある”Smart Connector”が、iPad ProとSmart Keyboard Folio間でデータと電力のやり取りをするので、バッテリーを必要せず充電も必要ありません。
こちらも注意点としては、2018年モデルの新型iPad Pro(11インチ・12.9インチ)2種類のみ互換性がある為、新しいiPad Proとセットで購入をしたいところですね!
販売価格は、少し高くなった
2018年モデルのiPad Proは完全刷新されたこともあり、従来のモデルとは少し高額となっています。
『iPad Pro』販売価格
・Wi-Fiモデル
64GB:89,800円、256GB:106,800円、512GB:128,800円、1TB:172,800円
・W-Fi+Cellularモデル
64GB:106,800円、256GB:123,800円、512GB:145,800円、1TB:189,800円
・Wi-Fiモデル
64GB:111,800円、256GB:128,800円、512GB:150,800円、1TB:194,800円
・W-Fi+Cellularモデル
64GB:128,800円、256GB:145,800円、512GB:167,800円、1TB:211,800円
旧モデルとの違い
2017年モデルの『iPad Pro』と、2018年モデルの新型『iPad Pro』を比較したまとめを記載していきます。
旧モデルとの違い
プロセッサーは、新型チップ「A12X Bionic」を搭載
旧モデルiPad Pro搭載の〈A10X Fusion〉と比べ、新型iPad Proのプロセッサーは〈A12X Bionic〉を搭載しています。
iPhoneXS・XRと同じA12世代のチップを利用しており、CPUの性能が90%速くなり、GPU性能が2倍速くなりました。
また旧モデルの違いとして、8コアの「ニューラルエンジン」が搭載されています。
この「ニューラルエンジン」を搭載することで、3D顔認証技術である”Face ID”や顔の表情に合わせて変化する”アニ文字”・”ミー文字”などの機能を可能にしています。
毎秒5兆の演算処理を行う〈A12X Bionic〉チップだからこそ、これまでのiPadにはない高速処理が可能となりました。
「Face ID」の採用より、オールスクリーンデザインへ
旧モデルの認証技術は、指紋認証である〈Touch ID〉を採用していましたが、新型iPad Proでは〈Face ID〉が採用されています。
ホームボタンが無くなったことで、”ベゼルレス”を可能にした「オールスクリーン」ディスプレイとなりました。
旧モデルのiPad Proは、10.5インチで解像度が〈2,224×1,668ピクセル〉であることに対し、ベゼルレスとなった新型iPad Proは、11インチで解像度が〈2,388×1,668ピクセル〉となり、少しだけ解像度が高くなりました。
ベゼルレスとなったことで、”サイズ感は少し小さくなっても画面は大きく”を実現しています。
また、旧モデルのディスプレイは〈Reatina〉ディスプレイであるのに対し、新型モデルは〈Liquid Retina〉ディスプレイを搭載しており、より綺麗に鮮明なディスプレイとなっています。
サイズ感は、少しだけコンパクトに
旧モデル(10.5インチ)iPad Proのサイズは、〈高さ250.6mm〉x〈幅174.1mm〉x〈厚さ6.1mm〉、重量〈469g〉。
新モデル(11.0インチ)iPad Proのサイズは、〈高さ247.6mm〉x〈幅178.5mm〉x〈厚さ5.9mm〉、重量〈468g〉。
新モデル(12.9インチ)iPad Proのサイズは、〈高さ280.6mm〉x〈幅214.9mm〉x〈厚さ5.9mm〉、重量〈631g〉。
※旧モデルの12.9インチは、現在(2018年12月時点で)販売停止となっています。
※いずれもWi-Fiモデルを前提としています。
旧モデルと比べると、インチ数は大きくなったが、サイズ感はよりコンパクトになりました。
厚さも「0.2mm」ですが薄くなっている為、持ち運びが”少しだけラク”になったのが特徴です。
Lightningコネクターの廃止→「USBタイプC」へ
旧モデルの接続コネクターとした〈Lightning〉コネクターが廃止となり、新たに〈USB-C〉x1ポートのみとなりました。
(詳細は上記に記載しているので割愛しますが)一点注意として、ヘッドフォンジャックが廃止となりました。
〈USB-C〉ポートのみとなった為、ヘッドフォンで音楽などを聞く場合にはワイヤレスイヤホンが必須となります。
iPhone7からイヤホンジャックが無くなった流れもあり、遂にiPadでもイヤホンジャックが無くなりましたね。。
これを機にワイヤレスイヤホンを導入してみましょう!
