虎大工業 BT-20 レビュー | アウトドアや災害時に活躍する電池式モバイルバッテリー


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
今回紹介するのは、虎大工業(Kodai Industries)のちょっと変わったモバイルバッテリー「BT-20」。なんとこれ、”電池式”でスマホを充電できるという異色のモバイルバッテリー。


今どきそんなアナログな?っと思いがちですが、このBT-20、ただの変わり者ではなく、防災用・アウトドア用としても使える一台。そして厨二心をくすぐるバッテリー交換時のギミックが中々カッコいいんですよ。
今回レビューの機会をいただいたので、充電性能やデザインなどと合わせて虎大工業の「BT-20電池式モバイルバッテリー」をレビューします。
- 虎大工業:BT-20電池式モバイルバッテリーをレビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
虎大工業:BT-20電池式モバイルバッテリーの「特徴」
製品名 | BT-20 電池式モバイルバッテリー |
---|---|
メーカー | 虎大工業 |
USB-C入力 | 5V~2.2A |
USB-C出力 | 5V~3A/9V~2.2A/12V~1.67A(20W Max) |
電池出力 | 4.2V~2.5A(10W Max) |
充電規格 | QC/PD/PPS/FCP/D-CP/AFC/PE等 |
対応電池 | INR 21700,20700/18650(アダプター必要) |
カラバリ | アークティックホワイト | メタリックシルバー
サイズ | 85 x 49 x 24.5mm |
重量 | 約38±2g |
価格 | 6,999円〜8,999円 |
BT-20 電池式モバイルバッテリーの販売元は中国の虎大工業(Kodai Industries)で、2024年にはMakuakeなど国内外のクラファンでも話題となったアイテム。


ざっくりとまとめると、次のような特徴を持っています。
- 乾電池式で、繰り返して使える&すぐに使える
- ピストル弾の装填を連想させる無骨なデザイン
- 20Wの高速充電に対応
虎大工業 BT-20電池式モバイルバッテリーの一番の特徴といえば、「乾電池式」であること。一般的なモバイルバッテリーは内蔵型なので、バッテリー本体を充電しなくても、電池を換えるだけで電力を確保できることが魅力的。


付属するのは21700バッテリーが4本(2本タイプも選択可)。電池1本で5,000mAhの容量があるので、iPhone 16 Pro(3,582mAh)であれば余裕でフル充電が可能。スマホだけでなく、アウトドアや出張時・災害時にも活躍してくれます。
個人的に特筆したいのは、このインダストリアルなデザイン。Apex LegendsのWingmanピストルにインスパイアされてるみたいで厨二心を刺激してきます。


その他、20Wの高速充電に対応していたり、QCやPD・PPSなど様々な充電規格もサポート。バッテリー残量がわかるインジケータの配備&軽量設計だったりと、スペック面がかなり優秀。
今回提供いただいたのは、バッテリー4本が付属する「メタリックシルバー」カラー。
同梱品はこんな感じとなってます


- BT-20
- Type-Cケーブル(60W/1m)
- マスキングテープ
- 取扱説明書 ※日本語対応
- 電池(21700)×4
- 防水バッテリーパック



ということで、虎大工業のBT-20を詳しく見ていきます!
虎大工業:BT-20電池式モバイルバッテリーの使用感
購入は7sGoodアプリから
まず初めに購入フローから。虎大工業のBT-20は、7sGoodというアプリから購入できます。海外サイトなので不安はあるかもですが、日本語対応で金額も円表記なので安心。僕も何度か購入してますがトラブルは1回も起きてません。



そんな中でも日本初のブランド「7s厳選」から発信しているので、品質面でも安心できます
個人的に特筆したいのは、梱包している様子を動画で確認できること。アプリ上で確認ができて、誰が梱包手続きをしたかも分かる仕様。めちゃくちゃ安心できます。

注文から商品到着までにかかった日数は5日間。注文して約3時間後には梱包が完了しているほどスムーズに対応してくれました。ちなみに通関手続きや配送場所も詳しくアプリ上で見ることができます。
7sGoodアプリのダウンロードはこちらから
インダストリアルな男心をくすぐるデザイン
BT-20の外観は、モバイルバッテリーとは思えないほど無骨なデザインが新鮮で印象的。このカッコよさに惹かれる方も多いのでは・・!


