睡眠管理や装着感が大きくアップグレードしたスマートウォッチ「HUAWEI Band 9」レビュー
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
HUAWEIから、快適な着け心地と睡眠管理がアップグレードされた新しいスマートウォッチ『HUAWEI Band 9』が新登場。装着感が向上したフルオロエラストマー素材のバンドのカラバリは、ホワイト・ブラック・イエロー・ピンクの4色。価格は、8,580円。
HUAWEI Band 9は、前モデル”HUAWEI Band 8″よりも睡眠管理や自動輝度調整がアップグレードし、バンドもフルオロエラストマー素材を採用し着け心地がバージョンアップされた新モデル。
僕は今までずっとApple Watch信者だったのですが、HUAWEI Band 9の機能性と着け心地に驚愕してます。心拍数や血中酸素・ストレスモニタリングなどのヘルスケア機能が充実してるのに、価格は1万円以下と反則レベルでした・・。
メーカーよりレビューの機会をいただきしばらく使ってみたので、Apple Watchからの切替はありか?という視点と合わせて「HUAWEI Band 9」をレビューします。
- HUAWEI:Band 9をレビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
HUAWEI Band 9の「特徴」
2024年4月25日、コンパクトなサイズ感とお手頃価格で購入できるスマートウォッチ”HUAWEI Band”シリーズの最新モデル『HUAWEI Band 9』が新登場。
前モデル「HUAWEI Band 8」で採用されていたシリコン素材のバンドが今作では“フルオロエラストマー”素材を採用し、肌に優しく着け心地もより快適に。また、HUAWEI独自技術の“TruSleep”が3.0→4.0にアップグレードしたことで、睡眠中の呼吸の乱れ検知、呼吸数や心拍数・血中酸素濃度などに対応し、睡眠中の精確な測定が可能になりました。そして、ALS(環境光センサー)追加により、待望の“自動輝度調整”にも対応!
他にも、10,000種類以上の文字盤や最大14日間使えるロングバッテリー、100種類以上のワークアウト、詳しいデータ分析に最適な”HUAWEI Health”アプリの連携など機能面も充実。これだけ機能が揃っていて、価格は7,800円(割引後)と破格のお値段。
HUAWEI Band 9のスペックは、次の通りです。
機能 | 詳細 |
---|---|
ディスプレイ | 1.47インチAMOLED(有機EL)194×368px、PPI282 |
タッチスクリーン | 搭載 |
センサー | 9軸(加速度、ジャイロ、地磁気)センサー/光学式心拍センサー/ 環境光センサー |
防水性能 | 5ATM(水深50Mまで) |
通信規格 | Bluetooth 5.0 |
バッテリー性能 | 通常使用:約14日間、ヘビーユース:約9日間 |
ワークアウト | 100種類以上のモードに対応 |
ヘルスケア機能 | 心拍数、血中酸素濃度、睡眠、血圧、生理周期、ストレスレベル… |
文字盤 | 10,000種類以上 |
重量 | 約14g(ベルト含まず) |
サイズ | 約24.5mm×43.4mm×8.9mm |
バンド素材 | フルオロエラストマー素材 |
対応OS | Android 8.0、iOS 13.0以降 |
カラバリ | 4色(ホワイト、ブラック、イエロー、ピンク) |
価格 | 8,580円(定価) |
同梱品は、次の通り。HUAWEI Band 9を充電するための磁気付き専用ケーブル(to USB-A)が付属します。
HUAWEI Band 9の使用感
男女問わず使えるスリムなデザイン
まずは外観から。今回レビューするのは、男女問わず使える”ブラック”カラー。光沢のあるシルバーのメッキベゼルは、10層のスプレーコーティングとレーザー彫刻の精密な仕上がり。メッキ加工と特殊な塗装が施されていて金属の質感を再現しているそう。
カラバリは、王道の「ブラック」「ホワイト(※オンライン限定)」に加えて、鮮やかさのある「イエロー」「ピンク」、さらにカジュアル感がある「ブルー(※店舗限定)」の計5色が販売中。
