HomePodとHomePod miniの選び方まとめ|5つの違いを解説

こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
「HomePodとHomePod miniの違い」を知りたい方へ。
2020年11月に発売された新しいAppleのスマートスピーカーである『HomePod mini』。miniと名前が付いている通り、HomePodの廉価版ですが、低価格でパワフルなサウンドが特徴的です。
購入しやすい価格帯であるHomePod miniですが、従来のHomePodと“価格差”以外に何が違うのか、疑問に思う方は多いはず。
本記事では、HomePodとHomePod miniの5つの違いと、HomePodの選び方を解説していきたいと思います。
- HomePodとHomePod miniの5つの違いを解説
- HomePod/HomePod miniの購入前に、抑えておくべきポイントを紹介
HomePodとHomePod miniの各レビュー記事を以下に記載していますので、気になる方はご参考にして頂ければ幸いです。
HomePodとHomePod miniの選び方まとめ|5つの違いを解説


機能 | HomePod | HomePod mini |
---|---|---|
価格(税別) | ¥32,800 | ¥14,800 |
カラー | ホワイト スペースグレイ | ホワイト スペースグレイ |
サイズ | H172mm×W142mm | H84.3mm×W97.9mm |
重量 | 2500g | 345g |
オーディオ | ・高偏位ウーファー ・7つのツイーターのアレイ | ・フルレンジドライバ ・デュアルパッシブラジエータ |
空間認識機能 | 搭載 | 非搭載 |
ワイヤレス | ・MIMO対応802.11ac Wi-Fi ・Bluetooth 5.0 | ・802.11n Wi-Fi ・Bluetooth 5.0 ・Thread ・超広帯域チップ |
ステレオペア | 対応 | 対応 |
インターコム機能 | 対応 | 対応 |
スマートホームのハブ | 対応 | 対応 |
Apple TV 4Kを使ったホームシアター | 対応 | 非対応 |
HomePodとHomePod miniの違いは上記の通り、主に以下5つが異なります。
- 価格|miniは、約1万円弱と低価格で購入可能
- サラウンド再生|miniは、Apple TV 4K連携ができない
- U1(超広域帯)チップ搭載の有無|音楽の再生引き継ぎが可能
- オーディオ性能|低音は、HomePodが圧勝
- 外観デザイン・サイズ・重量|miniは、コンパクトで軽量
HomePod miniの外観デザインとして、筒型からリンゴサイズの丸型に小さく軽量に、価格も約1万円弱で購入可能に。
HomePod miniは、スマートスピーカーデビュー機としても最適で、購入しやすい金額であることが特徴的です。


HomePodでは、動画コンテンツを再生するためのストリーミングデバイスである“Apple TV 4K”を連携し、映画館のようなサラウンド再生(立体音響)が可能ですが、miniでは非対応となっています。
それでは次項より、各項目について解説していきます。
違い1.価格|miniは、約1万円弱と低価格で購入可能


HomePodとHomePod miniの違いとして、まずは『価格差』が大きく違います。
- HomePodの価格は、32,800円(税別)
- HomePod miniの価は、14,800円(税別)
従来のHomePodは、スマートスピーカーであるのに、32,800円と非常に高価で手を出しづらい金額でした。しかし、HomePod miniは、HomePodの約3分の1の価格で購入することが可能です。
ちなみに、スマートスピーカーの世界市場としては、大手AmazonのEchoシリーズ、GoogleのGoogle Nestが各社40%のシェアを持っています。AppleのSiriは、まだまだ世界市場としては浸透していません。
参考に、Amazon、Google、Appleのスマートスピーカーの金額差は、以下の通り。
- Amazon(Echoシリーズ):¥4,980〜¥29,980
- Google(Nestシリーズ):¥4,550〜¥24,050
- Apple(HomePodシリーズ):¥10,800〜¥32,800
見た目や性能はもちろん違いますが、HomePodの最大のメリットは、Appleデバイスとの連携が強く、音声アシスタントであるSiriに対応していること。
単純にスマートスピーカーとして利用したい人にHomePodはおすすめしません。しかし、日々のスケジュールやタスクをiPhoneやiPad・Macで共有している人は、Siriが利用できるHomePodを導入することで、格段に利便性が向上することは言うまでもないでしょう…!
違い2.サラウンド再生|miniは、Apple TV 4K連携ができない


