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Apple製品・ガジェットのレビューブログ「yuLog」の運営責任者。

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Aladdin Poca Laser レビュー | 最大200インチ×360°回転の自由すぎるレーザープロジェクターが革命的すぎた

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こんにちは、Yuma(@yuLog_jp)です。

Aladdin X株式会社から登場した次世代モバイルプロジェクター『Aladdin Poca Laser』。レーザー光源を採用した小型プロジェクターながら、最大200インチの大画面投影と360°自由自在な角度調整を実現した、まさに”自由すぎる”一台です。

Aladdin Poca Laser
Aladdin Poca Laser

バッテリー内蔵でアウトドアにも持ち出せて、Harman Kardon製スピーカー搭載でオーディオ体験も本格派。さらにAladdin Lensを使えばプロジェクターの枠を超えた空間演出までこなしてしまう、まさにオールインワンの野心作。メーカーさんからサンプルを送っていただきしばらく使ってみました。

Makuakeで先行販売中のこのプロダクト、果たして本当に”自由すぎる”プロジェクターなのか。実際の使用感を交えながら魅力と気になった点を包み隠さずお伝えしていきます。

本記事の内容(まとめ)
  • Aladdin Poca Laserをレビュー
    • 特徴、メリット、デメリットを紹介
Contents

Aladdin Poca Laserの「特徴」

製品名Aladdin Poca Laser
メーカーAladdinX株式会社
光源Laser(三色レーザー)
輝度550 ANSIルーメン
色域BT.2020 110%
コントラストダイナミック:3000:1
投影サイズ最大200インチ
解像度1080P(フルHD)
内蔵バッテリー時間映画鑑賞 約2.5時間(エコモード)
音楽再生 約6時間
スピーカーHarman Kardon 6Wx2
※ドルビーオーディオのデコードに対応
回転機構360°自由調整
自動補正機能オートフォーカス、自動台形補正
対応アプリNetflix、YouTube、Amazon Prime Videoなど
サイズ207.6×96.5×96.5mm
重量1.32kg
通常価格99,900円
Aladdin Poca Laserの特徴

特徴を大きくまとめると、次の通りです。

  • 三色レーザー光源による圧倒的な色再現性
  • 360°回転機構×最大200インチの投影自由度
  • バッテリー内蔵でどこでも映画館体験

Aladdin Poca Laserの最大の武器は、なんといっても三色レーザー光源を採用していること。一般的なLED光源のプロジェクターと比較して、色域カバー率がBT.2020規格・110%と圧倒的。簡単にいうと、映画館のスクリーンで観るような鮮やかで深みのある色彩を自宅やアウトドアで手軽に再現できます。

色味が美しすぎる・・!!
色味が美しすぎる・・!!

特に赤や緑の発色がめちゃくちゃ鮮明。自然の風景やアニメーション作品を観ると「こんなに色って鮮やかだったのか・・」と感動してしまうレベル。しかもレーザー光源は寿命が長くて、約25,000時間もの長く使えるのでランプ交換の手間やコストを気にする必要がない。プロジェクター初心者にこそ体験してほしい、次世代の映像体験がここにあります。

そしてもう一つの大きな特徴が、360°自由に回転できるスタンド機構。天井、壁、床、斜めの角度――どんな場所にも、どんな角度にも投影できる自由度の高さは今までのプロジェクターの常識を完全に覆すレベル。ベッドに寝転がって天井に映画を映すもよし、キャンプで木や壁に投影するもよし、シーンを選ばず使えちゃいます。

斜めや真上にだって映せちゃうのです
斜めや真上にだって映せちゃうのです

投影サイズも最大200インチと大きく、ちゃんと距離を確保すれば映画館のようなダイナミックな映像体験が可能。もちろん最小の40インチ程度でも申し分ないくらいの美しい映像が楽しめる。部屋の広さを選ばずに使えるのも嬉しいポイントですね。

さらにオートフォーカスと台形補正機能も優秀すぎ。電源を入れて数秒で自動的にピントが合ってくれて、歪みのないクリアな映像を表示可能。「プロジェクターって調整が面倒」というイメージを完全に払拭してくれる、ストレスフリーな設計となってます。

