INNOCN 25M2S レビュー | MiniLED搭載で240Hz駆動!コスパ高24.5インチゲーミングモニター


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
INNOCN(イノクン)から発売された話題の24.5インチゲーミングモニター『25M2S』。MiniLED×QD技術の次世代パネルに240Hzのハイリフレッシュレート、そしてHDR1000対応という、まさに「全部盛り」なスペックを持つこのモニター。


最近のゲーミングモニター市場は高リフレッシュレート化が加速していて価格帯もそれなりにしますが、この子は約45,000円(執筆時)というお手頃価格を実現した革命児。果たして実際の使用感はどうなのか?メーカーさんから送ってもらったので、気になった点も含めて使用感をレビューしていきます。
ゲーミングユースだけでなく、映像編集やオフィスワークにも適したモデルでしたので、購入を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
- INNOCN 25M2S ゲーミングモニター レビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
INNOCN:25M2S ゲーミングモニターの「特徴」

型番 | 25M2S |
---|---|
メーカー | INNOCN |
ディスプレイサイズ | 24.5インチ |
解像度 | WQHD(2560 × 1440) |
パネル | IPS非光沢、MiniLED |
コントラスト比 | 2,500,000:1 |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答時間 | 1ms(GTG) |
色域 | 100%sRGB、99% DCI-P3、98% Adobe RGB |
HDR | HDR1000 |
視野角 | 178° |
入力端子 | DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.1×2 |
スピーカー | 3W×2 |
スタンド機能 | 高さ100±5mm / チルト5°~20° / 縦横回転 |
価格 | 53,500円(定価) |
INNOCNのゲーミングモニター「25M2S」の特徴をざっとまとめると、次の通りです。
- 240Hz超高速リフレッシュレート×1ms応答速度の鬼スペック
- MiniLEDパネル×Quantum Dot技術の映像美
25M2Sの最大の魅力は、240Hzのリフレッシュレートと1ms(GTG)の応答時間を実現し、FPSゲーマーが求める「敵より0.1秒早く反応する」というアドバンテージをしっかりと提供していること。


特にApex LegendsやVALORANTといった競技性の高いタイトルでは、敵の動きがまるでスローモーション映像のように滑らかに見える感覚。一度体験すると60Hzモニターには戻れなくなる中毒性があります。
さらに25M2は、100%sRGB、99%DCI-P3、98%Adobe RGBという驚異的な広色域カバー率を実現したMiniLED+Quantum Dotパネルを採用していること。


従来のIPSパネルでは表現しきれなかった色彩の深みと豊かさがあってリアリティを再現。特に2,500,000:1という圧倒的なコントラスト比により光と影の表現力はすばらしいものがあります。
その他、HDR1000にも対応しているのでSDRモニターでは白飛びしてしまう明るいシーンや、黒潰れしてしまう暗いシーンの細部まで驚くほど鮮明に表現。ゲーム内の暗いダンジョンでも敵の動きを見逃すことがなく、明るい屋外シーンでも白飛びすることのない美しい映像を楽しめるのが「INNOCN 25M2S」の特徴です。
同梱品は次の通り。24.5インチという小型モニターなので一人でも持ち運べるサイズ感でした。
- モニター本体
- スタンド一式
- ACアダプター
- DPケーブル
- 取説、キャリブレーションレポート
価格は執筆時(2025年6月)で定価53,500円。定期的に発行される割引クーポンを使えば4万円弱で買えるのでセール時を狙うのがおすすめです。
INNOCN:25M2S ゲーミングモニターの使用感
スタイリッシュでゲーミング感控えめなデザイン
まずは外観から。INNOCN 25M2Sは、ゲーミングな派手さを抑えたスタイリッシュなデザインが印象的。マットブラックを基調とした落ち着いた色味、ベゼルレスデザインの採用から画面に集中している時の没入感は抜群です。


画面右下には、(左から)電源ボタン、終了/ホットキー、UPボタン、DOWNボタン、メニューの計5つのボタンが配備されてます。


背面には7色のLEDライトを搭載し、各種接続ポートが配備されてます。ライトはOFFもできるのでオフィス環境でも浮くことなく使えます。




スタンドの可動域は、上下100mmの高さ調整・−5°〜+20°の角度調整・90°回転によるピボット機能まで完備。スタンドの作りもしっかりしていて24.5インチというサイズに対して十分な安定性を確保。調整時もガクガクすることなくスムーズさも良好で滑らかに動きます。


