CZUR ET24 Pro レビュー | 本の断裁が不要な高性能ブックスキャナーが革命的すぎた
こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。
紙の本をスキャンして電子化するブックスキャナーが流行している近頃。ブックスキャナーメーカーとして有名な”CZUR”からフラッグシップモデルの「ET24 Pro」が新登場しました。
ET24 Proは、スキャンスピードは1~2秒と超高速で2,400万画素・320dpiの高画質、そしてAI技術を活用した歪み(曲がり)の自動補正機能搭載とハイパフォーマンスモデル。もちろん本の断裁は必要ありません。
「書籍を電子化するための今までの労力どこいった・・」と思うほど、機能もりもりの高性能モデルが特徴的。
- 手持ちの書籍を電子化したいけど、時間もかかるし面倒すぎる・・
- 保育園や学校でもらった写真(作品)を電子化して残しておきたい!
- 家(オフィス)にある大量の本をどうやって電子化するんや・・
こんな悩みがある方は、ぜひCZURのブックスキャナー”ET24 Pro”を検討していただきたいです!
ということで本記事では、ブックスキャナー初心者の僕も楽々扱える操作性、そして一瞬で電子化できる機能性を備えた最高モデルのCZURの『ET24 Pro』をレビューしていきたいと思います。
ブックスキャナーはどうやって使うの?をはじめ、機能や実際に使ってみた感想など詳しくレビューしていきますので、気になってる方の参考になれば幸いです。
- CZUR:ET24 Proをレビュー
- 特徴、メリット、デメリットを紹介
CZUR : ドキュメントスキャナー”ET24 Pro”の「特徴」
今回紹介する商品は、クラファンMakuakeで歴代売上No.1(総売上2.4億円以上)の実績を誇るCZURのドキュメントスキャナー『ET24 Pro』。スキャン技術の専門家として有名でシリーズ累計40万台以上の出荷台数があるCZURから、ブランド10周年のフラッグシップモデルとして新登場しました。
ざっくりと特徴をまとめると、次の通りです。
- 本を断裁せずに瞬時に電子化できる高性能ブックスキャナー
- 超高速スキャンに対応(見開き2ページでわずか1~2秒)
- 高品質なページ補正(ページの曲がり/歪みを自動補正するAI技術搭載)
- CZUR最高クラスの高画質(2,400万画素・320dpi)
- 紙1枚から分厚い本までスキャン可能(A3:35mm、A4:50mm)
- OCR機能搭載で、JPGE/PDF/Word/Excelに変換可能
- HDMI接続対応で、手元の資料を映せる書画カメラとしても活用可能
- 互換性:macOS、Windows、Linux
- 価格:94,500円※定価
CZUR(シーザー)は、2013年設立のスキャン技術のリーディングカンパニー。中国深センに本社を構えたスキャン技術専門のメーカーで、日本国内でも約65店舗の大手家電量販店でも取扱いされてます。
非破壊型なスキャンができるで有名なCZURですが、今回紹介する「ET24 Pro」は最新にして最高の最上位モデルであることが特徴的。
スキャナーを使うシーンを具体的に挙げておくと・・
- 手持ちの書籍や雑誌・漫画など電子化したい
- 思い出の写真や手紙・作品などを劣化する前にデータ化したい
- 商談中の議事録や資料、デザインラフやメモ書きなど社内に保存したい
などなど、デジタル化が進む現代では仕事だけでなくプライベートでも活用するシーンって意外と多いもの。僕は今30代半ばに差し掛かってきてるんですが、子ども時代の写真を見ると「あれ、色褪せてる・・」なんて経験が。我が子の保育園からもらった写真もいつかこうなるのか・・と思うと残念すぎるじゃないですか。。
てことでデータ化しようと思ってた昨今、今回CZURさんからレビューの機会をいただいたわけですが・・こんな手軽に電子化できるのかと驚愕。写真だけでなく書籍も一瞬でした。
「ET24 Pro」の最大の特徴は、2,400万画素という高画質+1ページ1秒という超高速スキャンに対応してること。作業マットに書類を置いて、付属のハンドボタンやフットペダルで押すだけで一瞬でスキャンしてくれます。
CZUR独自の湾曲補正技術で、スキャンデータを自動平坦化してくれるので、見開きページがある本も断裁することなくスキャン可能。
対応している厚みは、A3:35mm・A4:50mmまで。ちょっと分厚い本でも付属の指サックも使って支えるだけでOK。映り込んだ指サック(指)も自動的に削除してくれます。
今までのスキャナーに挟み込んで本を押し潰してスキャンして、次のページをめくってまた押し潰してスキャンして・・という動作が全く不要。スピード感がまるで違います。
また専用ソフトも用意されてるので、手順に沿って使うだけと扱いやすさも嬉しいポイント。このあたりの操作性や機能性など、次項で詳しくレビューしていきたいと思います!