映画館のような立体音響を楽しめる『サラウンド再生』に違いがあります。
- HomePodは、「Apple TV 4Kを使ったホームシアターに対応」
- HomePod miniは、「Apple TV 4Kを使ったホームシアターに非対応」
Apple TVのOS”tv OS 14.2″より、Apple TV 4KとHomePodを接続することで、HomePodより、5.1チャンネル/7.1チャンネル/Dolby Atmos再生が対応可能となりました。
つまり、HomePodを1台(または2台)で、映画館のような立体的な音響を体感することができます。
立体的を言葉で表現するならば・・・例えば雨が頭上から降ってくるような音や、飛行機が左から右に移動するような音など・・・。映画館ではお馴染みの音響をHomePodをつかって自宅で再現することができるわけです。
このような立体音響であるDolby Atmosですが、HomePod miniは、 Dolby Atmosには非対応ですので、立体音響を体感することができません。
違い3.U1(超広域帯)チップの有無|音楽の再生引き継ぎが可能


HomePodとHomePod miniでは、数10メートル程度の無線通信ができる「”U1チップ(=Ultra Wide Band)”の搭載の有無」に違いがあります。
- HomePodは、「U1チップが非搭載」
- HomePod miniは、「U1チップを搭載」
iPhone 11以降のAppleデバイスでは、U1チップが搭載されています。そのため、iPhone 11以降のAppleデバイスをHomePod miniに近付けることで、以下のようなことがHomePod miniで行うことが可能です。
- iPhone↔︎HomePod mini間で、音楽の再生引き継ぎができる(ハンドオフ機能、HomePodでも対応可能)
- HomePod miniにiPhoneを近づけると、おすすめの曲が表示・再生される(今後、miniで対応予定?)
外出先から帰宅時、聴いていた音楽(iPhone)をHomePodに近づけるだけで、自宅でも音楽の続きを楽しむことができます(もちろん、その逆も可能)。
また、HomePod miniにiPhoneを近づけると、以下のようにおすすめの曲などを自動的に表示してくれます。


違い4.オーディオ性能|低音は、HomePodが圧勝
HomePodとHomePod miniでは、『オーディオ性能』に違いがあります。
- HomePodは、「高偏位ウーファーと7つのツイーターのアレイが搭載」
- HomePod miniは、「フルレンジドライバとデュアルパッシブラジエータが搭載」
価格差で違いが出る通り、HomePod miniよりHomePodの方が高性能です。
オーディオ性能の注目すべきポイントとして、HomePodには”高偏位ウーファー”が搭載されています。実際に聴き比べてみると体感できますが、低音が強調されるウーファーの搭載有無では、低音の迫力さに大きな差を感じられます。




違い5.外観デザイン・サイズ・重量|miniは、コンパクトで軽量


HomePodとHomePod miniでは、『外観デザインやサイズ・重量』が大きく異なります。
- HomePodのサイズ/重量:H172mm×W142mm/2,500g
- HomePod miniのサイズ/重量:H84.3mm×W97.9mm/345g
HomePod miniは、2,500gのHomePodと比較して、345gと圧倒的に小さくて軽いことが特徴的。
HomePod miniでは、置く場所に困らないコンパクトさが売りの一つ。さらに軽量であることがメリットですので、リビングの一角やオフィスデスク上にポンッと気軽に置いて置くこともできますね。
HomePodとHomePod miniの共通機能は?