素材はPCでできていて、ガッチリとした硬い触り心地で耐久面もバッチリ。電池交換のギミックとしては凄くシンプルで、「UNLOCK」スイッチを横にスライドすれば電池を交換できます。




Wingmanピストルにインスパイアされてて装填・排出アクションが中々楽しい。無駄に電池を入れ替えたくなるほど、刺さる人には刺さる所有満足度が高いデザインが魅力的でした。
持ち運びしやすいコンパクトなサイズ
BT-20のサイズは、縦85 x 横49 x 厚み24.5mmのめちゃくちゃコンパクトなサイズ感。クレカよりも小さく、ポケットにも入るコンパクトさで持ち運び性はかなり高い。


重量も約38gと軽量設計。電池を入れてもわずか105gと軽い。電池式であるゆえに、必要な分だけ予備バッテリーを持ち歩けるというメリットも大きい。


電池1本で5,000mAhのバッテリー容量
BT-20に付属する電池は、21700規格を採用。電池1本で5,000mAhという大容量バッテリーを搭載してるので、iPhone 15や16であればフル充電してもお釣りが来るくらいの余裕さ。


BT-20は、ほぼ全てのリチウムイオン21700、20700、18650(アダプター使用)に対応してます。Panasonicの21700電池とは互換性がないのでここは要注意。
電池残量は、側面のLEDが点灯する数によってざっくり把握が可能。ボタンを押すか、電池交換後に自動表示するLEDでバッテリー残量を示してくれます。


ちなみに、一般的な標準モードに加えて、次の2つのモードが搭載されてます。
- ECOモード
- 小電流モード
ボタンを押す回数や長押しによって、充電モードを切り替えできます。ECOモードは放電量に制限がかかり5Vに、充電は5V2Aに制限がかかるので、使用シーンに合わせてモードを使い分けできます。
充電性能|20Wの高速充電に対応しているが…
充電は先端のType-Cから有線で行います。もう一度充電スペックを振り返ると次の通り。
- USB-C入力:USB-C出力
- USB-C出力:5V~3A/9V~2.2A/12V~1.67A(20W Max)
- 電池出力:4.2V~2.5A(10W Max)
- 充電規格:QC/PD/PPS/FCP/D-CP/AFC/PE等
- 対応電池:INR 21700,20700/18650(アダプター必要)
- 保護性能:過熱・過電流・過電圧保護など
- 充電ポート:USB-C x1
充電規格は、QC・PDなど主流の充電規格に対応しているので最大20Wの高速充電が可能。お使いのデバイスが充電規格に対応していなくても最大10Wで充電ができるようになってます。
5,000mAhの電池を使って、iPhone 16 Proを充電してみました


充電時間 | バッテリー残量 |
---|---|
0分 | 3% |
15分 | 29% |
30分 | 44% |
45分 | 60% ※計測中止 |
充電出力はスペック通りで問題ないんですが、30分経過したあたりから充電途中で「このアクセサリは電力使用量が大きすぎます」とエラーメッセージが発生して充電をストップ。


ケーブルを差し直したり、そのままほっとくと「ぷおんッ」といつも通りの充電音が出て充電が再開されました。原因を調べてみると、そのアクセサリの消費電力がiPhoneのUSB-C端子の供給電力を超えていることを意味する・・らしい。
Appleとしては「純正アクセサリ使ってくれ」は当然なのでわかりますが、この表記は精神衛生的によくない。。使用環境によりけりでしょうが、iPhoneの場合は途中で充電されないケースがありました。ということで60%を超えたあたりで計測は断念。。
あくまで僕の場合は・・ですが。ただ、わずか15分で約26%も充電できたので充電スピードはものすごく良い。ここは大満足でした。
BT-20はこんなシーンに便利!
最後に「電池式モバイルバッテリーって結局、いつ使うの?」ってことで、BT-20が活躍するシーンを紹介しておきます。
- 災害時・停電時の”命綱”として
- アウトドア・キャンプ・登山の”お供”に
- 海外旅行・出張先など長時間移動の”念のため”として
- ガジェット好きの”日常使い”にも
電池式バッテリーが一番有効なシーンは、災害時やアウトドアなど電源確保が難しい環境。電池1本5,000mAh x4本=20,000mAhと大容量なので、長時間電力を供給できるという点では「備えあれば憂いなし」を体現する頼れる非常用アイテムといえます。


使用頻度としてはアウトドアやキャンプが多く、スマホやアクションカメラ・LEDライトなどの充電に使えます。電池を換えるだけで実質無限に使えるので安心感ハンパないですよね。持っているだけでワクワクしちゃうこの見た目にグッとくる方は普段使いとしても良さそうです。
まとめ : バッテリー交換時のギミックがカッコいい「虎大工業 BT-20電池式モバイルバッテリー」


ということで、虎大工業の電池式モバイルバッテリー「BT-20」をレビューをしました。メリット・デメリットは次の通りです。


- 装填・排出ギミックがカッコよすぎ
- バッテリー交換式で容量が実質無限
- 急速充電に対応(PD 20W、QC/PPS/FCP等対応)
- 持ち運びしやすい超コンパクトサイズ
- iPhoneの充電は相性がありそう
- 充電ポートは1つのみで同時充電不可
虎大工業の「BT-20」は、モバイルバッテリー界の異端児。見た目のインパクトとギミックだけでなく電池交換式という実用性も兼ねた一台でした。
防災バッグに入れておいたり、キャンプ用品や家庭用としても用意しておきたい「BT-20」。バッテリーの新時代をBT-20で始めてみてはいかがでしょうか・・!
- 今回紹介した商品は、こちら
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