CZUR:高性能ブックスキャナー ET24 Pro レビュー
開封〜同梱品など
まずは商品を注文すると、中々サイズ感のある頑丈なパッケージで登場。中の付属品が綺麗に梱包されていて、価格同様の特別感を感じられました。
同梱品は、次の通りです。
- スキャナー本体
- サイドライト
- フットペダル
- ハンドボタン
- 作業マット
- 電源アダプター
- 指サック
- USBケーブル
- 変換プラグ
- インストールCD
- 取扱説明書・保証書
本スキャナーを利用するには専用ソフトを利用。公式サイトまたは、冊子に入っているインストールCDからソフトウェアをPCにインストールする必要があります。
スキャナー本体がこちら。本体にもライトが搭載されてますが、より鮮明な写真を取り込むための着脱式サイドライトも付属し、タッチセンサー式の電源ボタンも配備。
スキャナー本体とPCを繋ぐケーブルは、USB式。MacBookで使う場合は直接差し込みできないので、USBハブやドックが必要です。
スキャン時の付属品は、手で操作するハンドボタンや足で操作するフットペダルも同梱。どちらもUSB-Aで、好みのスタイルでスキャンできます。
電源アダプターは、国内対応の計3種のプラグを搭載。各国でも使えるよう取り外し式となってます。
指サックは、見開きページを支えるために左右で2つ付属。
最後に、紙や本を置くための専用マットも付属。横52cm×縦40cmとめちゃくちゃ大きいサイズ感。最大A3サイズまで対応してるので、設計図やポスターなども置けます。
ET24 Proの外観デザイン
ET24 Proの外観は、全体的にマットブラックで統一されたスキャナーらしさを感じさせない美しい仕上がり。書籍を置いてスキャンするオーバーヘッド型なので、折りたたみはできません。
上部には、投影した映像を確認できる2.4インチの液晶ディスプレイと各種ライトを搭載。スキャンしたい映像をわざわざ外部モニターで確認しなくてもいいのは嬉しいポイント。
ヘッド内側には、COMSセンサー搭載のカメラと光量を2段階調整できるトップライトを配備。
土台には、撮影・ズームイン/アウト・ライトの各種ボタンを配備。ズームイン/アウトは、HDMI接続時に使用できます。
土台背面には、ノートPCやモニターに接続するための各種ポートやボタンが搭載されてます。
- HDMI(モニター接続用)
- リセットボタン
- USB-A(ハンドボタン or フットペダルと接続)
- USB(PC接続用)
- 電源入力
- 電源スイッチ
なお本体サイズは、長さ37.5cm×幅22.0cm×高さ39.0cm。重量は、1.5kg。デスクマットを広げてスキャナーを置くとそれなりに設置スペースが必要なので場所を選ぶ必要はありそうです。
また、ET24 Proには画像が白くぼやけるのを防いだり、反射を防ぐためのサイドライトを搭載。マグネットで着脱できるタイプ。
サイドライト裏面には、センサー式の電源ON/OFFボタンが配備されてます。
スキャナー底面がこちら。滑り止め用のゴムが4箇所配備されてますし、1.5kgとそれなりに重さがあるので安定性は高め。
自動補正で超高速スキャンに対応
ET24 Proには、製本された見開き状態でも断裁せずにスキャン可能。見開きページの湾曲部分をフラットなページとして自動補正してくれます。
特筆すべきは、取り込み速度はたった1秒と超高速であること。300ページを10分で保存できると驚きのスピードなので、分厚い書籍だってサクッと電子化できます。
さらに「手めくり自動スキャン」機能も搭載。基本的にはハンドボタンやフットペダルで1枚ずつスキャンしますが・・パラパラとページをめくるだけと爆速でスキャンが可能。
読み取り精度は多少落ちるものの、文庫本などのテキストベースのデータであれば問題なく読み取り可能。傾き自動補正も搭載してるので、角度やトリミングも自動調整してくれるのは嬉しいポイント。
もちろん、CZURアプリでもスキャン後に調整可能。
色味の調整や回転・コントラスとシャープネス、トリミングやファイルサイズ変更など、全てアプリ上で完結できるのは助かります。
名刺やレシートをまとめてスキャン!
ET24 Proでは、複数枚の名刺・レシートをまとめてスキャン可能。こんな感じでバラバラに置いても全然大丈夫です。
一つ一つの名刺・レシートを個別に自動認識して保存してくれるので、会計担当の方や個人事業主の方にはありがたいですよね。
僕も今までレシートを会計アプリで1枚ずつ撮影して保存してたのですが、これをまとめてPDF保存できるので重宝してます!