3つ目の特徴としては、Aladdin Poca Laserには大容量バッテリーが内蔵されていて、電源がない場所でもフル活用できること。

しかもこれだけのコンパクトさ
しかもこれだけのコンパクトさ

エコモードなら映画を約2.5時間連続再生できるので、一般的な長編映画を余裕で最後まで楽しめます。さらに音楽再生モードにすれば約6時間も駆動してくれるので、キャンプやベランダでのアウトドアシアター、車中泊での映画鑑賞など、、使い方の幅は無限大ですよ。

同梱品は次の通りです

同梱品
同梱品
  • Aladdin Poca Laser本体
  • Aladdin Lens A
  • Aladdin Lens B
  • Bluetoothリモコン
  • 赤外線ミニリモコン
  • 単4電池×2
  • 電源プラグ
  • 取説、保証書一式

単体として買ってもこれだけのセット品が付いてきます。

さらにもう一個上のセット品である「専用ポータブルキット」に付属する”専用バッテリー付きスタンド”と組み合わせれば、さらに長時間で使うことが可能。ポータブルプロジェクターとしての機動力と据え置きプロジェクター並みの映像品質を両立していることが、Aladdin Poca Laserの真骨頂です。

\Makuakeでチェック/

Aladdin Poca Laserの使用感

手のひらサイズなのに存在感抜群のデザイン

まず手に取って驚くのが、そのコンパクトさと質感の良さ。重量約1.3kgと聞くと少し重そうに感じますが、実際に持ってみるとバランスが良くて片手で楽々持ち運べるサイズ感です。本体は丸みを帯びた円筒形のデザインで、マットな質感が高級感を演出。カラーは落ち着いたグレー系で、リビングに置いてもインテリアに馴染む上品な仕上がりとなっています。

手のひらサイズなのに存在感抜群のデザイン

本体前面にはレンズ部分、背面にはHarman Kardonのロゴが刻まれたスピーカーグリルが配置されていて、見た目からして「ただのプロジェクターじゃない感」が漂っています。スタンド部分は360°回転する関節のような構造になっていて、どの角度からでもカチッとしっかり固定できる安定感がありますね。

背面にはHarman Kardonのロゴが刻まれたスピーカーグリル

ちなみに、本体を持ち上げると自動的に電源が入る”リフトオン機能”が搭載されているんですが、これがめちゃくちゃ便利。ボタンを押す手間すら省けるので、「今すぐ映画観たい!」という衝動にも即座に応えてくれますね。

レーザー光源×Harman Kardonスピーカーの圧倒的没入感

実際に映像を投影してみると、まず驚くのが色の鮮やかさ。三色レーザー光源の威力は想像以上で、特に赤や青の発色が素晴らしい。いくつか映画やドラマを観たんですが、炎の赤やネオンの青がビビッドに映し出されいて映像の迫力が段違いでしたね。輝度も550ANSIルーメンと十分なので、カーテンを閉めた部屋なら昼間でも問題なく視聴可能。夜間であれば、もう言うことなしの美しさです。

風景や建物などを映した写真たちがこちら

スクロールできます
投影写真1投影写真2投影写真3投影写真4

さらに特筆すべきは、音質の良さ。低音がしっかりと効いていて臨場感抜群ですし、Harman Kardon製のスピーカーを搭載しているだけあって、小型プロジェクターにありがちな「音がペラペラで外部スピーカー必須」という問題がない。もちろん、本格的なホームシアターには敵いませんが、このサイズ感でこの音質が出せるのは正直驚きでしたね。。

低音がしっかりと効いていて臨場感抜群

音楽再生モードにすればBluetoothスピーカーとしても使えるので、ムードライトと組み合わせてリラックスタイムを演出するなんて使い方も楽しめます。

投影時の動作音も静かで、50dB以下と公式発表されている通り、映画鑑賞中に気になることはありませんでした。ファンの回転音はわずかに聞こえますが、映画の音量でほぼかき消されるレベル。動作音はなんら心配することないと思います。

