HUAWEI WATCH FIT 4 Pro レビュー | タフなボディ&ディスプレイはアウトドアに最適。FITシリーズ初のフラッグシップモデルが新登場!


こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
HUAWEIの新作スマートウォッチ『HUAWEI WATCH FIT 4 Pro』が2025年6月3日に新発売。フルオロエラストマーベルトのブラックとブルーは37,180円、ナイロンベルトのグリーンは39,380円で購入できます。


FITシリーズでは初のフラッグシップモデルとなる”Pro”は、通常モデルの「FIT 4」よりも一層タフさがあるボディや3,000ニトの明るさ・心電図の搭載など妥協のないスペックにこだわったモデル。ゴルフナビゲーションや40mまでのダイビングに対応しているなどプロスポーツにも最適なモデルです。
今回Proモデルを提供いただきしばらく使ってみたので使用感をレビューしていきます。デザインだけでなく健康管理やエクササイズにフォーカスしたモデルですので、気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
- HUAWEI WATCH FIT 4 Proをレビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
HUAWEI:WATCH FIT 4 Proの「特徴」

製品名 | HUAWEI WATCH FIT 4 Pro |
---|---|
メーカー | HUAWEI |
ディスプレイ | 1.82インチAMOLED(有機EL)480x408px、PPI347、最大3,000ニト |
本体素材 | ミッドフレーム:アルミニウム合金 ベゼル:チタン合金 |
センサー | 加速度 / ジャイロ / 地磁気 / 光学式心拍 / 気圧 / 温度 / 環境光 / 心電図 / 深度 |
タッチセンサー/ボタン | 搭載 |
防水性能 | 5ATM、IP6X、ダイビング(水深40mまで) |
通信規格 | Bluetooth 2.4GHz・5.2、L1・L5 |
バッテリー性能 | 通常使用:約10日間、ヘビーユース:約7日、常時点灯:約4日 |
ワークアウト | 100種類以上 |
ヘルスケア | 心拍数、血中酸素濃度、睡眠、ストレスレベル、情緒、心電図など… |
バンド素材 | ナイロン | フルオロエラストマー
サイズ | 44.5 x 40.0 x 9.3mm |
重量 | 約30.4g(ベルト含まず) |
価格 | 37,180〜39,380円 |
HUAWEI WATCHのFITシリーズといえば、エクササイズや健康管理にフォーカスした手頃な価格帯が魅力的なモデル。そんなFITシリーズ初となる「Pro」モデルは、前モデルよりもデザインや機能面が大きくアップグレード。主に次の3つの特徴を持っています。
- 強靭で頑丈なタフさを持つボディ&ディスプレイ
- 医療機器承認証を取得した心電図機能の搭載
- ゴルフナビや登山・ダイビングなどのアウトドア機能の充実
FIT 4 Proのボディは、FIT 3同様のアルミニウム合金ケースに加えて、ディスプレイはサファイアガラス、ベゼルにチタン合金を採用し高級感と高い耐久性を備えたタフさが印象的。


ヘルスケア面では、医療機器承認証を取得した心電図機能が搭載したことで、ECG(心電図)測定データを医師に共有できるようになりました。
スポーツ面では、登山やハイキング、ダイビングなどアウトドアスポーツに特化。今作では主に、深度センサー搭載で40mまでのダイビングが記録できたり、新しい気圧計の搭載から精確な位置情報や気象データを手首で確認可能に。トレイルランや登山・ハイキングなどのアウトドアスポーツに適したモデルです。


カラバリは3種類で使われているベルトの素材によって価格が変わります。フルオロエラストマーベルトを使った「ブラック」と「ブルー」は37,180円、ナイロンベルトを使った「グリーン」は39,380円で購入できます。
本記事では肌に優しく快適なつけ心地と撥水性のあるフルオロエラストマーベルトの「ブラック」を紹介します


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HUAWEI WATCH FIT 4 Proの使用感


強靭で頑丈。一層タフになったボディとディスプレイ
まずデザインですが、HUAWEI FIT 4 Proはタフさのあるボディに刷新。ディスプレイには鏡面仕上げのサファイアガラス、ベゼルには高級感と耐食性のあるチタン合金を採用したことで頑丈かつ耐久性のあるボディに。


Apple Watchをお使いの方ならご存知だと思いますが、サファイアガラスの耐久性はほんとに高くて全然傷がつかないことで有名な素材。カッターで引っ掻く他、1mから落下させたり釘の入った瓶にシェイクしても目立った傷がつかないほどの耐久性があるので、普段使いで傷がつくことなんてほぼありません。
右サイドには2つの物理ボタンを配備。ダイヤルを回したり押すことで直感的にコントロールできるDigital Crown、黒さが際立つサイドボタンはアクセントカラーになっていてカッコいい。黒好き大歓喜。


どこかで見たことあるデザインということは置いといて、サファイアガラスやチタン合金など使われている素材は一流品。擦り傷への耐性が上がっているのでプロスポーツでも気兼ねなく使える耐久面が印象的でした。
違和感のない装着感と見えやすさ。HUAWEI史上最も薄い9.3mm
FIT 4 Proの特筆すべきは、厚みが9.3mmの超薄型設計であること。これはHUAWEIのスマートウォッチ史上最も薄い厚みだとか。前作FIT 3は9.9mmですし、近年流行りのスリム化のトレンドを確実に抑えてきています。


重さは約30.4gと軽量化を実現。僕が愛用しているApple Wath Ultraは約61.3gなのでもう2倍も軽いです。この軽さなので異物感もないですし、クラシックな使い方もできるWATCH GT5は約48gなので、さすがのFITシリーズといえる軽さを持ってますね。
使われているベルト素材は、蒸れにくく肌にも優しいフルオロエラストマー。シリコンと違って痒みが出にくい素材なので敏感肌の方にもおすすめな素材。撥水性もあるので汚れたら水でバシャバシャ洗えるので衛生的にも安心です。