ペアリングがカンタン、タップで再生/停止が可能な「Air Pods」がオススメです。
カメラ性能は、大きな変化は無し
旧モデルiPad Proと、新モデルのiPad Proのカメラ性能に関しては、あまり大きな変化はありません。
変わった点としては、旧モデルは〈6枚構成のレンズ〉であるのに対し、新モデルは〈5枚構成のレンズ〉となり、〈光学手ぶれ補正〉機能も無くなりました。
若干性能が落ちていますが、〈自動HDR〉から〈スマートHDR〉となった為、写真の綺麗さでは新型iPad Proの方が勝ると思われます。
あとは「フロントカメラ」の違いとして、3D顔認証に対応する〈TrueDepthカメラ〉が搭載された為、ポートレートモード・アニ文字・ミー文字が利用可能になりました。
接続コネクターが”USBタイプC”となり、外部インターフェイスとの連携が向上したことで、より綺麗な写真を撮りたい場合は、一眼レフカメラ等を利用してくださいと言っているのでしょうか。。
外部インターフェイスの強化より、新型iPad Proではカメラ性能はあまり意識していないと考えられます。
外部接続機器「Apple Pencil」「Smart Keyboard」が進化
新型iPad Proの見所の一つとして、第2世代の「Apple Pencil2」が発売され、iPad Pro専用のキーボードが進化し「Smart Keyboard Folio」との連携が可能となりました。
旧モデル〈Apple Pencil〉では、キャップを取り外し、Lightningコネクタで充電する必要がありました。
新モデル〈Apple Pencil2〉では、磁力でiPad本体に付くのでワイヤレス充電が可能となり、キャップが無くなる心配もありません!
新モデルの〈Smart Keyboard Folio〉では、旧モデルと比べ、デバイスの両面を保護してくれるコトと閉じたときのデコボコが無くなったコト、2段階の角度調整が可能となったコトが違いとして挙げられます。
どんな人にオススメ?
そもそもの話ですが、『iPad Pro』って何に使っているの?って疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
『iPad Pro』の使い道って、iPadを使っていない方だとイマイチ分からない方も多いと思います。
私は『iPad Pro』を利用する最大のメリットは、ノートパソコンとは格段に違う【起動の速さ】と【デザイン生産性の向上】だと思っています。
つまり、今回の趣旨である『iPad Pro』はどんな人にオススメなのか?個人的に考えてみました。
『iPad Pro』はどんな人にオススメ?
- 場所を選ばない仕事をされている方
(外出先での作業が多い方)
-
デザイン関連の仕事をされている方
『iPad Pro』はノートPCと違い、iOSを搭載したタブレット端末となる為、”今すぐ利用できる”のが特徴です。
”すぐに使える”デバイスですので、外出先での作業や打ち合わせ等に利用する〈営業職〉や執筆ツールとして利用される〈ライター〉の方にもオススメと言えるでしょう。
また、iPad Proを「Apple Pencil」と合わせて利用することで、”アイディアを形にできる”のも特徴の一つです。
思いついたアイディアをすぐにスケッチし書き留めておく〈イラストレーター〉の方にもオススメと言えます。
最後に
2018年版『iPad Pro』は、〈Apple Pencil2〉や〈Smart Keyboard Folio〉の登場などから、フルモデルチェンジした新型モデルとなりました。
”A12X Bionic”チップ搭載から、CPU・GPU性能が大きく向上した為、ノートパソコンを超えるタブレット端末と言っても過言ではないでしょう。
販売価格は旧モデルより少し高くなっているので、iPad Proの機能をフル活用する為に、Apple PencilやSmart Keyboardを同時に購入すると予算がかかりそうですね。。
しかし”どんなコンピュータにも似ていないコンピュータ”とキャッチコピーが付いていることもあり、パソコンと同じ”ひとつのコンピュータ”と捉えると価格問題は解消されるのではないでしょうか..!
2018年モデルApple製品についても記事を書いていますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
コメント