低価格で販売されているHomePod miniですが、通常モデルのHomePod同様に使える共通機能もあります。共通機能は、以下の通り。
HomePodとHomePod miniの共通機能
- Siri
- ステレオペア
- インターコム
- スマートホームハブ
- マルチルームオーディオ
HomePod/miniを2台連携することで、左右のステレオペアとして利用することが可能です。
コスパが良いHomePod miniは、デスク上に設置してパワフルな音楽を作業用BGMとした使い方もあり。HomePodの空間認識機能より、自宅で迫力ある音楽/映画を楽しむことができるホームシアターとしても活用することができます。
また、HomePod/miniを2台以上設置することで、別々の部屋に置いたHomePod/miniから同時に音楽を再生する”マルチルームオーディオ”にも対応しています。
HomePod miniでできる5つのことについて、レビュー記事を記載していますので、合わせて参考にしてみて下さい。



HomePod/HomePod mini購入前におさえておくべきポイント


これからHomePod/HomePod miniの購入を考えている人、どちらを購入しようか迷っている方へ。
購入前におさえておくべきポイントを紹介します。
- 『HomePod』がおすすめなユーザー
- Apple TV 4Kを持っている人
- 重低音のある迫力あるオーディオを欲する人
- 『HomePod mini』がおすすめなユーザー
- とにかくコスパ重視の人
- Appleのスマートスピーカーデビューをしたい人
- デスク上やリビングなど手軽に設置したい人
HomePod購入前のポイント
高価なHomePodを購入前におさえておくべきポイントは、迫力ある『音質』を体感したいかどうかをHomePod購入前に、一度自分に問い合わせてほしい。
特に、迫力ある重低音が響き渡る“高偏位ウーファー”が搭載されているHomePodは、コンパクトさが売りのminiと比較するとハッキリと違いを感じるられるほど、ダイナミックな音楽を楽しむことができます。
重低音が強く感じることができるますので、ズン…ズン…と体に響き渡るライブ感を自宅で再現できるのはHomePodならではしょう。
また、“Apple TV 4K”を持っている人は、空間認識機能に対応しているHomePodと連携し使用することで、自宅でホームシアターを再現することが可能になります。
5.1ch/7.1ch/Dolby Atomsのような迫力あるサラウンド再生を出力することができる点もHomePod miniには無い、HomePodならではの機能です。
HomePod mini購入前のポイント
HomePod miniを購入前におさえておくべきポイントは、『Siriでスマートホーム化』を実現してみたいかどうかをHomePod mini購入前に、一度自分に問い合わせてほしい。
スマートスピーカーであれば、AmazonのEchoやGoogleのNestなど安価なスマートスピーカーは他社でも販売されているのが現状です。
それでもHomePod miniを選ぶ理由として、AppleのAIアシスタントである『Siri』が使えるから、であると個人的には感じています。日々のスケジュールやタスク管理を「Hey,Siri〜」と音声だけで完了できてしまうのは、iPhoneユーザーの特権です。
さらに、HomePod miniは、スマートホーム用のハブとしても活用することができる。
照明やコンセントなどのHomeKit対応アクセサリと連携することで、以下のようなことを【声だけで】操作することが可能です。
- 「Hey,Siri、リビングの照明をオフにして」
- 「Hey,Siri、オフィスのエアコン温度を22度に」
- 「Hey,Siri、Apple TVで○○(番組名)を映して」…
このように使い方次第で、HomePod miniをスマートホームハブとした使い方ができます。


スマートホーム化って…?という方へは、手軽に導入しやすい「スマートプラグ(コンセント)」がおすすめ。音声だけでサーキュレーターや照明のON/OFFができるスグレモノ(詳細は、以下レビュー記事を参照)。


まとめ:HomePodとHomePod miniの選び方まとめ|5つの違いを解説
以上、HomePodとHomePod miniの5つの違いとHomePodの選び方についての解説記事でした。
個人的に、HomePodとHomePod miniを選ぶポイントは、(価格差以外に)快適なオーディオ性能が欲しい人はHomePodを選ぶべきと感じています。
HomePodでは、自宅で重低音の効いたミュージックを体感することが可能です。さらに、Apple TV 4Kと連携が可能ですので、ホームシアターとしても活用できるのはHomePodだからこそできること。
とはいえ、HomePod miniは満足度が高く、コスパ重視にはおすすめ。
iPhoneを中心としたスマートホーム用のハブとして利用できますので、スマートホーム化をしたい人にはHomePod miniから始めてみてはいかがでしょうか。
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