自動補正機能が優秀すぎて設置が超楽ちん

プロジェクターの面倒くさいポイントといえば、ピント合わせと台形補正ですよね。でもAladdin Poca Laserはその心配が一切ない。電源を入れて投影を開始すると、オートフォーカス機能が自動的にピントを合わせてくれて、台形補正も±40°の範囲で自動調整してくれます。つまり、適当な場所に置いて電源を入れるだけで数秒後にはクリアな映像が映し出されるのです。

こんな角度でも映せて自動補正までしてくれる
こんな角度でも映せて自動補正までしてくれる

ただし、側面投影角度は25度以内での使用が推奨されているので、あまりに極端な角度だと補正が効かない場合もあります。とはいえ、一般的な使用シーンであれば問題なく自動補正が機能してくれるので初心者でも安心してお使いいただけるかと思います(もちろん、手動で補正の調整もできます)。

360°回転スタンドとの組み合わせで、本当にどこにでも映像を投影できるので驚きですね。

回転させるだけで天井にだって映せちゃいます
回転させるだけで天井にだって映せちゃいます

天井に映して寝転がりながら映画鑑賞、壁に映してリビングシアター、床に映してプレゼン資料の共有――使い方のアイデアが次々と湧いてくる楽しさがあります。キャンプに持っていっても、テントの壁に映したり、木に映したりと、アウトドアならではの使い方ができそうですね。

Aladdin Lensで広がる“光の演出”──空間を彩る新しい楽しみ方

Aladdin Poca Laserには、「Aladdin Lens A」と「Aladdin Lens B」という2つの特殊レンズが同梱されています。これをレンズ部分に装着すると、通常の映像投影ではなくて光のパターンを壁や天井に投影できる「ムードライトモード」に変身します。

左がLens A、右がLens B
左がLens A、右がLens B

Lens Aは幾何学的な模様、Lens Bは自然なグラデーションパターンを投影でき、部屋の雰囲気を一気にオシャレ空間に変えてくれます。

宇宙や星空を探索できるLens A
宇宙や星空を探索できるLens A
入眠サポートに最適なLens B
入眠サポートに最適なLens B

パーティーやリラックスタイム・寝る前の癒し時間など、映画を観る以外の用途でも大活躍ですね。ただし、Aladdin Lensは映画鑑賞用ではなく、あくまで雰囲気作り専用のアクセサリー。使用中は映像がぼやけたり歪んだりしますが、これは仕様なので心配不要。暗めの環境で使うと最高に映えるので夜の使用がおすすめです。

また、アンチグレア機能も搭載されていて、レンズから30cm以内に人が近づくと自動的に光出力が下がる安全設計になっています。小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使える配慮が嬉しいですね。

リモコン2つの安心感!使いやすさが絶妙でした

Aladdin Poca Laserには、BluetoothリモコンとコンパクトなIR(赤外線)ミニリモコンの2種類が付属。Bluetoothリモコンは一般的なテレビリモコンのような使い心地で、Netflix専用ボタンなども配置されていて直感的に操作可能。ミニリモコンは本体にストラップで取り付けられるようになっていて紛失防止に配慮された設計です。

リモコン2つの安心感

なお、通常リモコンの主要ボタンにはバックライトを搭載。周りが暗い環境でも間違えることなく操作できるのも地味に嬉しいポイントでした。

OSはAndroid TVベースのカスタムOSを搭載していて、Netflix、YouTube、Prime Videoなどの主要ストリーミングサービスに正式対応しています。Wi-Fi 5にも対応しているので安定した動画再生が可能。ストレージは内蔵しているもののシステム領域で結構使われているので、ローカル保存用というよりはストリーミング視聴メインで使うのが現実的だと思います。

個人的に、TVerが見れるのが嬉しすぎる
個人的に、TVerが見れるのが嬉しすぎる

あと、HDMI入力も搭載しているので、ゲーム機やPCを接続して大画面ゲームやプレゼンにも使うことも可能。ただし、HDR10フォーマットには非対応なのでその点は注意が必要ですね。とはいえ、1080PフルHDの映像品質は十分に美しいので普段使いで困ることはまずないと思います。