Apple Watchは正方形のデザインが印象的で可愛らしさがありますが、HUAWEI Band 9は長方形でスタイリッシュさがある感じ。スリムな見た目なので、文字盤によってはエレガントな印象も与えられます。
“自動輝度調整”に対応したディスプレイ
ディスプレイは、スライドとタッチジェスチャーに対応した1.47インチAMOLED(有機EL)を採用。有機ELなのに1万円以下という価格帯は所有満足度が高い!さらに今作から、自動輝度調整にも対応しました。
前作Band 8と比較して環境光センサー(ALS)が追加されたことで、明るい場所では画面が明るく、暗い場所では画面が暗く・・といった感じで輝度を自動で調整してくれます。スマホやApple Watchでも標準搭載されてる機能ですが、1万円以下で購入できるスマートウォッチでこの機能は希少。特にBand 9は睡眠モニタリングが向上してるので、夜間の「画面眩しすぎるだろ」問題が解消されるのはかなり嬉しいポイントになりそう。
とにかく軽い!1日中快適な着け心地は最高
HUAWEI Band 9を使ってみて一番驚いたのは、たった14gという重さ(本体のみ)。厚み8.99mmという驚きの薄さと超軽量設計より、ストレスフリーの装着感で快適過ぎでした。僕がメインに使っているApple Watch Ultraは本体サイズだけで61.3gですからね・・体感的にも全然違います。
おまけに今作では、バンドに「フルオロエラストマー」という耐久性と肌に優しい素材を採用したことで装着感もアップグレード。Apple Watchのスポーツ系バンドにも採用されてる品質の高いバンドの一種ですが、前作Band 8のシリコンと比べると、かゆさやかぶれ時のヒリヒリさを感じにくい素材。
さらに留め具の幅も(Apple Watchのスポーツバンドと比較すると)かなり狭いので、フィット感も良し。キツめ/緩めに自分好みのフィット感を得られます。
ストラップ先端の留め具が手首外側にくる作りなので、手首の圧迫感も抑えられてますし違和感も感じにくい。この価格帯でバンドもこの完成度の高さには驚愕しています・・。
高精度なモニタリングができるヘルスケア機能が充実
今作では、HUAWEI独自の測定技術“TruSeen™ 5.5″より心拍数や血中酸素レベル測定の精度が向上。マルチチャンネルモジュールとAIアルゴリズムによって、ランニングやワークアウト中であっても高精度な心拍数を測定してくれるようになりました。
具体的に測定できるヘルスケア機能としては、次の通り。
- 血中酸素モニタリング:血中酸素レベルが下がった時にアラートを出したり状態を確認できる
- 心拍数モニタリング:ワークアウト中の心拍数範囲の確認や上限アラートを設定することで効果的なトレーニングができる
- ストレスモニタリング:HUAWEI TruRelax™技術に基づいた24時間測定が可能。呼吸トレーニングよりストレス軽減を行い体調を整えることに役立つ機能
- 生理周期管理:睡眠時の心拍数や体温・呼吸などのデータを参照することで、生理周期や妊娠可能期間を予測してくれる
- 睡眠モニタリング:睡眠時の心拍数や血中酸素,呼吸数などの測定から、睡眠を分析し改善案も提示してくれる機能
Apple Watchにはない”ストレスモニタリング”や座っりぱなしの状態が続くとリマインダーで「立って動きましょう」とお知らせしてくれる機能も搭載。デスクワークの方はついつい座りっぱなしになるので定期的に注意喚起してくれるので健康志向も高められます!
特に今作では、”HUAWEI TruSleep™ 4.0″という独自のアルゴリズムが搭載されたことで、睡眠モニタリングの精度が大きく向上。入眠と目が冷めた回数の識別精度向上から誤認識率を低減し、Healthアプリから睡眠時の心拍数や血中酸素レベル・呼吸数などのデータを確認できます。
他にも呼吸器の問題を見つけてくれる”睡眠中呼吸乱れ検知”に対応。地味に使えるのが、アプリから睡眠を促してくれる”ヒーリングミュージック”で、これは入眠効果やストレス軽減のある心地いい自然の音を流してくれるもの。自動的にスリープしてくれるタイマー設定もできるのでアプリの使い勝手もよくて感動的でした・・!