特にピボット機能は、プログラミングやドキュメント作成時に威力を発揮。縦長のコードや文書を見るときの快適さは一度体験すると元に戻れないほど重宝するものがありますよね。
プロレベルの色再現性
25M2Sの色再現性は価格帯を超える性能を発揮。100%sRGB、99%DCI‑P3、98%Adobe RGBをカバーしています。印象的だったのは、YouTubeで4K HDR動画を再生した時の色の鮮やかさと立体感。3Dのような奥行きが持って見えちゃいます。
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色温度の調整も細かく設定でき、工場出荷時のキャリブレーションも非常に優秀。sRGBモードでWeb用の作業を行い、DCI-P3モードで動画や映像鑑賞、Adobe RGBモードで写真編集といった感じで、用途に応じて色空間を柔軟に変更できます。クリエイター作業にも十分対応できるレベルでした。
ただし、初期設定では若干ですが彩度が高めなので必要に応じてカラーモードを調整することをおすすめ。他にもHDRが明るすぎて長時間使うと目が辛くなってくるので、使用シーンに応じて都度調整することをおすすめします。
リフレッシュレート240Hzの圧倒的な滑らかさ
「240Hzなんてゲームをしない僕には宝の持ち腐れだろ」と思ってましたが、実際に使ってみると思ったより良かった。ブラウザのスクロール、ウィンドウの移動、マウスカーソルの追従など、あらゆる操作が驚くほど滑らか。なんか、ヌルヌルというよりはトゥルトゥルなんですよ。


特に恩恵を感じるのは、長時間のテキスト作業。スクロール時の文字の滑らかさが格段に向上していますし、目の疲労感が軽減された気がします。動画編集をする方にもタイムライン上での操作がしやすいかと思います。240Hzは決してゲーマー専用の機能ではなくて、すべてのPCユーザーが恩恵を受けられる技術だということを改めて認識させられました。
自動輝度センサー搭載で目に優しい設計
意外にも差別化ポイントとなっているのが、この価格帯では珍しい光センサーの搭載。部屋の明るさを自動検知して画面輝度を調整してくれるので、「明るすぎて目が痛い」「暗すぎて見えない」という状況を自動回避できます。


何ごとも自動化すればいいってものじゃないって近所の偉い人が言っていましたが、モニターの自動輝度調整は個人的には賛成。常に最適な視聴環境を維持できるってことは目の疲れ具合に大きく関わってくるので、結構便利なんですよね、この機能。
24.5インチという絶妙なサイズ感
24.5インチという画面サイズは、競技ゲーマーに愛される絶妙なサイズ感。27インチよりもコンパクトで視線移動が少なく、21インチよりも迫力があります。デスク上での存在感もデカすぎず小さすぎずで圧迫感がないのが魅力的です。


WQHD(2560×1440)解像度で24.5インチでも十分な情報量を確保できますし、フルHDよりも約1.8倍の画素数でテキスト作業から画像編集まであらゆるクリエイティブワークで威力を発揮してくれる。ただし、4Kほどの高精細感はないので、ガチめの写真編集や動画編集をメインとするには物足りなさを感じるかもしれません。このあたりは個人の好みと用途次第といったところでしょうか。
フルHDでは物足りないが4Kほど重くはない、まさに「ちょうど良い」解像度。画面の情報密度が高いので、複数のアプリケーションを同時に開いても快適に作業できるのが嬉しいポイントでした。
まとめ : 240Hzゲーミングモニターの新たなスタンドダード「INNOCN 25M2S」


ということで、INNOCNのゲーミングモニター「25M2S」をレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。


- 240Hz×MiniLED×HDR1000による映像品質の高さ
- 競技ゲーマー向けの完璧なスペック
- プロ仕様の色再現性
- 自動輝度調整の便利さ
- 他社比較で圧倒的なコスパの高さ
- 内蔵スピーカーはおまけレベルの音質
- HDR設定時の明るさ調整に慣れが必要
- OSDメニューの操作が少し扱いづらい
240Hz・MiniLED・HDR1000対応で4万円代を実現したコスパに優れた「INNOCN 25M2S」。MiniLEDのHDR性能をお手頃な価格で体験できるというメリットは大きいですよね。特に、競技ゲーミングと映像鑑賞を高いレベルで楽しみたい方はこれ以上ない選択肢といえそう。
これからeスポーツを本格的に始めたい方やYouTube・ゲーム配信を考えている方には、この25M2Sの映像美とゲーミング性能は強力な武器になってくれるのではないでしょうか。購入を検討している方はぜひ一度体験してみていただきたいです!
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