バッテリー駆動時は自動的にエコモードになりますが、より明るい映像が欲しい場合は手動でエコモードを解除することも可能です。その場合、連続再生時間は短くなりますが輝度を最大限に引き出せます。

ポータビリティと専用アクセサリーの充実度

Aladdin Poca Laserの魅力は、持ち運びやすさと拡張性の高さにもあります。別売りの専用キャリーケースを使えば、本体、リモコン、アダプター、2つのAladdin Lensを整理して収納できて、持ち運びが格段に楽になります。他にも、専用バッテリー付きスタンドを購入すれば、エコモード使用時に映画を約5時間連続再生、音楽再生なら最大約12時間も駆動できるようになる。長時間の使用や、電源が確保しにくいアウトドアシーンでは必携のアクセサリーと言えそうですね。

専用ポータブルキット

専用ポータブルキットも用意されていて、バッテリー付きスタンドとキャリーケースがセットになったお得なパッケージもあるので、アウトドア派の方は要チェックです。

少し気になったポイント

完璧に見えるAladdin Poca Laserですが、使っていて少し気になった点もいくつかあります。

まず、充電には専用のアダプターが必要(65W、20V/3.25A)で、汎用的なUSB-C充電器では十分な電力を供給できない場合があること。公式では、出力が65W以上かつE-markerチップ搭載のUSB-Cケーブルの使用を推奨しているので、サードパーティ製品を使う際は注意が必要。対応していない充電器を使うと、起動しなかったり故障する恐れがあるのでできる限り純正品を使うことをおすすめします。

65Wなだけあって、サイズ感もやはり大きめ
65Wなだけあって、サイズ感もやはり大きめ

次に、プロジェクター本体が閉じた状態で電源ボタンを押すと、ムードライトモードになる仕様。これは便利な機能なんですが、意図せずムードライトモードで起動してしまうことがたまにありました。もし通常の映像投影モードで起動したい場合は、本体を開いた状態で電源を入れるか、設定で「本体を閉じると電源オフ」に変更する必要があります。

設定はここから
設定はここから

あと、投影サイズは最大200インチまで対応していますが、快適な視聴を楽しむためには60〜120インチが推奨されています。設定によっては200インチ投影は画質が低下することもありますからね、、用途に応じて適切なサイズを選ぶことが重要ですが、ここは機能とサイズ感とのトレードオフだと思います。

まとめ : 360°回転する自由度MAXのレーザープロジェクターで映画体験が変わる

360°回転する自由度MAXのレーザープロジェクターで映画体験を変わる

ということで、Aladdin Poca Laserをレビューしました。メリット・デメリットは次の通りです。

Aladdin Poca Laser
総合評価
( 5 )
メリット
  • 三色レーザー光源で色域BT.2020 110%の鮮やかな映像を実現
  • 360°回転スタンドによる圧倒的な設置自由度
  • オートフォーカス・台形補正機能が優秀で設置が簡単
  • バッテリー内蔵でアウトドアや電源のない場所でも使える
  • Harman Kardon製スピーカーで小型ながら高音質を実現
  • 約1.3kgの軽量ボディで持ち運びも楽々
デメリット
  • 最大200インチ対応だが推奨は120インチまで
  • 専用充電アダプターが必要。サードパーティでは十分な電力供給が難しいことも
  • HDR10フォーマットに非対応(HDMI接続時)

今までのプロジェクターにありがちな「設置の面倒くささ」や「持ち運びの不便さ」を完全に解消したAladdin Poca Laser。特に、オートフォーカスや台形補正などの自動機能が優秀なので、難しい設定や調整が一切不要。電源を入れればすぐに美しい映像が観られる手軽さは、プロジェクターに対するハードルを大きく下げてくれました。「プロジェクターって難しそう」と躊躇していた方こそ、ぜひ試してほしい一台です。

画質や音質にこだわりたい映像・音楽好きの方に特におすすめですね。三色レーザー光源による圧倒的な色再現性とHarman Kardon製スピーカーの高音質は、映像作品や音楽を心ゆくまで堪能したい方の期待に十分応えてくれる品質。小型プロジェクターだからといって妥協したくない、そんなこだわり派の方にこそ手に取ってほしいと思います。

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