文字起こしでWordやPDFファイルに出力可能
ET24 Proには、OCR機能(光学文字認識)が搭載してるので、スキャンした画像の文字を読み取り、WordやExcelファイルにエクスポートできます。
- Word(OCR)
- Excel(OCR)
- サーチャブルPDF
- TIFF
- TXT
対応言語は187言語でもちろん日本語にも対応。日本語の読み取り精度は90%超えと非常に高く、書き写し程度の目的であれば時間を大幅に削減できるのは嬉しい。
特に教科書や参考書など、あとで見直して文字検索したいシーンにOCR機能は有効的。WordやExcelに変換する処理速度はそれなりにかかりますが・・打ち込む時間と比較すれば桁違いで早いので時間を大幅に削減できそうです。
見開きページは指サックを使うとスムーズ
ET24 Proには、見開きページをスキャンする時に便利な指サックが付属。スキャン時に映り込んだ指サック(または、指)を自動削除してくれます。
左右のページを1枚ずつ処理してくれるページの自動分割にも対応してるので、本や雑誌の断裁は不要。全ての書籍を電子化・・って中々勇気がいるので大切な書籍をそのまま残しておきたい時も断裁しなくてもいいのは助かります。
光沢紙も綺麗にスキャンできるサイドライトが付属
写真やポスターなどよく使用される光沢紙をスキャンする際は、光の反射が天敵・・。ET24 Proには、光の反射を低減できるサイドライトが付属するので、光沢紙特有の白いぼやけを抑えてスキャンできるのが魅力的。
基本的には2段階調整できるトップライトを使って、光沢紙の場合はサイドライトのみ使用するのがおすすめ。トップライトは計10基のLEDが搭載されてて申し分なしの光量なんですが、さらにサイドライトを使えば・・
これだけの明るさなのでデスクライトとしても併用できそうです!
設置スペースは要検討・・
一点注意点としては、結構な設置スペースが必要なので、常設して使う場合は置き場所を考えなきゃいけません。スキャナー本体は折りたたみ不可のオーバーヘッド型。解体ができないので保管場所どうする問題があります。
サッと取り出して使うは難しいかもですがデスクマットは包めて保管できるので、スキャナー本体を置くスペースを確保できないと実用的じゃないかな・・と感じました。
スピード感を求めるならばフットペダル撮影が最適
単純作業が必要になるスキャン撮影には、付属のフットペダルが最適。他にもハンドボタンやアプリ内のクリックで撮影できますが、湾曲した本など両手を使うシーンはこのフットペダルが有効的でした。
分厚い書籍をサクサクとスキャンするには、両手をページめくり(押さえ)に使ってフットペダルで撮影することでスキャンの高速化を図れます。
HDMI接続で書画カメラとした使い方もできる
ET24 Proには、ベース背面にHDMIポートを配備。ここからテレビやモニターに接続することで、手元の資料を映し出すサブカメラ(書画カメラ)とした使い方も可能。
これだけの本体サイズなので使用シーンは限定されるものの、2,400万画素の解像度で画質も気になりませんし、ベースには「+」「-」ボタンが配備されてるので、最大12倍までズームイン/アウトしながら投影可能。
もっというと書画カメラだけでなく、(PCに接続すれば)録音録画にも対応。プレゼンはもちろん、Web会議でも重宝しそうなこの機能。もっと早く出会いたかった・・。
まとめ : CZUR ET24 Pro レビュー
ということで、CZUR史上最高スペックのブックスキャナー「ET24 Pro」をレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。
- 超高速・高品質な断裁不要の高性能ブックスキャナー
- 紙1枚から分厚い本までスキャン可能
- 最大A3サイズに対応!光沢紙もぼやけを抑えるサイドライトが付属
- ハンドボタンやフットペダルなど豊富な撮影スタイル
- プレゼンに最適な書画カメラとした使い方ができる
- 撮影/設置スペースを確保する必要あり
- Word/Excelへの文字起こし処理は時間がそれなりにかかる
CZUR史上最高スペックとなるフラッグシップモデルの「ET24 Pro」。正直、ET24 Proを使う前までは、「わざわざブックスキャナーを用意する必要性とは・・」と思っていた自分が恥ずかしいほど今では重宝してます。
価格は10万円近くとそれなりにしますが、デジタルとアナログが共存する現代だからこそ、書籍の電子化だけでなく、写真や思い出の作品などを電子化して残しておけるメリットは価格以上の価値を感じました。
とはいえ10万か・・と中々手が出しづらいと思うので、価格がネックな方にはお手軽なモデルも販売されてるので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
書籍やカタログ・資料・ポスターの電子化をはじめ、中小企業の会計担当、個人事業主の電子帳簿としても使えるシリーズ最高傑作の「ET24 Pro」。気になっている方はぜひ導入を検討してみてください。
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