画面サイズは1.82インチで、解像度は480×408px。Apple Watchをお使いの方は違和感のないサイズ感ですが、スマートウォッチの中では画面サイズが大きめなのでここは人によって好みが分かれそうですね。
そしてもう一点特筆したいのは、画面の明るさが最大3,000ニトに大きく向上。前作FIT 3は1,500ニトなので2倍に、体感でも違いが分かるほど明るさが大きく向上しました。


3,000ニトあれば色も文字もくっきりとハッキリ見えるので、炎天下での使用やスキーなどの雪山など・・どんなシーンでも見えづらさを感じることはないと思います。この値段でApple Watch最上位モデルのスペックを当たり前のように搭載してくるあたり、HUAWEIの凄さを感じますね。。
ヘルスケア機能に新しく「心電図」が加わった
FIT 4 Proでは、プログラム医療機器承認証を取得した「心電図」の測定が可能に。2025年初めに登場したWATCH GT 5 Proでは心電図が使えるようになりましたが、今作FIT 4 Proでも使えるようになってます。


日本で心電図データを医師に提出するにはプログラム医療機器の承認が必要で、今までApple独擅場でしたが遂にHUAWEIも参入し取得してます。これで得たECG(心電図)測定データは、「洞調律」「心房細動」「心拍数が110bpmより上」「心拍数が50bpmより下」「判定不可」のいずれかが表示され、PDFで医師に共有することができます。


遂にHUAWEIでもECGデータを医療目的で取り扱いできるようになった!
そして2024年に刷新された健康管理測定技術「HUAWEI TruSense」も搭載してるので、ヘルスケア機能を包括的にトラッキングすることもできます。


近年搭載された「情緒」の測定をはじめ、体表温度測定、心拍数、血中酸素レベル、睡眠やストレス測定、生理周期など欲しいヘルスケア機能は全て網羅しています。特にHUAWEIのヘルスケア機能はデータ分析が優秀で、レポートとして確認できるのが本当にありがたい。過去データを比較することで今の健康状態を可視化して客観的に見ることができる。ヘルスケア志向を高めたい人はもちろん、何かしらの不安や自覚症状がある方はぜひ使ってみていただきたいです。
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アウトドア機能がプロ仕様に
100種類以上のワークアウトに対応しているHUAWEI WATCHですが、今作はゴルフや登山・ダイビング機能が充実。初の気圧計が搭載したことで高度や気圧をリアルタイムで確認可能に。登山やトレイルランなど高低差が発生するスポーツにも活用できるようになりました。


HUAWEI Healthアプリからマップをダウンロードしておくことで等高線付きのフルカラーマップが表示できるので、自分の位置の把握をはじめ、目的地までの距離や予想時間などのトレイル情報を確認できるようになってます。
ゴルフ機能では国内2,400以上のゴルフコースのマップを事前DLできる他、グリーンやハザードまでの正確な距離が表示可能。さらにコンパスを使うことでグリーンの方向と距離がわかるので、より戦略的に、正確なスイングができるようになってます。GT 5 Proに搭載されていたゴルフ機能がFIT 4 Proでもしっかりと継承されています。HUAWEI WATCHの良さの一つはゴルフ機能にもありますよね。
他にもヒマワリ型アンテナとAIアルゴリズムで高精度なGPS測位が可能に。登山やトレイルランだけでなく、ウォーキングやランニングなどの普段使いでもより正確に自分の位置情報を把握できるようになっています。
パワフルなバッテリーでワイヤレス充電が可能に
最長10日間も持つロングバッテリーを搭載したHUAWEI WATCH FIT 4 Pro。ヘビーユースだと7日間、AOD(常時点灯)だと4日間に落ちますが、フル充電までにかかる時間はなんと60分と激速。さらにFITシリーズ初となるワイヤレス充電にも対応しています。


今までは、付属する充電クレードルを使って充電する必要があったのでこれは嬉しい仕様ですね。さらに見栄え良く充電するにはHUAWEI用の充電スタンドを別で用意しないといけなかったので、Qi対応は凄く助かる。
バッテリー持ちについては体感上、普通に使って約10日以上は持つ感じ。Apple Watchヘビーユースの僕としては何も言うことなしのバッテリー性能でした。毎日充電しなくていいって最高ですね。。
まとめ : 普段使いや健康管理としても使える「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」


ということで、HUAWEI WATCH FIT 4 Proをレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。


- 強靭で頑丈なタフさを持つボディ&ディスプレイ
- HUAWEI史上最も薄く違和感のない装着感
- 医療機器承認証を取得した心電図機能の搭載
- プロ仕様になったアウトドア機能の充実
- 有線での充電は専用ケーブルを使う必要あり
- セルラーモデル(eSIM搭載)が存在しない
強固なボディを持ちながら軽さと装着感にもこだわった『HUAWEI WATCH FIT 4 Pro』。Apple WatchでいうとUltra並のスペックですが、4万円以下で買えるなんてほんとに驚きです。ワークアウトも充実しているので、ダイビングや登山・ゴルフなどアウトドアスポーツをする方には最適なモデルになりそうです。
同時発売された「FIT 4」は「FIT 4 Pro」と比べて機能制限があるものの、約24,000円で買える価格帯が魅力的。コスパを重視するなら「FIT 4」、アウトドア目的でタフさを重視する方や健康管理で使う方には「FIT 4 Pro」が向いているかと思います。気になっている方はぜひ手に取って体験してみてはいかがでしょうか!
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