HUAWEI Health
Huawei Software Technologies Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
100種類のワークアウトに対応!自動識別機能にも対応
ワークアウトの種類はなんと100種類以上。ウォーキングとランニングは自動識別に対応し、サイクリングやヨガ・水泳・ダンス・釣りまで幅広いスポーツや趣味まで対応してます。
特に今作では新しい9軸センサーとアルゴリズムから「水泳」が大きく進化。心拍数・ストローク数・ラップ数・SWOLFの4つを高精度に識別しリアルタイムでモニタリングできるようになりました。
また、Apple Watchではお馴染みのアクティビティリングも搭載。
文字盤を横にスワイプして見たり、豊富な専用文字盤を使って見たりと確認方法も多彩。必然的に目に入りますし、リングって何故か達成したくなるじゃないですか。 「今日は全然動いてないから運動しなくては・・!」と思わせてくれるので健康志向も高まりますし、運動の習慣化にも繋がるのはスマートウォッチの良さでもありますよね。
さらにただ動いて終わりで済ませないのがBand 9の凄いところ。HUAWEI独自のTruSport™アルゴリズムより、科学的なデータ分析もしてくれます。
トレーニングの強度を知ることで休憩時間やトレーニング量を把握できる「トレーニング負荷」をはじめ、「ランニング能力指数」や「回復時間」「VO2Max」「消費カロリー」「酸素摂取量」などを評価してくれるのはHUAWEIならでは。こんな身近にパーソナルトレーナーがいると考えると頼もしすぎますよね。パフォーマンスの確認だけでなく、計画的にトレーニングのスケジュールを調整できるのでApple Watchにはない良さを十分に体験できました。
文字盤の種類が10,000以上!
HUAWEI Band 9の文字盤の種類は10,000以上も用意されてます。Apple Watch信者の僕としては「え、桁読み間違えたんじゃないか・・」と驚きを隠せないんですが、ほんとに1万以上あるんですね。
もちろん全部が無料で使えるわけではなく一部が無料なんですが、それにしても使える数の桁が違います。
文字盤のカスタマイズはスマートウォッチの醍醐味ですよね。その日の気分や服装に合わせてカスタマイズ可能、そしてバンドも変えることでガラッと雰囲気も変わる。10,000以上使える文字盤、最高の一言に尽きます。
急速充電に対応したロングバッテリー搭載!
本機のバッテリー駆動時間は、通常使用で約14日間、ヘビーユースで9日間とロングバッテリーを搭載。Apple Watchをお使いの方は驚くかと思うんですが、これ”時間”じゃなくて”日”ですからね。大事なことなんでもう一度いいますが、時間じゃなくて日です。
当然、AOD(文字盤常時点灯)の使用では3日間に落ちるなど使い方によって前後するんですが、、これも桁レベルで違うんですよね。驚きの連続ですよ・・・。
さらに、5分間の充電で最長2日使えるクイック充電に対応。45分間で0%→100%のフル充電に対応してるので、「2週間に1回充電すればいいんだー、たった45分で」とぼんやり思ってたんですが、これってApple Watchとは比較にならないほど凄いことなんだなって、記事を書きながら気付きました。
Apple Watchではバッテリー容量が”少ない”充電し忘れ・・でしたが、HUAWEIはバッテリー容量が”大きい”充電し忘れ・。なので安心ですね(?)
まとめ : ヘルスケア機能に優れたコスパが高い「HUAWEI Band 9」
ということで、HUAWEI Band 9のレビューをしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- 自動輝度調整に対応した有機ELディスプレイを採用
- フルオロエラストマー素材による快適な装着感
- 14日間充電無しで使えるロングバッテリー
- 高精度なモニタリングができるヘルスケア機能が充実
- 10,000種類以上の豊富な文字盤
- 8,000円代で購入できるコスパの高さ
- 一つ戻るボタンがないので慣れるまで大変(Apple Watch乗り換えユーザーは特に…)
- 決済機能が無し
- 充電ケーブルの端子はUSB-A
Apple Watch信者の僕としてはもう驚きを隠せないほど、価格・機能・装着感・使い勝手ともに大満足。HUAWEIはヘルスケア機能にかなり特化したスマートウォッチだと感じました。やっぱり専門的な方からのフィードバックを貰えるのは信頼感がありますよね。Appleもそうなんですが、目に見える形で確認できるっていう安心感はかなり大きい。
あと軽さも断然違うので、Apple Watchのサイズ感に違和感があったり、ストレスなく日時生活に溶け込ませたい方におすすめできます。価格帯もスマートウォッチの中では安い8千円台ですからね。入門機としても良しです。特に、ヘルスケア機能として本格的に使いたい方はぜひ手に取って体感してみていただきたいです!
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